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プリズンブレイク/Prison Break :: 2-09 :: Unearthed :: ネタバレ

transプリズンブレイク/Prison Break 。シーズン2の第9話。ネタバレ強のエピソードガイド。
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(マイケル、マホーン、サラ、ケラーマン)

ここは植物園。マイケルは袖をまくって右肘のタトゥーをチェックし、従業員になりすまして侵入。園内のあるスポットを目指すが、FBIかと思われる男達を見て彼は躊躇する。気づかれた。園内の人ごみに紛れて逃走。危なかった〜。

その後、テレビでマホーンのインタビューを見てトゥイナーが殺されたことを知る。続けて記者が「FBIが川からハードドライブを回収したんでしょう?」とか「それによって植物園で待ち伏せたのか」なんていう質問をし、マホーンは苦々しい顔で「ノーコメント」と答えているのを見てますます驚愕。マイケルの方は苦々しいどころではない。すべての行動計画を知られてしまうではないか。

FBI本部では、マホーンの部下たちがマイケルの目当てと思われる植物園の地点から大量のニトログリセリンのアンプルが見つかったと報告していた。これはビルをブッ壊せるくらいの量だという。そして植物園の地質がこれを安定保持するのに適していたということらしい。マホーンはFBI内部からプレスに情報がリークされたことを怒っている。

マイケルはネットカフェでマホーンを検索。オスカー・シェイルズ絡みの過去の新聞記事等をまとめてプリントアウトし、さらには彼には離婚した妻がいることを知った。彼女の名はパム。その後、スーツにメガネという「これではクラーク・ケントではないか」という格好でマホーンの前妻を訪問。彼は偽のIDを示し、FBIの捜査官を名乗る。オモシロイ!

マホーンのバックグラウンドを調べているといって前妻に取り入った。彼女は「彼にいわないこと」を条件に話してくれた。前妻は「マホーンがある時期から急に人が変わったのだ」という。ひとりで裏庭に引きこもるようになり、そこにだれかが近づくとものすごい剣幕で怒るようになった。そして心配する妻に「ときには物事は手に負えなくなるときもある」と口癖のように語ったという(これは彼が記者に行った台詞と同じだ)。このとき彼女が席を外した隙にケータイを盗んだ。

続けてオスカー・シェイルズのことを尋ねてみた。「シェイルズは唯一マホーンが逃がした相手だが、そのせいで彼がおかしくなったというわけではないと思う。なぜなら彼が変わったのはシェイルズ事件が過ぎてずいぶん経ってからだから、時期的に合わないでしょう?」と彼女はいう。そして彼が急に「家から出て行ってくれ」といった日付を彼女は正確に記憶していた。6月15日。ここでマイケルはネットカフェで仕入れた記事を思いだす。「6月中旬からシェイルズの足取り一切不明」という新聞の見出し。

この話を聞いて「シェイルズを殺したのだな」とマイケルは直感した。そろそろ退散しようとしたところで、前妻はマイケルの質問内容が不自然であることに気づき「あなたの部署がそんな質問をして彼を調べるはずがない」といいだすので「官僚組織はイロイロありましてね」なんてさりげなくごまかして足早に去った。

その頃、サラはモーテルにいて、まだ例のorigamiの暗号に取り組んでいた。彼女の身代わりとなって殺された女性の運転免許証を持っている。ちょっとおさらいしておくと、彼女は暗号解読には成功したが、最後のorigamiをケラーマンにとられてしまっている。そこに一番大事な情報である具体的な待ち合わせ場所が潜んでいたと思われる。持ってるやつだけで出てきたワードは "RENDEZVOUS" と "SUNDOWN HOT"の2つ。おさらいはここまで。んで、彼女はこの最後の "HOT" は "HOTEL" の一部ではないのかと推理し、"SUNDOWN HOTEL" という名前のホテルを全米各所からリストアップ。その中からメキシコ国境に近いGilaにある同名ホテルにアタリをつけた。頭イイネ〜!

※後から補足。このマイケルのorigamiについて。せっかちな方のみどうぞ → マイケル折り紙(origami)暗号のまとめ

ケラーマンは前回サラの身代わりで犠牲となった女性の名前がニューメキシコ行きの乗客名簿に見つかったという報告を受けた。彼はそれがサラと確信し、この情報をマホーンに投げた。マホーンはこれを受けて、前回ケラーマンから渡されたプリントアウトの中にニューメキシコに実在する地名がないかを詳細チェック。そして彼はニューメキシコのGILAという地名にたどり着く。最後のorigamiから出てきた文字列は "ELGILANM63" であった。つまり"EL GILA NM 63"。"EL" はサラが睨んだ通り "HOTEL" の "EL"。"GILA" は地名。"NM" は "NEW MEXICO"。"63" は日付か?というかんじでズバリ判明。

よし!と思ったところでケータイが鳴る。前妻からだった。「いま忙しい」と答えたら「ではかけなおそうか」というマイケルの声が聞こえてマホーンはマッサオ!

「オスカー・シェイルズ」という名が電話口から聞こえて、マホーンは戦慄する。「もし僕だったらの話をしよう。あんなサイコパスを殺して自宅の裏庭に埋めたとしたら、きっとそれが脳裏から離れず、頭がおかしくなってしまうだろう。そして、いつしか死体を掘り返してよそに移そうと考えつくかもしれない。でももう遅いよネ。土壌にはしっかり証拠が残ってる。いつかバレるだろう。毎日そんな心配事を抱えて生きるっていうのはきっとものすごく辛いだろう」というマイケルの囁き声はマホーンの急所を突く。さらに続けて「僕と僕の家族をそっと逃がしてくれないか。そうすればあんたの小さな秘密を守っておこう」と低い声で要求し「ときには物事は手に負えなくなることもある」と締めくくった。マホーンは怖い顔で地図のGILAという地名を睨んでいる。そして「いつか私たちは会えるよ。君が思ってるよりもずっと早くに会えると思う」と答えた。

その後、マホーンは自宅裏庭を掘り返す。手が出てきた。彼は沈鬱な顔で途方に暮れている。

(C-Note)

マホーンの部下のラング捜査官がC-Noteの妻のキャシーを脅す。「今日、レインボールームで会うんでしょう?マンハッタンのレインボールームで間違いないの?」と尋問。キャシーはシラを切るが「子供の目前であなたを逮捕してもいいんだよ」なんてさらに脅すと「わたしに子供と夫とどっちか選べっていうわけ?」と泣き顔になるが「よくわかってるじゃない」と情け容赦ナシ。

その頃、C-Noteは妻の弟のダリウスと接触していた。倉庫でダリウスと彼の仲間達といっしょにいる。彼らの協力を得て妻と娘をFBIから強制的に引き離したいわけだが、ここで銃を使うかどうかでモメる。C-Noteは「銃はぜったいだめ」というし、仲間は「これがなきゃやらん」とハネ返す。結局、ダリウスが折れて銃ナシでやることにした。

キャシーは「子供の安全」と引き換えにFBIに協力することにした。バンの中で「あなたはただ彼を待っていればよい」とラングはいうが、車内で男達が銃を取りだすのを見て彼女は怯える。待ち合わせ場所に彼女がひとりで夫を待っていて、FBIは監視中。彼女の隣にダリウスの仲間が現れ「あのクルマに走れ」という。彼女は娘のことがあるので躊躇する。が、男に「娘はだいじょうぶだから早く行け」とせっつかれて走りだす。FBIが追う。キャシーはクルマに乗り、カーチェイス。道の途中でダリウスの仲間がトラックで道をふさいて援護。キャシーは逃走した。

一方、C-Noteとダリウスは娘の小学校にいた。ここで娘を確保して妻と合流する予定だが、ダリウスが中に入って娘(彼にとっては姪)を連れ出そうとしたら学校側にマッタをかけられる。キャシーを逃がしたFBIは学校に直行中。小学校にFBIが入って行くのを見たC-Noteは「待ったナシ」と見て、強引に学校に侵入、娘に「ディズニーランドに行こう」とダッコして連れ出した。そのまま逃走。成功。ふぅ。

C-Noteはやっと家族3人合流できた。キャシーは嬉しそうだが複雑顔でもある。「んでこれからどうするの?」C-Note、無言で家族を抱き締める。ほんと、どうするんでしょうネ。

(T-Bag、ベリック)

ベリックはフォックスリバーのかつての部下に電話し、T-Bagに面会していた女性の身元を割り出した。

T-Bagはベリックに追われてるとは知らずに女性を訪ねるようだ。カンサスにいて、良いスーツを着ている。ロッカーに500万ドル入りのバックパックをしまった。ロッカーのキーはポケットではなくて靴下に入れる。ナルホド〜(さすがに悪知恵の働く人は、普段からこういうのが癖になってるのだなと感心する私)。花屋でヒマワリの花束を買う。店員に「カンサスにはどういう用事でいらしたの?」と聞かれ「ロマンスだよ」と答えてニンマリしつつ、こっそりハサミを万引き。怖〜。

ところが、女性の家に行ってみたらそれは売りに出されていた。女性は引っ越したと知る。家の中はカラッポ。彼はかなりショックを受け、感傷的になっているようだ。女性との回想シーンがフラッシュバックする。怒ってヒマワリをブン投げているが、目には涙?と思ったらいきなり「家売り出し中」の看板でブン殴られてノックダウン。ベリックであった。"How ya feeling, little Teddy?"

ベリックはT-Bagをイスに縛って拷問。500万ドルの在処を聞き出したい。ここでT-Bagはかつて52通ものラブレターを送ってたってことがベリックの口から明かされる。それはすべてフォックスリバーに返送されてきていて、看守たちの笑いのタネだったという。T-Bagは「いい年をしてママと暮してるベリックちゃんに愛を語れるのか〜」と言い返す(どこでそんなネタを仕入れてたのだろう)。「500万ドルはどこだ」「ベリックちゃんのママにぜんぶ使っちまったぜぇイヒヒ」。怒るベリックはT-Bagの手首の傷をハサミでグリグリ。縫った糸をバチンと切る。T-Bagの悲鳴がカラッポの家に響く。

(リンク、LJ)

リンクとLJはマイケルとの合流地点目指してドライブ中。リンクは息子に「おまえは合法的に刑務所を出たのだから犯罪者である父といっしょにいる必要はないわけで、このまま別れて人生をやり直すという選択もあるのだよ」なんて心にもないことをいうが、LJはもちろん父といっしょがいいに決まってる。

リンクがクルマで待っていて、LJが食事を買って戻ってきた。LJがもらい忘れたおつりを女性店員がクルマまで持ってきてくれたんだが、ここでリンクの顔に気づかれてしまう。ウムー。通報される可能性大。マイケルとの待ち合わせ地点までまだ600キロ以上あり、LJのこのちょっとしたポカミスゆえに2人の空気は悪くなる。LJは「ぼかぁ、お父さんみたいにプロの脱獄囚じゃないからね!ヘタクソでわるーござんした!」みたいなことをいうのでリンクはすまぬすまぬと息子に謝る。

まもなく2人はクルマを捨てて徒歩に切り替えた。近くの駅まで歩くようだ。リンクは「パナマにも女の子はいるし、アメリカ人はモテるから心配しなくていいよ」なんていってるので、2人の空気はよくなったのだなと私たちは安心する。ここでの会話はじつにスィートだ。リンクらしい暖かみがある。詳しくはエピソードをどうぞ。駅に着いた。人ごみに紛れて緊張気味。ここで新聞を読んでいた中年男が不審気な顔になる。彼は警官を連れてきた。2人は追われる。交差点でLJがクルマにハネられた。2人は拘束された。「リンカーン・バロウズと思われる男を発見、拘束した」と無線連絡している声が聞こえる。「息子よ。すまぬ」と声にならない声をあげるリンク。涙〜。

※感想

リンクがLJのことがかわいくてしょうがないというのがビンビン伝わるので最後はほんとにショックでした。物語的には最高ですがw。いやーどうなるんでしょうね。プリズンブレイクはシーズン2でおしまいという噂があるらしいんですけど(ソース未確認)、この調子だと「捕まっては逃げ、捕まっては逃げ」のハラハラのし通しで超ロングになりそうだなぁと思いました。そうなって欲しい。

マイケルは最初のニトロで結局なにをやるつもりだったんだろう。それはおいといて、彼のアンダーカバー -> マホーンに直電コールはどきどきしました。思えば、マイケルってああいうキャラなので、彼が誰かを脅すというシーンはかなり少なかったと思うんですが、あんな風に囁くように急所を突かれたら相手はビビるでしょうね。普通の捜査官だったらたぶん手を引くんでしょうけど、相手はマホーンなので、結局のところ、ますます彼の追求心に火をつけちゃったんじゃないだろうか。マホーンは恐らく「マイケルを殺すしかない」と確信したに違いなく、そうなるとこの2人のガチンコ勝負がテンション上がってスゲーと思ってたら、最後にリンクがああなっちゃって、マイケルはリンクをおいてパナマに行くわけないからいったいこの先どうなるんだろう。

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ジョウ (2006.11.02 08:14)

やっぱり、マホーンの庭にシェイルズが埋まってたんですね。それにしても、私もよく庭仕事をするんですが(嫌々だけど)、1人であんなに深く掘るには数時間かかりますよ。

サラは間違って殺された女性のクレジットカードでホテルに泊まってるのかな?でも、実名で飛行機を予約するなんて、ちょっと注意が足りないですね。それとも、わざとやったんでしょうか?

三木太郎 (2006.11.02 10:11)

こんにちは。
今回のプリズンかなり面白かったです。
特にC-noteが家族に会うシーンですね。
仲間が裏切って警察に売ってしまわないかドキドキしてましたが、友情が勝ちましたね。
それと何といってもマイケルの逆襲です。
いままで追い詰められていた彼が逆に追い詰めたシーンはかなり良かったです。
でもよくあの会話だけで死体を庭に埋めたってわかりましたね。

kenn (2006.11.03 00:06)

Wayne Merrickって実名を使うなんて怪しすぎーって、ドラマだからちょっとこういうギミック入れたんですね。電話帳の名前もそうですけど。ライターもアイスホッケー大好きなのかな。しっかしIQ200おそるべし。

Saraの行動は不可解ですね。命すらも狙われているのに。それとHOTELのELがハンバーガーのチラシが偶然後ろにくっつくなんてちょっと出来すぎじゃないの、って思ったの僕だけでしょうか。Saraは頭いいからなくても気づいてたかもですけど。

なんかシーズン2で終わりそうですね。寂しい気もしますが、ちょうどいい気もします。

マイレージャー (2006.11.03 06:38)

アメリカは国内線でも搭乗ゲートでIDチェックがあるので実名で予約とるしかないんですよ。

今後の展開も楽しみです。

T子 (2006.11.03 18:24)

T-Bagは花を買うとき、ハサミを盗んでいましたよね
(いかなるときも抜かりなし!)。
それで、ベリックたちに反撃するのではないかと思います〜。

shiba (2006.11.03 22:36)

初めまして!
香港に住んでいます。現在エピソード1前編放送中。
続きが気になって仕方ないところ、このHPにたどり着きました。私はストーリーを知ってから見るほうが安心できるので、このネタバレは大歓迎!
続きがやっぱり気になりますネ...。

tinker (2006.11.04 09:40)

みなさん、コメントありがとう。楽しく読んでおります。まとめてお礼。

ジョウさん、

だいたいドラマの中では簡単にスコップいっちょうで大きな穴を掘りますよね。ありえんw。

kennさん、

Wayne MerrickってNHLの有名選手だったのですね。気づかなくてスルーしていました。そうかぁ。ははは。

T子さん、

そう、ハサミのこと書くの忘れてた。あとで入れておきます。ありがとう。でもあのハサミはベリックにとりあげられてましたよ。あれで手首の縫い目をグリグリバチンってやられてたと思います。

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