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スーパーナチュラル/Supernatural :: 3-10 :: Dream a Little Dream of Me :: ネタバレ

transシーズン3の10話。ボビーが絶体絶命ピンチ。ネタバレ。
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SPOILER ALERT!!!
ネタバレです!!!
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冒頭シーン。ボビーがひとりでどっかの家にいて、悪霊らしき女にガバッと襲われた。

こちらは兄弟。サムが昼間っからバーで飲んでて、それはディーンを救えないからであり、彼は無性にドランカー。そこにディーンがきてふたりは重い顔で話し合う。サムは「あーもうだめだー。ルビーだってほんとは救えないんだ」と飲んだくれ、ディーンはその通りだと知ってるわけだが、もちろん彼は黙ってる。このシーンのサムのこの台詞がよかったですね↓

No one can save you because you don't want to be saved.

そこにボビーがピンチと連絡が入った。えらいこっちゃ。兄弟はあわてて出ていった。ボビーはピッツバーグの病院に入院中だった。彼は昏睡中。医者によれば「原因がまったくわからない」という。つまりただ眠ってるだけ。ボビーは夢の中で魔物と闘っているのだろうか。

ボビーはピッツバーグでナニをしてたのか。なにか事件を追っていたのか。彼が滞在していたホテルにいって手がかりを探した。クローゼットの奥にごっそり資料があった。

その中にグレッグ博士っていう神経学の大学教授の資料があって、彼は眠り病になって、そのまま死んだとあった。ボビーと同じ症状。てことはボビーも死んじゃうのかも。彼はきっとその謎を解こうとしてて、博士と同じ症状になってしまったのだな。

クローゼットの中にはたくさん資料があった。サムがひとりでこつこつ調べることにした。ディーンはそのあいだグレッグ博士を調べにいった。刑事のフリをしてアシスタントだった大学生に話を聞いた。アシスタント女性はめんどくさがって話してくれなかった。「ヒゲのステキな刑事さんにぜんぶ話したのに」というのは恐らくボビーなのだろう。

ディーンは渋る相手に「警察署にきてもらって事情聴取をしてもよいのだぞ」「新証拠が出た」とダマして博士の研究に関する資料をごっそりもらえた。博士は『眠り』に関する秘密の実験をしてたらしい。

ディーンはそれを元に、博士の実験の被験者だったという学生に話を聞きにいった。この大学生は家に刑事がきてびっくりしたが、それがマリファナ絡みじゃないとわかると安心したようでありビールをくれた。ディーンは「勤務中であるが、たまにはよいか」とおいしそうにごくごく飲んだ。コレが不注意だったわけですが。後から明かされます。

大学生はCWS(Charcot-Wilbrand Syndrome)ていう病気で、それは『夢が見れない病』なんだそうである。小さい頃にバイク事故に遭って以来彼は夢を見れなくなった。博士は彼にひどい味と匂いがする黄色いティーを飲ませた。そしたら強烈にアシッドな夢を見た。それをきっかけに彼は怖くなって博士のところにいくのをやめたんだという。

ボビーは相変わらずお眠り中。兄弟はボビーの病室で話し合う。サムが調べてきたことを要約した。ボビーの資料の中にあったsilene capensisという植物は、アフリカの呪術師が用いるdream rootだとわかった。それは他人の夢の中に侵入する呪術で、これを極めちゃうとフレディ・クルーガー(『エルム街の悪夢』のアレですね)になれちゃうという。ひとが見てる夢の内容を変えたり、夢の中でそのひとを殺したりできるようになる。

グレッグ博士は秘密裏にソレを研究し、学生の被験者を使ってせっせと実験をしてたのだ。サイケデリックの始祖、ティモシー・リアリーにフレディが棲みついたという最凶キャラなんだろうか。

ボビーはその頃、夢の中で孤独な闘いを強いられているのであった。あの冷静沈着なボビーアニキが「ヘルプミー!」と叫んでいるから私は(たぶんあなたも)驚いた!

てことまでわかったのだが、博士は死んじゃったのだし、どこのだれが敵なんだかわからない。夢の中に出てくる敵にどう対処したらよいのだろう。サムは悲しくいった。「いつも困ったときにはボビーに聞くんだけどな。できないしな」という言葉を聞いたディーンは「サム、それだ!」とひらめいた。「おれたちもそのヤクをやって、ボビーの夢の中に助けにいこう」と提案した。それはものすごく危険だけれど、ボビーのためだからやるしかない。だが問題は、それに必要なdream rootをどこで手に入れればよいのかという点である。博士の資料の中には写真しかなかったのだ。

ディーンは嫌々ながらベラに助けを求めた。彼女はオカルト珍品を売り買いしてる人間だから頼めば手に入るだろう。が、意外なことに断られた。ところがその後、気が変わったようであり「ボビーのためなら」といって、ベラはふたりのホテルにdream rootを持ってきた。とても珍しくてヤバい品だそうである。彼女がこれをくれたのは、いちどボビーにFlagstaffで命を救われたことがあるからだという。

このシーンではサムがベラとナニしちゃう夢を見てしまうという小ネタがあったが、あれはつまらなかった。サムの女性ファンはもちろんおもしろくないだろうが、私は男だけど、やっぱりアレはつまらなかった。笑いのツボはひとそれぞれだと思うけれど。

ま、とにかくボビーの夢に世界に突入できる秘密のドラッグが手に入ったので作戦実行である。ベラをサッサと追いだして、兄弟はソレで煎れたお茶をごっくん。いっしょにボビーの髪の毛も飲んだ。そうしないとボビーの夢に行けないのである。

兄弟はボビーの夢に侵入した。そこはボビーの家である。今の家ではなくて、彼が過去に住んでたとこなのかな。ディーンはぐるぐる歩き回ってボビーを見つけた。彼は死んだ妻のオバケに追いかけられていた。かつて悪霊にヤラレた妻を泣く泣く殺したという過去があるらしい。ボビー妻は「わたしゃあんたに殺されたーうらめしやー」と追いかけ回し、ボビーは「堪忍してくれ〜」と怯えきっていた。日頃は沈着冷静な彼とは別人のようである。

こちらはサム。家の外でだれかにバットで殴られた。そいつはなんとディーンが話を聞きにいった大学生男であった。なんで彼がここにいるのだろう。サムが「おまえはだれだ?ここはおれの友達の夢の世界だ」といったら、相手は「おまえはへんな友達を持ってるな。やつはぼくを追いかけてきたんだよ」「それはおまえがキラーだからだ」「口に気をつけろ。ぼくはここじゃ神だぞ。おまえは虫ケラだ」

再びディーンとボビー。狂気の妻オバケがふたりを追いかけ回す。ボビーはオロオロと逃げ回るだけ。ディーンは必死で彼を説得した。「これは夢である。シャンとしろ。目をさませ。ぜったい死なせないぞ!あなたはぼくの父みたいなんだ!信じろ!」と励ました。ボビーは「夢だって?!」と驚いた。そしてウグッと気を念じた。彼は目を覚ました!同時にディーンもサムも目を覚ました!ふぅ。ボビーは救われた。

ディーンは病院で「妻の話は本当か」と尋ねた。ボビーは「ハンターになるくらいだからな」と答えた。彼もまた暗い過去を背負っているのである。ボビーは兄弟に深く感謝した。

ボビーを救うことができたが、敵はまだどこかにいる。ボビーによれば、サムを襲った大学生(ディーンが会った大学生)はジェレミー・フロストといい、IQ160の天才である。子供の頃に父親にバットでブン殴られた。それでCWSになって夢を見ることができなくなったが、グレッグ博士の研究の被験者となり、不思議ドラッグの効果でサイケデリック体験をした。彼はその経験が忘れられなくてズブズブにハマった。というわけなのだった。ジェレミーが博士を殺したのかな。

それにしてもなぜボビーほどの優秀なハンターがヤラレたのだろうか。ボビーはポカミスを告白した。ビールを勧められて飲んじゃったのだという。あちゃー。ディーンもヤラレたと気づいた。

てことは、敵はディーンとボビーの夢の中にいつでも入ってくることができるという意味である。てことは、ふたりは眠っちゃいけないのだ。という設定は『エルム街の悪夢』と同じである。あの映画のナニが怖かったかって「眠ると殺される」っていう設定の恐ろしさだったんだよな。兄弟とボビーは2日間かけて探しまわったが見つからない。ディーンは寝不足ゆえにものすごく怒りっぽくなっている。

ところでこのシーンでは、ベラがボビーといっしょになって敵の行方を探す手伝いをしていた。結局彼女は役立たずなんだが、ボビーは不思議に思った。「なんでおまえは助けるの?」と聞いたら「ボビーは覚えていないのね。Flagstaffでお世話になったから」と答えた。ボビーは「へんなの」ていう顔をした。

結局、敵であるジェレミーが見つからないので、夢の中で闘うことにした。ディーンの夢の中に舞台が移動します。サムもいっしょ。暗い森を歩いていったら、場違いにスィートなメロディが聞こえてきた〜♪

Stars shining bright above you.
Night breezes seem to whisper I love you.
"Dream A Little Dream Of Me"
performed by "The Mamas & The Papas"

リサが出てきた。3-02 :: The Kids Are Alrightで、ディーンと切ないお別れをしたリサである。チビディーンのお母さん。彼女はディーンをピクニックに誘った。これがディーンの夢なんだな。かわいそうだな。またあえるといいですね。

リサが消えて、こんどはジェレミーが現れた。夢の中で追いかけっこ。兄弟は離れ離れになった。ディーンは自分そっくりの敵、悪魔ディーンと対決。ディーンの最大の悪夢がこれなのだろう。リサの後にこれが出てくるというのが、文字通り天国と地獄。

一方、サムはジェレミーと対決。ジェレミーは夢を見れないことがとても不満だったが、博士がくれたティーのお陰で夢を見れるようになった。でも博士は彼からそれをとりあげたんだそうである。ゆえにジェレミーは暴走した。彼はどんどんその世界にハマり、どんどん強くなった。いまじゃ夢の世界の神になったという経緯が明かされていく。

再びディーン。目の前にじぶんそっくりの相手が出てきて、そいつは尊大な口ぶりでディーンの人生をセセラ笑う。そいつはディーンの気に障ることばかりいうが、さいしょのうちは「バカめ」と笑って聞いていた。そして「おまえなんかただの夢だ。コレで消えちゃう」といって、指をぱちんと鳴らした。でも相手は消えなかった。そしてますます嫌なことをいいだした。ディーンはだんだん腹が立ってきた。猛烈にカッカしてきちゃった。こんなことをじぶんそっくりの相手にいわれたのだ↓

「おまえのことはなんでも知っている。おまえがなにを怖れているかも知っている。おまえは自分でモノを考えられないイヌコロ並みのバカである。クルマ。レザージャケット。音楽。ぜんぶパパのおさがりだ。自分でモノを考えるってことができないの?おまえの頭の中はこればっか→『サミーを守れ』。バカじゃね?よくまぁ見事に訓練されたものだ。おまえはパパの道具だ。オヤジはおまえが野垂れ死にしようが知ったこっちゃない」

ついにディーンは怒った。彼はゲロを吐くように吠えた。自我の解放。その心の声を聞け!↓

My father was an obsessed bastard! All that crap he dumped on me about protecting Sam, that was his crap! He's the one who couldn't protect his family! He's the one who let mom die! Who wasn't there for Sam! I always was! It wasn't fair! I didn't deserve what he put on me! And I don't deserve to go to hell!

オヤジはイカレた妄想バカだった。なにがなんでもサムを守れなんておれに押しつけやがった。オヤジは自分のファミリーを守れなかった。オヤジのせいで母は死んだ。サムを守ってきたのはこのおれだ。こんなのフェアじゃない!なんでおれが地獄に行かなくちゃいけないんだドアホ!

これは悪魔ディーンじゃなくて、ディーン自身の口から出た言葉である。これを聞いた私たちはひぃいいいいと驚くが、もちろんこれはディーンの本心ではないと思うんですよ。だが、彼の心の一面でもある。彼はずっと禁欲的に父のいいつけを守ってきた。サムに「ディーンは自分を心配しろ」といわれても、それでも父の教えを守ってきたディーンが心の奥底に隠し持っていた心の排泄物なのだろう。

ディーンは悪魔ディーンをボコボコにぶん殴って射殺した。ハァハァと息をしつつ、自分が殺した自分の死体を見守った。相手はガバとはね起きた。その目は真っ黒。悪魔顔のディーンはディーンの脳に恐怖をたっぷり注入した。「おまえは逃げられん。おまえの未来の姿はこれだ」といわれた。ディーンはこわいと思った。

こちらはサム。彼はジェレミーに拘束され、バットでメッタ打ちにヤラレていた。ジェレミーはこれを続ける度に「どんどん強くなってきた」そうである。彼は自信たっぷりに無敵であり「おまえは一生眠り続けていろ」という。が、サムは「じつは作戦があったのだよ」と明かした。「おれもdream rootを飲んだんだ」と聞いたジェレミーはひぃいいいと怯えた。ジェレミーの死んだパパが出てきた。これが彼の最大の悪夢なんだな。ここで形勢が逆転した。兄弟とジェレミーはガバと覚醒した。

現実の世界に戻り、サムはボビーに闘いの内容を話した。ボビーは "You did a little dream-weaving of your own in there, huh?" とサムに質問したのだが、私はこれの意味がよくわからなかった。てか、dream rootでの闘いの理屈がわかったようなわからないようなかんじである。だからうまく説明できないよ。すません。

この後に、サムが "Yeah, uh, I just sort of concentrated."(「集中したら勝てた」)と答えて、ボビーが「ふーん」とかいって、「まさか、サイキック能力を使ったの?」「それはないと思う」「それならよい」なんて会話してたので、グーと集中してバコーンとやっつけたちゅう意味なのかな。ともかく、こんな会話があるくらいだから、サムのへんな能力はまだ消えてないという伏線なのだろう(たぶん)。

ところで、事件解決したらベラが消えた。彼女はなんとあのコルトを盗んでいっちゃった。ベラがdream rootを部屋に届けたとき、ディーンがそれを金庫にしまうのを彼女は見てたのだ。彼女がFlagstaffでボビーに救われたという話は嘘だった。ボビーによれば、アミュレットを売っただけだという。またこのパターンか。

ラストシーンではディーンがサムに告白した。

Dean: I've been doing some thinking... and... well, the thing is... I don't want to die. I don't want to go to hell.
Sam: All right, yeah. We'll find a way to save you.
Dean: Okay, good.

最後は指をパチンと鳴らす悪魔ディーンでおしまい。

※感想

上に書いたようにdream rootのセオリがよくわからなかったのですが、あれで敵をやっつけたことになるんだろうかと思ったりするのですが、それはおいといて、ディーンの悪魔話はよかったです。

リサを見る→自分が悪魔になったところを見る→心の奥底の心情を告白→「地獄に行きたくない。死にたくない」と初告白。いう流れはわかりやすくて、ディーンのキャラに合っている。この経験を経てディーンのきもちが変化したのであるなら、今回の敵はよいことをしたといえるんじゃないか。て考えると、最後に悪魔ディーンが指をぱちんを鳴らしたのは「おれが教えてやったんだぜ」といってるふうに見えたよ。

ソレはよかったんだけど、ベラに最後にヤラレて「くそあのビッチ」パターンはもう飽きた!こればっかなんだもん。今回のエピでベラというキャラのポイントが私の中で激downしちゃいました。好きなひとはすません。

Flagstaffは地名ですが、と同時になにかのシャレになってんのかなと思ったりしたのですが、私はそこまでわかりませんでした。どなたかご存知?

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