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プリズンブレイク/Prison Break :: 2-18 :: Wash :: ネタバレ

transプリズンブレイク/Prison Break。シーズン2の18話。ネタバレ!
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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マイケル、サラ、リンクの3人はUSBメモリの音声を聞いた。サラは「オーマイガー」とおののき、マイケルとリンクは言葉を失うほどの衝撃を受けるが、私たちはその内容をまだ聞かせてもらえない。

FBI。マホーンが部下たちにブリーフィングしてたところにベリックがひょっこり顔を出した。見馴れない男の出現に人々は注目し、マホーンは硬直顔となる。ササッと自分のオフィスに招いた。ベリックはマホーンにとってウラの人脈であるから、こんなところに顔を出されては困るのである。

ベリックはイヒヒ顔であり「ヘイワイヤの報奨金をもらいにきたぜぇ」という。マホーンが断るとますますデカい態度で「おれはココの連中に見られたって構わんさ」とドッカリ靴を机に乗せたらマホーンがキレた。バコンと相手の足をケトばし、足をギューと踏んづける。怖い顔で「またここに現れたら、カネがもらえないどころか、おひさまも見れなくなるぞ」と脅した。ベリックはブルブル。それを服従のサインと見たのか「稼ぎたかったらメキシコいってこい」と次の指令を出した。スクレを追わせる模様。

マイケルたちはホテルで今後の打ち合わせ中。ゲットした証拠のメモリをどう使えばよいのかが3人には難問である。マスコミにリークしても潰されるだろう。敵は合衆国大統領という最高権力者であり、そしてこのメモリだけが彼らの切り札であるからして失敗は許されない。リンクはアルドの仲間だったジェーン・フィリップスに相談しようと提案。彼女はいまLJのめんどうを見てくれているはずだ。

ケラーマン。闇ルートの狙撃ライフルを調達した。売人にカネを渡すと見せかけて相手を射殺。特攻ムードで破滅に向かって一直線。

C-Note。彼はオレンジの囚人服でマホーンと面会中。机の上にはラップトップがある。かつてマイケルとスクレの会話を立ち聞きしたときに知った秘密のウェブサイト europeangoldfinch.net をマホーンに教え「これを使えばマイケルをおびき出せる」と力説中。妻と娘を守るためには、是が非でもマイケルの首を進呈しないといけないので彼は必死である。

いくつかオトリのメッセージを入れてみたが反応ゼロ。「マイケルはぜったいへんじをよこす」と訴えるが、マホーンは疑い顔。「妻と子供を助けてやったんだから約束を守れコノヤロ」「おまえみたいな能ナシは要らんわ」と重圧をかける。C-Noteは「約束はぜったい守る」「おれの邪魔をするな」と怒鳴ってギリギリ崖っぷち。

LJ。彼はワシントン州のジェーンの隠れ家に潜伏中。ここに父リンクからコール。父息子は久しぶりに声を聞いた。リンクが「あとちょっとで汚名が晴らせそうだ」というと、LJは「いま偽名を得て学校に通っている。こんなノーマルな暮しがいちばんだ」と答える。その口調は父が遠くにいっちゃったと嘆いているようでもある。父は「まったくだ」と答えてなんとなく2人の間は悪い。「ジェーンに代わってくれ」と頼んだ。

リンクが電話を切るとクーパー・グリーン(Cooper Green)という男のメモをマイケルに渡した。かつて副司法長官(Deputy Attorney General)を勤めた人物で、兄弟の父アルドと親交が深かったという。マイケルがグリーン氏のオフィスに電話してみた。秘書の取り次ぎで本人と話せた。マイケル・スコフィールドと名乗り、録音テープのことを話したら「協力する」という。公園で待ち合わせることにして場所を伝えた。3人は緊張顔でだんまり。さてどうなるんでしょうか。

兄弟がそっちに行ってる間、サラはひとりで父のお墓にきた。そこでブルースとバッタリ。彼女が現れるのを待っていたようである。

ちょとおさらい。このブルースという男は死んだタンクレディ氏の側近だったが、いろいろと怪しかった人物である。タンクレディ氏が副大統領候補になったときに「リンカーン・バロウズのことには口を突っ込まん方がいいよ」と助言したり、サラが追われて逃亡中のときには、彼に居場所をいった直後に刺客が現れ、身代わりの女性が射殺されたりした(2-08)。

サラは彼を裏切り者だと信じており「長年ファミリーといっしょだったあんたがそういうことするのはヘドがでる」といったら、相手は「あれは電話を盗聴しただれかがやったことである」と無実を主張。サラは彼の真意がわからない。

フォックスリバー。マンシェ(脱獄しそこなったデブはスクレの従兄弟)にベリックが会いにきた。怯える彼にベリックはプラズマテレビとかプールバーの写真を見せる。そこはすごく待遇の良い収容施設で「ここの警備はマクラよりもソフトであるゾ」なんていう。つまり「協力したらそこに移してやる」という意味だが、ベリックにそんな権力があるわけないのでなんだかウソくさい。でもマンシェはクラリとしたようだ。「スクレがメキシコで立ち寄りそうな場所を教えろ」と囁いた。

なんていう危機が迫っていることを知らないスクレは、メキシコの片田舎の叔母の家にマリクルーズといっしょに到着。優しいオバサンに歓迎されてホッとひとあんしん。

T-Bagはアラバマにいて、セラピストを訪問。患者を装っている。「私はペニー硬貨みたいなチャチな人生を歩んでいるのですよ」と感傷的な悩みを打ち明けると、相手は「あなたは今日からピカピカのペニー硬貨になれます」なんてげんきづけてくれる。T-Bagは涙を流し「セラピーがこんなにセラピーだとは思わなんだ」なんていう。「セラピーの効果を期待してないのにどうしてここへ?」「バス停の広告を見たからです。先生、私たちって顔が似てますよネ?」「確かに似てるぶぶんもあるけれど ... 」。ここで初めて相手の顔が映像に出る。T-Bagはおもむろに立ち上がり、手にはブロンズ像。そのまま相手を撲殺。顔の似た相手だから、という理由で襲った模様。

グリーン氏が待ち合わせの公園に来た。近くの公衆電話が鳴る。出ると相手はリンク。彼は遠くから双眼鏡でグリーン氏を見張りながら、矢継ぎ早に指示をする。「スーツの上着を捨てろ」「公園の反対側の場所まで走っていけ」「噴水に入れ」。これらの指示は、武器を持ってないか、尾行がついていないか、盗聴マイクがもしついてたら水びたしにする、なんていう意図があると思われる。

グリーン氏は不平をいいつつ、リンクの指示に従う。リンクは彼に尾行がついてることを知った。マイケルと連絡を取り合いながら尾行をフリ払うためにさらなる指示を出す。「近くのミュージアムに入れ」と命じる。キムの子分がそれを見張っていてボスに連絡。「ヤツはミュージアムに入った。出入り口を見張っている」と聞いたキムはマホーンにコール。「すぐに公園に行ってスコフィールドを捕まえろ」「フランクリン(C-Note)はもう要らんから消せ」と命じた。"What I do need is a death with no questions." という非情なお言葉。憎たらしィ!

という連絡を受けたマホーンの目の前にドアがあり、中ではC-Noteがラップトップとにらめっこ。彼がいちるの願いに賭けているのをマホーンは知っており、そしていま自分はこの男を抹殺しろと命じられたばかりなのだ。

さきほど相手を無能呼ばわりした口調とはうってかわり、マホーンは静かに語り始めた。「状況が変わった。スコフィールドはすぐに捕まる」という言葉にC-Noteは絶望する。さらに続いて「私が君の立場だったとしても同じことをしたと思う。君は善良だし、よい父親だ」なんて優しいことをいいだすので気味が悪い。やがてマホーンの真意が明かされてゆく。

「君は約束を守れなかった。スコフィールドを見つけられなかっただろ。でも私としてはさいしょに約束した通りに、君の家族を守ってあげたい。そのためにはだな ... もうひとつやってもらいたいことがある」とさらなる取引を要求。「君がそれを望まないことを私は知っているし、君にやらせたくはない。それでもなお私は君にそれをやってもらいたい。君がやらなければキャシーは再び拘束され、Dedeは病院にいられなくなるだろう。そんなことをする私という男は最低だと思う」という静かな語り口調は冷徹であり、選択の余地はないのだと相手にわからせようとしている。

「い、い、いったいナニをいってんだオマエ!」と怯えるC-Noteに「今日、おまえのセルに包みが届く。それを使え」と言い残してマホーンは去った。「包みってナンだ!」と叫ぶC-Noteの声は届かない。

グリーン氏はリンクの指示でミュージアム館内にいる。キムの子分たちは建物の外で見張り中。リンクはグリーン氏を地下に導く。地下を通じて隣のビルにつながっており、その先の部屋でマイケルが待っている模様。

サラ。彼女は結局のところ、ブルースを信じたようだ。彼の案内でクーパー・グリーンのオフィスにきた。ブルースもまたグリーン氏と親交があり、サラを彼に案内したようだが、いったいブルースがわるもんなんだか、グリーンちゅう男もグルなんだか、私たちにはどちらともわからない。当のグリーンはいまマイケルたちと密会中だということをサラは知っているが、彼女は彼の顔まで知らない。そしたらサラの前に別人のグリーン氏が現れ「やぁブルース」とにっこりした。サラが「マイケルにはもう会いましたか?」と聞いたら相手は「知らない」という。

てわけで、公園のブルースはキムのハメ手だったかと私たちにもサラにもわかって、彼女は大急ぎでリンクにコール。「そっちのグリーンはニセだ!」と伝えた。リンクは大急ぎで部屋を飛び出してダッシュ。アニキ、走れ〜。

その頃、マイケルは待っていた地下の部屋で、ニセグリーンと面会。相手は「連邦判事に友達がいる。それは死んだ前の大統領に長年仕えていた人で、レイノルズ大統領になんの義理もないから安心だ」と誘い「すぐに私の車で移動しよう」という。マイケルは一級の用心深さであり「判事を呼びだそう」と答えるが、相手は「喘息の持病があるんで吸引器をとりに車にいきたいんだ」なんていうのでマイケルはいっしょに外に出た。この瞬間、リンクは走っているし、マホーンも急行中だということをマイケルは知らない。

車に移動する途中「あんたの吸引器はなんてやつ?」と聞いてみた。相手の答えを聞いてウソだとわかってボコンとやっつけたところにリンクが駆けつけた。2人はハメ手だったと知り、現場から逃走。くそォ。キムの子分たちはミュージアムの表玄関に張りついてるので気づかない。

T-Bag。アラバマの空港のカウンター。セラピストから奪ったパスポートを使っている。「バンコク行きの直通便を」といったら今日のはもうないという。とにかくいちばん早いヤツを頼んだ。ここで500万ドル入りのバックパックが、機内持ち込みの重量制限に引っかかって空港職員に止められた。焦って引っ張ったら中身の札束がポロリ。慌てて突っ込んだら取り上げられ、だいじなバッグがターンテーブルへ。

ケラーマン。車内でラジオを聞いている。レイノルズ大統領がシカゴにやってくると伝えている。ライフルの銃弾を握りながら待ったナシの厳しい表情。彼はその後、15年会ってなかったという妹に面会した。病院勤めの彼女はとつぜん現れた兄に驚く。一方的にサヨナラの言葉を伝えて去った。

マホーン。彼はマイケルたちを逃がした公園にきて、ニセグリーンに話を聞いた。「シカゴで会う」という場所を決めたのがマイケルの方だと聞いて驚く。キムにコール。「遅かったよ。ヤツらは逃げた」といったら「見つけろ」といつもの口調。このシーンでマホーンは初めて「リンカーン・バロウズは無実なんだよな」という。キムはもちろんそんなことは気にしちゃいないが、マホーンはC-Noteのこともあって良心の呵責を感じ始めてるのか。

マイケルとリンク。2人はホテルの部屋に戻っていた。グリーン氏のオフィスの秘書がハメたんだろうか。そこにサラがクーパー・グリーンを連れてやってきた。こんどは本物。

スクレはベッドでマリクルーズとラブラブ。おなかのベイビーのキックを感じてますますハッピー。というところにベリックが迫ってることを彼は知らない。ベリックはメキシコ行きの機内にいて、機内食がないのでプレッツェルで我慢しているが、同じ機のファーストクラスではT-Bagがシャンペン片手にニンマリ。

C-Noteのセルに『荷物』が届いた。中から出てきたのは首吊り用の縄。死ねってことかと知って愕然とする。その後、キャシーが面会にきた。「あなたのおかげでDedeは助かった」と言われた彼は「おれを許してくるのか」と尋ねる。キャシーが「あたりまえだ」と答えると、C-Noteはどうでもよいような大昔の話を始めて、それはDedeがビデオを見たいといって彼は忙しかったもんだから彼女をじゃけんにしたことがあったっていう話で「Dedeにごめんなさいと伝えてくれ。ぜったい伝えてくれ」と泣きはじめる。感情過敏な夫に異変を感じるキャシーだが、ここでタイムアウト。ガードに引き離された。カワイソすぎます。

マホーン。ニセグリーンから話を聞き、現場の状況からマイケルたちが宿泊していたホテルを特定した。フロントでサラの写真を見せたら部屋番号がわかった。突入に向かう。

その頃、マイケルたちは部屋にいて、グリーン氏に証拠の音声を聞かせた。彼がメモリを分析したところ、な、な、なんとこれは法廷で証拠として使えないという。この音声データから読み取れる日付はデータがコピーされた日付であり、この会話がなされた日付だと証明できないのだそうだ。つまりこの中にはステッドマンの肉声が入ってるわけだが、これが彼の葬式の1年前に録音されたものかもしれないという。

3人は絶句するが、グリーン氏はさらに続けていう。「使い道がないわけではない。証拠にはならんといっても、これは大統領にとっては脅威である」。つまり「大統領を脅して恩赦を引き出せ」と彼はほのめかすわけだが、これを聞いたリンクはあきれてしまう。「おれをハメた女がこんどはおれを助けてくれるのか」

ケラーマン。厳重警備をくぐり抜け、シークレットサービスを殺害。狙撃地点に到達した。ライフルの準備完了。まもなく大統領が目前を通過する。

C-Note。セルで首をくくってこの世にお別れ。最後の言葉 "I love you." という平凡すぎる台詞がじつに彼らしくて泣けます。

※感想

C-Noteの魅力満載でした。彼はなんつーか良い人キャラなので、シーズン1の頃は、私の中では「どっちでもよい人リスト」に入ってたのだけれど、シーズン2の後半にきてずいぶん格が上がってきたように思います。受難に継ぐ受難の人生はトゥイナーが消えて以来、受難ナンバーワンです。恐らく彼は助かるでしょう ... hopefully。最後のシーンでは首にノープをかけた直後のギリギリで終わってたので。

T-Bagのアレは少し疑問でした。ムリあるんじゃないかなぁ。顔が似てるつっても明らかに別人だし、殺しちゃったらすぐに通報されてパスポート使ったらバレるだろうし、500万ドルの現金を飛行機で運ぶちゅうのもありえん。と思ったりするのですが、T-Bagの酷薄な殺人鬼の演技は相変わらずの一級品なのでまぁいいか。セラピストにいった偽名がMr. Websterちゅうのが笑えました。ウェブスター。辞書です。

グリーン氏が最後にいってたデータのタイムスタンプについてですが、まさかmp3のタグじゃないだろうし、普通のパソコンのデータ作成日なんてスグにフェイクできちゃうわけですから、なにかそういう専門的な分析(メタデータ?)があるんでしょうか。グリーン氏は技術者でもないのによく知ってますねそんなこと。法廷に提出される証拠データの作り方マニュアルなんてあるのかな。

続く19話はこちらから

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title: 2-18 :: Wash
aired date: 2007/02/26
Writer: Nick Santora
Director: Bobby Roth

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  • Title: 2-18 :: Wash
  • First Aired: 2007-02-26

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Director:

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Recurring Role:

Guest Star:

Thanks to: imdb.com, tv.com

uni (2007.03.08 22:55)

すみません。ひとつ気になることがあるんですが、
ヨーロピアンフィンチのCnoteの書き込みに対して、
fish C: Bag has the money. Sorry to hear aboutyourdaughter. Good luck.

っていう書き込みがCnoteの書き込みの間にあるんですけど、これもC

uni (2007.03.08 22:56)

すみません。ひとつ気になることがあるんですが、
ヨーロピアンフィンチのCnoteの書き込みに対して、
fish C: Bag has the money. Sorry to hear aboutyourdaughter. Good luck.

っていう書き込みがCnoteの書き込みの間にあるんですけど、これもCnoteが書き込んだんですか?

tinker (2007.03.08 23:07)

ども。これ、私もみました。そのまま見た通りだとマイケルのC-Noteに対する返事ですよね。だれかがニセmsgをいれたのかもしれんけど。結局このサイトに関してはこれでオワリかなというきもするけど、まだなにか謎解きにでてくるのかもしれない。

uni (2007.03.08 23:49)

やっぱりマイケルですよね〜
となると、一応マイケルから返事が来て連絡がとれてることになるのに
なんであんなにマホーンはキレてたんでしょう・・
マイケルの食いつきが悪かったからですかね
ヤツの心境は複雑すぎてよくわかりませぬ

もく (2007.03.09 08:54)

待ってました。
白状しますと、待ちきれなくてあちこちのサイトを
回ってストーリーを知ってしまいました。
 
・・・・・
後悔してます。(´・ω・`)

やっぱりtinkerさんの文章は面白いわあ。
同じ原作でも、監督によって全然違う映画になるのと同じ。

もう浮気はしません。m(_ _)m 

[移動されたコメント] (2007.08.30 01:09)

※ブログをリニュアルしたんで、その間に頂いたコメントを管理人が手作業で移しました。

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tたろ様 (06.21)
tたろ

初めまして
プリズンブレイクのだいファンです^^
http://p2pharuka.blog107.fc2.com/
ぼくはここでシーズン1,2見ました
シーズン3が楽しみです

tたろ様 (06.21)
tたろ

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