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スーパーナチュラル/Supernatural :: 3-11 :: Mystery Spot :: ネタバレ

transシーズン3の11話。ディーンの連続死。ネタバレ。
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SPOILER ALERT!!!
ネタバレです!!!
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デクスター・ハッセルバックっていう教授がMystery Spotで消えた。Mystery Spotていうのはサンタクルーズに実在する観光客向けのテーマパークである。斜めに建ってる家とか、逆さまの部屋なんかがあって、観客はグルグル歩き回って不思議体験を楽しむっていうやつ。騙し絵の立体版みたいなものかな。

そこで男が消えちゃったっていうんで、サムが「バミューダトライアングルみたいに人間を飲み込んじゃうのかも」といいだした。ふたりはその場所にいってみた。閉館したあとにこっそり忍び込む。管理人に見つかった。「強盗か!」と怒られて、いきなりライフルでズドン。ディーン、即死。OMG!!!!!!

ここでサムは目が覚めた。なんだ夢だったか。と思ったらそこから先が不思議ワールド。目が覚めたらAsiaの曲が流れてて、ディーンといっしょに歯を磨いて、ディーンといっしょにカフェにいったら、店主が男に「安全運転な」とキーを渡し、ウェイトレスが客の男に文句をいい、ディーンが「おー、火曜日スペシャルのポークナントカにしよう」と注文する、ウェイトレスがソースの瓶を落っことす。

これすべて夢のリプレイである。さっき見た夢と同じ。デジャブなんかじゃない。完璧に同じ。さっきと同じく、兄弟は失踪した男の話をしてMystery Spotに行くことになった。が、サムはこのままいくとディーンが死んじゃうと思ったので「昼間にいこう」といった。「いますぐ!いますぐいこう」と強引に誘った。が、その直後にディーンは車にハネられて死亡した。ウギャー。こんども悲しい音楽が流れます。

サムは再び目が覚めた。また同じ。無限ループの火曜日。いつまで経っても水曜日は来ないのであり、ディーンは必ず死亡する。そしてまた火曜日が始まる。焦ったサムは「お願いだから信じて」と話してみた。ディーン本人はまったく覚えていないというのが毎回のキメである。ディーンは「あほくさー」といいつつ「ソレって "Groundhog Day" みたいなもん?」と聞いた。あの映画とまるっきり同じです。サムはどうしてよいのかわからない。

ディーンは「ありえんだろー」とゲラゲラ笑った。サムは次にディーンがいう台詞 "dingo-ate-my-baby" をズバリと当ててみせ、ウェイトレスが落としたソースをヒョイと受け取った。もう必死である。「ディーンが死ぬのを見たくないヨ。お願いプリーズ信じて!」と泣きついた。

兄弟は「あのMystery Spotに秘密があるんだ。調べにいこう」と決めた。ディーンが車にハネられるところで、サムはぎりぎり彼を救った。ディーンはギョッとした。「ディーンはここで轢かれたんだ」「へー。おれ、映画みたいにカッコよかった?」「おしっこ漏らしてた」

ふたりはMystery Spotにいき、そこの管理人を問いつめた。「ぜったいなにかへんなことが起こってるでしょ!」と聞いたが、管理人男は「デクスター・ハッセルバック(失踪した人)なんか知らないし、警察はなにも発見しなかったし、私はなんにも知らない」というので、手がかりゼロである。

困ったなぁ。ディーンは「とにかくおれが死ななければいいんだろ。これからモーテルに帰って夜までぢっとしていよう。それなら死ぬわけないよ」という。それならいいかと思ったら、ディーンの上からデッカい家具が落ちてきて、ペチャンコ死亡した。

このときの家具を運んでいる男たちは、昼間のシーンに出てきたふたり組である。そのときは大きな家具が通路に収まらなくて彼らは困っていた。こんどはロープで吊るして窓から入れようとしていたところにディーンが下を通りがかって、悲劇の事故。はははははは。昼間の男の台詞、"What do you want, Pulitzer?" がかなりウケましたが、こんなオチがあったとは。こういうラインがすき。

サムは再び目が覚めた!AGAIN AND AGAIN AND AGAIN!!! 耳に慣れたAsiaの曲が悪夢である。The heat of the moment, shone in your eyes♪ ははははは。これで4度目かな。サムはもうどうしてよいのかわからない。話を聞いたディーンが「これならどうだ」とあさめしの注文を変えてみた。そしたらソーセージが喉に詰まって死亡。その後もガシガシ死亡します。バスタブで転んで死亡。あさめしのタコスにあたって食中毒。感電死。斧で残虐死。And more!

カフェであさめし。「ソレって "Groundhog Day" みたいなもん?」とディーンに聞かれてサムはうんざりした。「もうこの会話を100回したヨ」と答える顔はふきげんである。このままいったら彼は狂うであろう。

サムは何度も何度もディーンを救おうとしたけどぜんぶ失敗した。サムは「すべての火曜日を経験した」そうである。まさに火曜日マスター。火曜日のことならなんでも聞いてくれってかんじになったが、彼はディーンを救えない。そしてどうしても水曜日に行けない!Mystery Spotに鍵があると信じてしつこく調べたが手がかりナシ。

カフェにいた男がメープルシロップのパンケーキを食うはずなのに、ある火曜日だけそいつはストロベリーのシロップをかけていた。不変のアイテムがそこだけズレている。という点をサムは重視し、そいつを捕まえてみた。なんとコレはシーズン2の15話 (Tall Tales)で出てきたイタズラ悪魔のトリックスターだったというオチだった。

トリックスターはいたずら好きな悪魔である。人の心を弄んで死を与えるが、そのやり方は陰湿だがユーモラスでもある。前回登場したときには、エイリアンに拉致されてミラーボールの下でエイリアンとダンスを踊ったとか、下水に手を突っ込んだ者が巨大アリゲーターに襲われたなんていう幻を捏造してイヒヒと遊んでいたが、ウィンチェスター兄弟とボビーに追いつめられ、お灸を据えられたという経緯がある。あのときのラストでは、ヤラレたはずのトリックスターがじつは蘇っていたというところで終わっていた。

そのトリックスターが正体を現した。彼はさいしょ自信過剰のジャーナリスト気取りの教授(つまりデクスター・ハッセルバック)をいぢって遊んでいたそうである。「彼がワームホールを信じないのでそこに入れてやった」とケラケラ笑った。そしたらそこにウィンチェスター兄弟がきた。こりゃおもしろい。ちょっといぢってやれ。てわけでサムは無限ループの火曜日に突き落とされた。

悪魔のやり口は常に人間の弱みを突く。永遠に繰り返されるディーンの死。サムは何度も何度もそれを見せられる。無力感に襲われていく。気が狂う。それが悪魔の思うツボ。もっと苦しめいっひっひ。

サムは相手の首ねっこを捕まえて自白させた。「怒ったぞコノヤロ」とナイフを刺してやろうとやろうとしたらば、トリックスターは意外なことをいいだした。「オイオイ。わかったよ。ジョークのつもりだったんだ。おまえがいやならもうやらない。だから次に目が覚めたら水曜日になる」「信じられん。いまここで殺すほうが確実である」「それはむりなんだよね。うふふ」

トリックスターがぱちんと指を鳴らしたらサムは目が覚めた。聞こえるメロディはAsiaじゃなかった。ヒューイ・ルイスだよ。おおお。サムは「やった。水曜日だ!」と喜び「大急ぎで街を出よう」といった。ところが、これが悪夢の本番スタートだったのである。

ディーンはその直後に駐車場で強盗に撃たれた。死亡。今度はほんとに死亡。サムはなぜ目が覚めないのかと悔しがるが、とにかくディーンは死んだ。

この瞬間を境にサムが変わった。復讐のオニである。笑顔ゼロ。敵を地獄の底まで追いつめる冷血ハンターのサム。ホテルの部屋はきれいに整頓され、壁には資料や地図がピンで留めてある。兄の復讐をする以外、彼はなにも考えられなくなった。

心配ボビーが何度も電話をしたがサムは完全無視。トリックスター以外はまったく興味がない。しょうがないのでボビーは「トリックスターをいっしょに捕まえよう」と伝言してみた。サムはすぐにやってきた。ボビーは「この儀式をやるには人間の新鮮な血液が大量に要る」と話した。サムはすぐにソレをやろうという。儀式のためにだれかを殺すことなどナンとも思っていないようにみえるその態度に、ボビーは深く悲しんだ。

「無実なひとを殺すくらいならおれを使ってくれ。おまえの役に立てるならこのオイボレは喜んで犠牲になる」と凶器を渡した。冷血サムは迷わずズブリ。ボビーを殺した。ひぃいい。でもサムは、それがニセのボビーであると見抜いていたんである。ボビーの死体はピューと消え、トリックスターがついに目の前に現れた。「いよー、やっぱりおまえは頭いいな!」とニタニタ。

私は上に『復讐のオニ』と書いたが、それは間違ってたみたい。サムは復讐するんじゃなくて「ディーンを死ぬ前に戻してくれ」と頼みたかったのである。サムはお願いしてみた。敵に頭を下げて「ディーンを戻してくれたら、もうぜったいおまえを追わないと約束する」とまでいった。プライドをかなぐり捨ててます。とにかくなにがなんでもディーンを返してくれよ!と泣きついた。トリックスターは「やろうと思えばできるけどネ」といいつつ、なかなかその通りに動いてくれません。そりゃそうだ。悪魔なんだから。

Trickster: Sam, there's a lesson here that I've been trying to drill into that freakish, cro-magnon skull of yours.
Sam: Lesson? What lesson?
Trickster: This obsession to save Dean. The way you two keep sacrificing yourselves for each other. Nothing good comes out of it. Just blood and pain. Dean's your weakness. The bad guys know it, too. He's gonna be the death of you, Sam. Sometimes you just got to let people go.
Sam: He's my brother.
Trickster: Yep. And like it or not, this is what life's gonna be like without him.
Sam: Please. just... please.
Trickster: I swear... it's like talking to a brick wall. Okay, look. This all stopped being fun months ago. you're Travis Bickel in a skirt, pal. I'm over it.
Sam: Meaning what?
Trickster: Meaning that's for me to know and you to find out.

トリックスター: そのトチ狂ったクロマニョン人型の頭におれが教訓を与えてやっているのがまだわからんのか?
サム: 教訓ってなんだ?
トリックスター: ひたすらにディーンを救いたいというその妄想。自己犠牲によって支えられたおまえらの兄弟愛。それがそもそもよくない。傷つくだけ。ディーンはおまえの弱点だ。敵もそれを知ってるぞ。ディーンはおまえに死をもたらすだろう。もっとラクに生きようよ。
サム: だって兄弟だもん。
トリックスター: 好むと好まざるに関わらず、ディーンなしの人生をやるしかないわな。
サム: 頼むよ ... お願いだから。
トリックスター: ふー。まるでレンガの壁を相手にしゃべってるみたいだ。わかったよ。もう飽きちゃったしな。おまえはスカートを履いたトラヴィス・ビックルだ。もうつまんない。やめた。
サム: てことはどうなるの?
トリックスター: こっちが聞きたいくらいだ。自分で見つけろ。

トリックスターが指をぱちんと鳴らすとあの日の水曜日に逆戻り。ディーンが歯磨きしてて「いつまで寝てるんだ」と怒られた。サムはディーンを強く抱きしめた。あいたかったよう。

ラスト。サムは考え込んで浮かない顔。トリックスターのことがひっかかってるんだな。ディーンが「どしたの?」と聞いたら「へんな夢を見た」と答えた。ディーンは質問した。「それはピエロ?小人?」

music:
Heat of the Moment by Asia
Back In Time by Huey Lewis and the News

※感想

これはかなりおもしろかったな。トリックスターは正確には『悪魔』ではないのでしたけか。前回出てきたときは『神でもなく天使でもない』なんて説明があったように記憶してますが、ちょとあいまいです。『いたずら好きな妖精』ってかんじかな。でも妖精っていうほどかわいくもない。彼のやり方はおもしろいけど、平気でひとを殺しちゃうのでやっぱり悪魔だなと思うんで、エピガイでは悪魔と書きました。

トリックスターはなぜサムの要求に応じたのでしょう。その理由がよくわかりませんでした。いつかサムはその代償を払わされるのではないか。ラストのサムの浮かない顔はそれを心配してるんだろうなと思いました。いくらディーンのためとはいえ、あそこまでプライドを捨てて敵に頭を下げたんだからな。

ところで、エピの前半部分、無限ループのプロットは、何度も台詞に出てきた "Groundhog Day" ていうファニーなコメディ映画からきています(その前になにかあるかもしれんけど)。私はこの映画が大好きなのでとても楽しかったです。ハロルド・ライミス先生の名作です。まだ見てない方はぜひぜひ。

"Groundhog Day" よりもむしろ、去年の映画の "The Deaths Of Ian Stone" に酷似しているなと思いました。こちらは男が何度も何度も殺される話です。この映画については、別のブログでレビューを書いたので興味のある方はご覧下さい↓

映画|The Deaths Of Ian Stone

ところで、pig in a pokeって、私、食べたことないんですが、おいしいんでしょうか。すごく気になるな。

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