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プリズンブレイク/Prison Break :: 2-14 :: John Doe [1] :: ネタバレ

transプリズンブレイク。シーズン2の14話。長くなっちゃったので2つにわけました。こちらは前半。ネタバレ!
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こちらは14話の前半です。後半はこちら↓
2-14 :: John Doe :: 後半

SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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兄弟はケラーマンについていっていわれるまま彼の車に乗り、ヘリとパトカーウヨウヨの現場から逃走した。その頃、重傷のマホーンが発見され、着信するケータイに警官が出た。「もしもし」と警官の声を聞くキム。「マホーンの上司である」「彼は撃たれました」と聞いたキム、顔がヒキツル。

逃走中の3人はドライブ中。マイケルが運転席のケラーマンに聞く。「おまえはだれだ?」「大統領の下で働いていたもんだ」「なぜおれたちを助ける」。ここで道路の先に検問が見えた。兄弟は身を潜ませる。停車した。ケラーマンが警官に政府のIDを見せて通らせろというが「車の中を見せてください」と粘られる。「おれが電話一本すりゃ、あんたらぜんぶクビよ」とハッタリかましたら「お通りください」といってくれた。

検問クリアして先の会話の続き。「敵の敵は友達だからだ」とケラーマンは答えるが、ここでリンクはあのとき彼に殺されかけたことを思い出した(シーズン1の19話)。いきなり助手席からパンチをカマす。停車。車の外に引きずり出し銃を奪って相手の頭にあて「おまえの頭を撃たない理由がひとつでもあるか?」と聞く。「おれはテレンス・ステッドマンの居場所を知っている」とケラーマン。

「なんでおまえが知ってるんだ?」「ぜんぶおれがやったからだ」「ぜんぶおまえがやったのか。おまえが人々を殺したのか」「そうだ。おれは上からの命令を実行した。んでいまは自分がハメた相手と同じ立場になっちゃったんだよ」

リンクは炎の表情となり、怒りの人となる。ケラーマンは相手の気持ちをそぐようにそっと銃をよけ「おまえらを殺そうと思えばいつでもできたさ」なんていって隠していたもうひとつの銃を出して見せ「逃げたければどうぞ。でも自由になりたいんだったら車に乗れ。最後のチャンスだぞ」と自ら運転席に座る。兄弟は「どうしたもんだろうか」と顔を見合わせる。結局、いまは彼に従うしかなさそうだ。

こちらは懐かしのフォックスリバー。フィッシュ(新人くん)が1名入所した。その名はベリック。元看守の囚人となればイビられるのは必至である。さっそくラインバッカー体型のデッカい黒人、バンクスに「めしのあとにさ、おめえのデザートをおれんとこに持ってきてちょうだいよ」と絡まれる。断ったら顔にパンチされ「いいこにしないと次のレベルにいっちゃうよ」と脅され「わかりましたです」と答えるしかない。デザートだけでは済みそうにない気配に恐れおののく。元部下のCOのストルティが見ているが助けてもらえそうもない。

T-Bagはミセス・ホランダーの家に押し入った。「怖がることはないよ、スージー。昔のことは水に流そうじゃないの。ひさしぶりに会ったけどほんとにラブリーちゃんだねぇイヒヒ」とまぢ怖いですよ。チビリますって。ホランダーは抵抗できるわけがなく「ええ、またいっしょに ... 」なんて弱々しく答えるしかない。彼女の背後の引き出しに銃がある。でも彼女は怖くてそれを取り出せない。「あんたがフォックスリバーに面会にきてくれたとき、あんたはおれをケダモノみたいに罵ったよなぁ。あんときゃシビレたぜ。あれほどに感情を露にするってことは、よっぽどおれのことが好きだったんだよなぁ」「子供たちはナンにもしらないのよ!あの子たちには ... お願い」「そりゃあいい。だからこそまたやり直せるってもんじゃない。だろ?」

再びマイケルたち。ドライブ中にキムからケラーマンに着信。「いったいどうなってんだ!?」と騒ぐキムに「兄弟は殺したから大丈夫。これから埋めるところだ」とウソをついた。「埋めるな。証拠がいる」「写メ送るよ」「いいから埋めるなつーの!」。ここでケラーマンはマホーンが死ななかったことを知り「くそォ」と思う。彼が意識を回復するまでにキムを出し抜きたい。やがて3人は目的地の飛行場についた。オーウェン・カラベキの名前でチャーター機を手配してある。ここから飛行機に乗り換えてモンタナに行く模様。

マホーンはベッドで目を覚ましたと思ったら、待ち構えたキムの部下に電話を渡された。「ケラーマンがおまえの代わりに兄弟を殺したようだな」とキムの声が聞こえる。マホーンは「ふふふ」と笑う。「なんかおかしいか」「あのな、ケラーマンはただの無職男じゃないぞ。ヤツがおれを撃ったんだ。兄弟はまだ生きてるはずだ。ケラーマンといっしょにいるんだろう」。これを聞いたキムはキーッとする。ケラーマンは記録上「存在しない男」になっているが、あの男はすべてを知っている。早く消したい!

その頃、テレンス・ステッドマンはモンタナの屋敷にいてニュースを見ているが「守られている」というより「幽閉されている」という我が身の状況に我慢ができなくなってきた。「ゴルフやりたい。映画も見たい。あーつまらん」と嘆いている。

マホーンにはキムの部下がはりついている。撃たれた直後だというのに「残ってる仕事を片づけたら?」と容赦のないお言葉。ここでマホーンは「おれはもうおりる」といいだした。彼はもうぜんぶ嫌になっちゃったみたいで「キムとケラーマンは勝手に殺し合いをやってろ」と強気に出たらば「そういうこといっちゃいけない」といわれた。「シェイルズのこと?もういいですよ、バラしちゃってください。いっそおれが記者会見しちゃおうか。凶悪なレイプ犯を殺して自宅の庭に埋めたのはおれだよ。ぜんぶ発表しちゃおう。おれはもうおりるからおまえら勝手にやれバイバイ」。ものすごい心境の変化で、彼はきぶんがよさそうだ。

T-Bagはホランダーといっしょにアルバムを見ている。自分が写っている写真だけが抜き取られているのを見て「女が男の写真を焼くときってのは、愛がその炎よりも熱かったってことを思い出すためなんだぜ」なんてまた彼らしいことをいう。ホランダー、顔がこわばる。ここに2人の子供たちが帰ってきた!

「テディおじさん!」と抱きつく娘にT-Bagはニンマリ。超ハッピーなスマイルで子供たちと抱き合う。2人の子供たちはT-Bagの真の顔を知らない。母は子供たちを傷つけないようにウソを教えてあったのだ。ホランダーはとにかく子供たちを守りたいと思っているがなすすべナシ。「また会えてうれしいよー」と子供たちは喜んでいる。「仕事で海にいってた」と述べ、義手を見せて嘆いてみせ「でもこれのお陰で保険会社からスゴい大金をもらったんだ」という。

マイケルたちのチャーター機はモンタナに到着。3人はテレンス捕獲に向う。その頃、キムも3人の動きを察知し、すぐさまテレンスを移動させるよう部下に指示するが間に合わず。キムにしてみれば「とにかくヤメテ!」という心境なので、最後には「テレンスも殺してしまえ」なんていいだすが、結局、このゲームはケラーマンの勝ち。彼は男たちを射殺し、マンマとテレンスを拉致した。州外に出る道路はマークされていることを見越して、安モーテルに潜伏中。

マイケル、リンクはこの急展開にアタフタ気味だが、テレンス・ステッドマンを捕獲したという事実に大きな満足を覚える。彼はリンクの冤罪を晴らす動かぬ証拠であり、逃げ回るのも今日でおしまいだやったぜとうれしく思う。「彼に今日の新聞を持たせて写真を撮ろう」とマイケルがいうと、ケラーマンに「似てる男の写真を撮ってもしゃあないよ」といわれた。彼の説明を聞いて、そう簡単には進まないことを知り、再びがっくりする。

ケラーマンの説明。政府の陰謀グループはテレンスの死を偽装するためにあらゆる手を打った。歯は入れ歯にし、指紋を消す手術をし、過去のあらゆる医療記録を差し替えた。DNA記録もどっかのホームレスのものに差し替え、顔は整形した。つまり客観的にこの男をテレンス・ステッドマン本人であると証明するのは至難の業だという。たとえ長年の友人が彼に出会ったとしても「確かに似てるね」くらいしかいえないだろう。

この話を聞いて言葉を失う兄弟に「おれたち、なかなかヤルだろ("Trust me. We're very good.")」と自慢するケラーマンだが、いまはこんな調子で追われているくせに自分の仕事ぶりを自慢するトロさというのが、じつに彼らしくてステキ。

テレンスは「おれを逃がしてくれよ」なんていうが誰も聞かない。あたりまえだ。リンクはずっと宙を睨んでいる。恐らく彼は、口を開いたらこの男を殺してしまうことが自分でわかっているのだろう。むっつりと黙り込んでいる。

いったいこれからどうするんだとマイケルも私たちも思うわけだが、ケラーマンには筋書きがあるようだ。彼は「2、3日ここに滞在してからDCを目指す。そして政府内にいる反カンパニーの連中(死んだ父アルドの仲間)と接触しよう」という計画を明かす。マイケルの台詞「ライオンの巣に入ってくていうことだね?("We just stroll right into the lion's den then, huh?")」。

こちらはマホーン。病院にいたら前妻のパムからコール。コロラドの息子が交通事故に遭ったといって彼女はパニックになっている。マホーン、すべてを捨ててコロラドに行こうとしたらば、病院の外でキムの部下とバッタリ。「頼むから仕事してくださいよ。またいつコロラドで事故が起こるかわかりませんよ」と脅された。マホーンの顔に再びナイフのような冷たさが宿る。「あぁわかったよ。やるよ」と答えた。こういう瞬間のマホーンの冷たいギラリ感がとてもよい。

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(後半に続く)

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  • Title: 2-14 :: John Doe
  • First Aired: 2007-01-22

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Thanks to: imdb.com, tv.com

kenn (2007.01.25 11:46)

Mahoneが"Kimmy"って呼んだ瞬間の表情がたまりませんでした。生きててよかった!やはり歴史に残せないmanhuntをやってのけた男だなぁ。ある意味T-Bagなんて比較にならんほど残酷ですよね。

しかし腕一本で500万ドルも保険会社から出るって、子供相手とはいえ、めちゃくちゃな気がしたんですけども。

MATE (2007.01.25 15:13)

まってましたーっ。
毎回お疲れ様でございます。一気に急展開を見せてますね。兄弟の複雑な表情が目に浮かびます。
マイケルの遠くを見るような目と、よく言ってる「huh?]が大好きなワタシ。
tikerさん、これからもセンスのいい文章でがんばってくださいね。

tomo (2007.01.25 17:02)

はじめまして。いつも楽しく拝見させて頂いています。テレビで見れないのでほんとに助かります!!
私はWlliam Fichtnerのファンなのでマホーンが死んでいなくてとにかくよかったです 笑。
次回が楽しみですね。また来ます♪

aki (2007.01.26 20:46)

こんにちわ。少し前にPBを観てはまりまくり
このサイトにたどり着きました。
ほんと詳しくストーリーが書いてあり、ドラマをみてる感覚で楽しんでます。
次回はどんな展開になるのでしょう。。。最近頭が興奮状態で寝つきが悪くなってます(笑)

 ところで、海外のサイトでPBなどのドラマを視聴できるときいたのですが、どなたかご存知でしたら
HPアドレスを教えていただけないでしょうか。宜しくお願いします。。。

tinker (2007.01.27 05:45)

みなさん、こんにちは。コメントありがとう。akiさん、日本にお住まいの方もAppleのiTune Music Store(英語)で最新エピを見れます。そっちいってみてください。チトやり方がややこしいみたいですが(日本のクレジットカードが使えないとか?)、やり方があるみたいなんでジタバタしてみてください。good luck。

aki (2007.01.27 07:02)

ありがとうございます(涙)がんばってじたばたしてみます。。。
 PBシーズン3突入予定で、それまで私の心臓が
もつかどうか。
次回ネタバレが楽しみです!!!

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