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プリズンブレイク/Prison Break :: 3-06 :: Photo Finish :: ネタバレ

transプリズンブレイク/Prison Break。シーズン3の6話。ネタバレ!
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SPOILER ALERT!!!
ネタバレです!!!

Sona。リチェロの子分でチンパン顔サミーが、そこらへんの囚人を脅してリングを奪った(このリングが後で出てくるよ)。一方、マグレディはボール遊びをしてたらリチェロの目の前のバケツにボールが当たり、足元に転がった。隣にいたT-Bagがこわい顔をするんでマグレディはチビったが、リチェロがまぁええわと許してくれた。リチェロは足元に転がったゴミの中からなにかを拾ってポケットにいれた。なんなのか私たちにはわからない。彼はムカーとした顔している。なにを見つけたんでしょう。

一方、マイケルは謎の新入り男にウィスラーの事を質問してみた。コイツは前回ウィスラーにニースで会ったことがあるといってたのだ。彼の名前はティガ(Tyge)という。ティガはウィスラーを見たとき「ニースで大使(Ambassador)といっしょにどーのこーの」といってたのだが、それは大使じゃなくてアンバサダーホテルのことだと明かされた。ティガはホテルのコンシェルジュだったそうであり、ウィスラーはそこで数ヶ月間働いていたんだと教えてくれた。ウィスラーはなにをやってたのか。なぜ彼は隠すのか。謎である。

謎はおいといて、本日は脱獄デーである。3時13分に決行予定。残り3時間と41分に迫っているが、"no-man's-land"(刑務所敷地からフェンスまでのエリア)に達する手段は見つからず。ちょっとおさらい。おひさまピカリの事情があるんで、決行時刻が決まってるのですね。見張り塔がふたつあって、ひとつは日光の具合でだますことができる。もうひとつはEMP作戦で撹乱しようと思ったが失敗したというのが前回のお話であった。EMPじゃなくてどうするかっていうのが課題であるが、マイケルが「それについては任せとけ」だそうである。

ウィスラーが「君の友達の墓掘り人のスプレーシューシューは足らないかもだぞ」と心配を口にした。死体処理の薬剤で電気フェンスを腐食(酸化?)させるためにスクレがシューシューやってたのだが、死人が出ないとスクレはそれができない。あれからだれも死んでないからシューシューしたのは一度だけである。それだけで目論見通りにフェンスはもろくなってるだろうかという心配がある。

この打ち合わせにはマホーンもいる。彼はドタンバでカットする予定だと以前にマイケルはいっていたが、本人は出るきまんまんで参加中。フェンスの話を聞いたマホーンは「つまりだれか死ねばいいのか」と述べ、ウィスラーに「おまえを殺さなくちゃ出れないんなら喜んで殺すわ」と物騒なことをいった。マイケルは「ハシゴが要る」と指示した。

ウィスラーとマホーン。ハンモックを使ったハシゴの長さがちょっと足らんわと話してたら、マホーンが「ニースっていいところなんだろう?」と聞いた。マホーンにとってウィスラーがナニモノかなんてどうでもいいのだが、謎の新入り男がウィスラーを粘着視線で見てるのが気になるのである。ウィスラーは「おれらはもうすぐここを出る。彼は障害にならないよ」と話を終わらせた。

中庭でベリックがティガにサイコロを見せて「いっしょに遊ぼう」とニタニタ顔で近づいた。ベリックの意図は謎だが、白人の仲間が欲しいってことだろうか。ティガはきもちわるいと思ったようであり「おまえとはsexしたくないよ」と追い払って回りにウケた。ベリックはなにをやっても嫌われる男である。

リンクが面会にきた。マイケルは「3時13分にやるぜ」と述べ、一方の見張り塔の兵士のケアを頼んだ。「彼はランチタイムに必ずコーヒーを飲むんだ」と教え、紙コップを渡した。コーヒーショップをつきとめて、なんとかしてそいつに変な薬でも飲ませてやれという作戦である。頼まれたリンクは「あと3時間で?!」とびっくりした。リンクには荷が重い仕事だがなんとかやらなくちゃ。3時13分に脱獄し、3時25分までにビーチに到達する予定。カンパニーは夜の9時にマイケルたちが出ると思ってるんだそうだ。マイケルはその時間差を利用してカンパニーのウラをかいてLJとサラを救出したいと考えている。だがリンクは心配である。サラが殺されたことを知ってるから。

マイケルはカンパニーのいうことに黙って従う気はない。できることなら彼らを出し抜きたい。だから「サラたちの写真を見せるようにカンパニーにいえ」と執着した。マイケルはサラたちが生きてる証拠を見たいのだ。リンクはサラの死を口が裂けてもいえない。「ヤツラにウソをつくのは危険だし、時間はないし、スーザンを信じるしかない」と説得したが、マイケルは折れない。「サラとLJのためだけにこれをやるんだ。彼らが生きてるっていう証拠の写真を2時30分までに見せてくれなくちゃ、ぼくは脱獄しない。それが条件である」ときっぱり顔。頑固な弟にリンクアニキは大弱り。

オープニング♪

こちらは人質のLJ。スーザンが監禁部屋に入ってきて、めしをくれた。そして今日が人質交換デーだと知らされた。スーザンはかつてイラクで人質になったことがあるそうである。拘束されて数日後、チョッパーのプロペラ音が聞こえて、レスキューかと思って必死で逃げた。じつは人質交換の合意ができていたと後から知った。彼女が先走ったために6名のレンジャーが死亡し、彼女は再び拘束され、3週間に渡って強姦され続けた。という話をして「ヒーローになろうとしたらいかんよ」と脅して去った。LJのチビリ演技はいいなー。

こちらはT-Bag。初めてサミーに反抗した。「ドリンク持ってこい」とパシリを頼まれた。いままではヘーコラ従っていたのだが、今回は不敵な面構えで言い返した。「おれは昇進したんである。まだ聞いてないのか、この小僧」とカマしたので、サミーはなぬぅ〜とメラメラ怒り顔に変身。そこにリチェロがきて「おれが話すから」といってサミーを追い払った。なにをいうかと思ったら「裏切り者は見つかったか?」という話であった。T-Bagは「まだわからんです。こういうのは時間がかかる」といいつつ「サミーが怪しい。彼はおれが探りを入れるとすぐに話題を変える。でもまだ確定じゃない」と慎重にいった。リチェロは「おれが欲しいのは推理ではなく結果である。早く調べて報告しろ」とハッパをかけられた。

リンク。面会を終えてクルマに戻った。ソフィアとスクレが待っていた。リンクはソフィアに紙コップを渡して店の所在を尋ねた。彼女は知っていた。スクレには監視塔の兵士の顔を見分けられるかと尋ね、こんどはスーザンに電話して頼みごとをする。

マイケル。大胆にもサミーのセルに無断侵入した。なにが目的だったのかよくわからないが、部屋を見回して、窓から外を見た。監視塔の兵士が地面にコップを投げるのが見えた。そこにサミーが子分といっしょに帰ってきたんで出れなくなり、奥に身を潜めた。2人の男の会話が聞こえる。男がサミーに葉巻を見つけたと述べ「こんなのどこで手に入れたの?アウグストからもらった?」「ヤツは勝手に送ってくるんだ。欲しかったらやるぜ」「おうさんきゅう」なんていってるので、サミーとアウグストはツーカーなんだなとわかった。だが、マイケルにはギャングの抗争なんかどうでもよい。サミーたちに見つからないよう奥の扉からこっそり逃げた。なにが目的だったのでしょうね。

マホーンに懐かしい人が面会にやってきた。かつて彼の部下だったFBIのラングである。彼女はマホーンのために尽力し、サリンズと共にパナマに来て、マホーンがSonaから出れるように手配したそうだ。移送先はセントルイスの刑務所で、もうすぐヴァンがくるという。リンカーン・バロウズの陰謀話に関して証言をすれば8年の刑期になるぞという話だが、マホーンはこれを拒否した。ラングは意外である。「あなたはこれに同意しなければアメリカに戻されて複数の殺人容疑で起訴される。そうなったら一生刑務所だ。なぜ?」と不審顔だが、マホーンは「おれのためにいろいろありがとう」と去った。マホーンにしてみれば、アメリカに戻ってめんどくさい裁判をやるより、マイケルとランナウェイしちゃった方がトクである。うまくいけばの話ですけど。

マイケルとウィスラー。ハンモックのナワを結んでハシゴを製作中。ウィスラーはマイケルに紙を渡した。「もしおれになんかあったらこれをおれの彼女に渡して欲しい」といわれたマイケルはハイヨとそれを受け取った。ウィスラーは「君もなんかあるんだったらよこせ」といったが、マイケルの関心はウィスラーの手元だった。ウィスラーはそれに気づき「おれは漁師だといっただろう?まだ信じてないのか」と結んだロープを見せた。

そこにマホーンがきた。このシーンのマイケルの台詞で、さっきサミーのセルに忍びこんだ理由が明かされた。前のエピで、マイケルがゲットした窓のある部屋は封印されちゃったので、位置的に脱出可能な窓のあるセルを捜していたらばソレがあの部屋だったというわけでした。そこは当初予定したセルよりもフェンスから遠いが、そのセルを通過するしか道はない。サミー他2名のチンピラの居住区であるからしてめんどくさい。彼らが留守である必要があるわけだが、マイケルは「おひるからサッカーの試合があるからみんなはヤードに出てるだろう」と述べ「それは確かなのか」と話し合ってたら外でガヤガヤ声がする。

ナニゴトかと思ったら、あの新入り男の死体がヤードに運び出されたところであった。ウィスラーを知っていた謎の人物、ティガと名乗った彼は何者かに殺されちゃったのである。リチェロはこの騒動に不満であり「このような秩序を乱す行いは許さんぞ」と怒りをあらわにした。男たちは一様に怯えた表情である。サミーがマグレディを捕まえた。死体発見現場の近くでマグレディがよくボール遊びをやってたからである。リチェロが彼を尋問する。「おまえはいつもウロチョロボール遊びをしてるだろ?そんなにアメリカが好きなのか。アメリカは正義と自由の国だよな。おれの正義にも力を貸してくれや」と脅して「なにか見なかったか」と問いただした。マグレディは殺された男とある人物の口論を聞いたと告白。その男の名は ... ?!

サミーがやってきて、マイケルの目の前でウィスラーを連行していった。マグレディが証言したのは彼だったのである。リチェロに「殺したのはおまえだろ」と疑われて尋問されている。こりゃ困った!これじゃ脱獄できないじゃないか。マイケルはマホーンが殺したと疑っている。「死体が要るって話をしてたからほんとに殺しちゃったのか」「やかましい。どうでもいいわ。なにがなんでも3時13分。あいつがいなくても、おれはひとりででも出ていってやる」「出てどうする?道は一本道で、パトロールがウヨウヨだ。おまえひとりで逃げられないだろう」「知るか。ココ以外ならどこでもいいわ」てわけでマイケルは大弱り。

一方こちらはリチェロに尋問されるウィスラー。マグレディは「階段のあたりでウィスラーを見た」といったそうである。「それだけで殺人犯扱いはないだろ」と説得中。ウィスラーはハメられた説を主張する。彼は市長に憎まれているから、もしかして市長の陰謀で自分がこうなったんじゃないかと思うのだが、リチェロはそれを笑い飛ばした。そして自分が13歳のときに起こった事件の話をした。当時、リチェロの母はメイドとして働いていたそうである。その家の主人にリチェロの母はレイプされた。相手はド金持ちで、リチェロの母は貧乏な移民だったので警察は調書さえとらなかった。13歳のリチェロはミルク売りに化けて相手に近づき、実力制裁を与えた。という話は「おれは金持ちが嫌いだから、市長なんかのためにおまえを捕まえるわけがない」という意味と思われる。

ウィスラーが「とにかくそんな大急ぎで犯人だと決めつけないくれ」といったら、もっときちんとした証拠が出るまで待ってくれるようになった。「おまえはここで座ってろ」といわれた。容疑が晴れるまでは監禁状態。これじゃ脱獄できない。ところで、ウィスラーが連れ込まれたドサクサの最中にT-Bagがリングをこっそり盗んだ。今朝、サミーがだれかから奪ったヤツである。ナニに使うんでしょうか。

マイケルは真犯人を見つけなくちゃっていうんで、ベリックにアタリをつけた。ベリックはだれにも相手にされずにひとりで寂しくサイコロ遊びをしていたが、そこにマイケルが現れて「おれはおまえのことが嫌いである。おまえはまったく嫌なやつだ。だが殺人までやるとは思わなかったぞ」「はァ?」「おまえらが口論してるのを見たぞ。おまえ以外にいないだろ?」「おれはこれまでなんべんもおまえに銃を向けた。どれだけ撃ちたかったことか ... チッ、このおれは自分さえも殺せないんだよ」

リチェロの子分たちはウィスラーの殺人の証拠を捜しているが、サミーはT-Bagを見つけるとさっそく脅しにかかった。「ウィスラーの件がカタがついたら次はおまえだ。おれはおまえに決闘勝負をかけてやる。楽しみに待ってろ。イヒヒ」といわれた。T-Bag、ペロリと舌が出た。どうやって回避するんでしょうか。

こちらはリンク。スーザンに会ってイヌの麻酔薬をもらった。2滴で1時間後にはコテンと眠るという。リンクはもうひとつ希望をいった。「サラが生きてる写真はないか?」と聞いたが笑い飛ばされた。「なーんだ。サラが死んだことをまだ言ってないのか。なるほどね。それくらいなんとかしなさい。あなたの弟は繊細だわね」といわれた。リンクはそれ以上いえなかった。先の面会シーンでマイケルが述べた通り、スーザンは脱獄時刻は夜だと思ってるみたいである。「人質交換は9時。わたしはこの場所でLJといっしょに待っている。あなたはマイケル、ウィスラーといっしょにやってくる。あなたは9時には息子に会える。オーケイ?」

リンクはその後、マイケルに指示された通りに見張り塔の男に睡眠薬入りコーヒーを持たせようとカフェスタンドで工作したが失敗。クルマで待つソフィアが機転を利かせて、ナイスなアシストをした。彼女はササッとブラウスのボタンを外すと表に出てきて「すません!Sonaに行きたいんだけど乗せてって」なんていって、相手のクルマに乗せてもらうことに成功した。リンクの手から睡眠薬入りコーヒーを素早くとった。

こちらはマイケル。T-Bagにサミーのリングを渡され「友達を救いたかったからこれを殺害現場に置いたらよい。そしてリチェロを呼べばよい。あとはおれがうまくやってやるわ」といわれた。マイケルは迷った末にそれを受け取る。T-Bagは「友達を救いたいならだれかが死ななくちゃ。ここはSonaだからな」と念を押した。T-Bagが自分でそれをやったらいかにもバレバレだからマイケルにやらせようということか。

ウィスラー。リチェロに糾弾されているがあくまでノー。

ソフィア。見張り塔の兵士のクルマに乗り込むことに成功したが、こいつはエロエロなのであった。「ねーちゃん、かわいーねー」とかいいだして、ネチネチ視線である。やがて彼は森の中でクルマを止めてイヒヒ顔になる。「面会にいくんだろ?おれが特別のはからいをしてやってもいいぜ。あんたのカレシとふたりだけで会えるようにしてやる。そのかわりだな」なんていいだした。尾行していたリンクはふたりの異変に気づいた。銃を出してアシストしようと思ったら、ソフィアがうまいことやった。「ノーマンはものすごいかんしゃく持ちだって知ってた?」といったら相手は諦めた。ノーマンていうのはリチェロの名前らしい。兵士はこの女がリチェロの情婦だと信じて手を出してこなかった。ソフィアは相手がアッチを向いてるあいだにこっそりコーヒーをスリ替えた。作戦成功。

というあいだにリンクのケータイにスーザンから着信。サラの写真が手に入ったという。Photoshoppingだろうか。リンクは兵士とソフィアを見張ってるさいちゅうで「ちょい待て。いまとりこみちゅうである」とオタオタしてたら、スーザンはさっそくこわい顔になった。「なにをごちゃごちゃやってるんだ!脱獄は今夜だろ?なんでいま見張りの兵士をどーこーするのか?」といわれてガチャン。リンクはLJが心配でたまらない。

マイケル。T-Bagに言われてリングを受けとったが迷い中である。マイケルはマイケルなので、いくら相手が嫌なヤツでもハメるのはいやなのだ。だから悩むのだ。マホーンのセルにきたら彼は不在だったが、そこでなんと血塗れナイフを発見した。やっぱりマホーンがやったのか。外に出て彼をつかまえた。「これを見つけたぞ。いまからリチェロに教えにいく」「オイオイ。SonaにはCSIはいないだろ。それがなんの証拠になる?」「リチェロが判断するだろうさ」「ヤメロ!おれは殺してない!」というマホーンの叫びはマイケルには聞こえない。

こちらはスーザン。リンクが不穏な行動をしていると直感した彼女はLJの監禁部屋に突入。でっかい鞄から処刑の7つ道具を取りだした。「脊髄が切断されたらあなたは感じなくなる」「ノーノー!」。ここでスーザンのケータイにリンクから着信。リンクは泣き叫ぶLJの声を聞いて完全敗北。ぜんぶしゃべっちゃった。「マイケルが脱獄するのは3時13分。だから3時45分に会うことにしよう。時刻をずらしたのは会う前に待ち合わせ場所の安全を確認したかっただけなんだよ」「なにか別の展開を想定してたように聞こえるわ」「ノーノー。別の展開なんてありません。息子に触れないで!」。ここで電話を切られた。リンクはへたりこんだ。

Sona。マホーンにサリンズとラングが面会に来た。サリンズていうのはFBIの不正監視係で、マホーンの不正を嗅ぎ回っていた正義派捜査官である。サリンズは「書類はぜんぶできあがった。あとは君しだいである」とイエスノーを迫った。先にラングが8年という刑期を掲示したが、その後、サリンズはさらに手を回して4年にしてくれたという。政府はそれだけマホーンの証言を欲しがっているということなんだな。マホーンにしてみれば、マイケルたちと脱獄して自由を得るか、サリンズに屈してアメリカの法廷で証言するかのギャンブルプレイ。どっちにするんでしょうか。

マイケルはリチェロの部屋に飛び込んで血塗れナイフを差し出した。「これをマホーンのセルで見つけたぞ」と言ってやった。したらばその同時に、マホーンのお迎えヴァンが到着。彼はSonaから出ていっちゃった!リチェロはおもしろくない。偶然そうなっちゃったわけだが、真犯人だと知らされた相手が悠々と手が届かないところにいっちゃったわけである。リチェロは子分にウィスラーを呼んでこさせた。マイケルは早口で相手を糾弾。「おまえは正義だのなんだのといっているがただの独裁者だ。だれが真犯人かなんてどうでもいいくせにカッコつけるな。おまえはみんなに恐怖を与えておきたいだけだ」といってやった。

リチェロは痛いところを突かれたが、えーいやかましいわとナイフをズブリ。ウィスラー死亡。と思ったら、ウィスラーを抑えていた子分を刺したのであった。その場にいた者たちは驚いたが、リチェロはポケットから葉巻の吸い殻を出した。それは殺された男とアウグストが密通していた証拠とみなされるのであり、裏切り者を成敗したということである。その葉巻は元々サミーのものだったということを誰も知らない。とりあえずこれでウィスラーは無罪放免となった。殺人犯のほうはどうでもよくなっちゃったのか。

ティグの死体がSonaの外に運び出され、墓掘り人のスクレがシューシュー開始。見張りの兵士が後ろで見てるので「なんすか」と聞いたら「不用意なミスがきっかけでひとは死んで泥まみれになるのさ」といわれた。スクレはこわいなと思った。その前を見張り塔の兵士がコーヒーを飲みながら歩いていった。

リンクとソフィアはSonaの外で、クルマに乗って待っている。ふたりは決戦間近の緊張顔。そこにスーザンが現れた。「ほんとにLJを心配してるのか」とさんざん脅されてから、サラの写真をくれた。と思ったらそれは前回と同じポラ写真で、こんなんじゃマイケルは納得しない!スーザンは「それでうまいことヤレ。んじゃあとでな」といって去っていった。

Sonaの中庭では囚人たちが無言で上を見上げた。彼らの視線の先にあるのは吊るされた死体である。さきほどリチェロがナイフを差した子分の男。リチェロとサミーがその両側に立ち、囚人たちを見下ろして無言の圧力。リチェロがサミーに聞く。「今日はサッカーないの?」「ないね(そうなの?)」リチェロはもうひとつ質問した。「サミー、おまえはおれのブラザーだよな」と聞かれたサミーは「あたりまえさ」と笑った。2人は奥に引っ込んだ。

脱獄1時間前になってリンクが面会にきた。兵士に睡眠薬を仕込んだことを話したまではよかったが、脱獄の予定時刻をスーザンに知られたと聞いたマイケルは不満である。「それくらいうそつけ」と兄の不手際を責めるのだが、その先にもっとシンドイ話を聞かされたのだった。「サラは死んだ。いえなかった。すまん」という言葉がグサリ。マイケルは気絶寸前。大ショックで、放心状態。ヨロコロとフェンスを離れた。「マイケル、このままじゃ彼らはLJを殺す。やらなくちゃ。やらなくちゃ」というリンクの声は届きません。

愛と絶望のビデオクリップ by ウェント様。長いです。たっぷりお楽しみください。

噴怒の虜となったマイケルは静かにウィスラーに話しかけた。「サラが死んだ」という言葉を聞いたウィスラーは深い同情を寄せて「残念である」と答えた。この先のマイケルの行動が不可解である。決闘の証であるニワトリの足を出し「これはぜんぶおまえのせいである」と責め、ウィスラーに戦いを申し込んだのである。「オイオイ、それはちがうだろ?よく考えてくれよ!」。マイケルは「さんざん考えたわ!」と怒りの表情で、ニワトリの足を地面に叩きつけた。デスマッチが始まると知った囚人たちはウッヒョーである。大歓声。ヤレヤレ!

今週はスペシャル2話連続なので、この直後にもうひとつ続きます。

※感想

サラが死んで腹が立つのはわかるけど、ウィスラーにやつあたりするっていうのはどう考えてもへんなのでなにか策があるんでしょう。決闘のドサクサまぎれに逃げるの?わからんですが。では次いってみよう!といいたいがいまから書くんでもうちょいお待ちください。See you soon. :)

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  • Title: 3-06 :: Photo Finish
  • First Aired: 2007-11-05

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Thanks to: imdb.com, tv.com

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