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ロスト/Lost :: 3-13 :: The Man From Tallahassee [2] :: ネタバレ

transLost。シーズン3の13話。長くなったので2つにわけました。こちらはロックのフラッシュバックです。ネタバレ!
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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こちらはロックのフラッシュバックです。島のお話はこちらにあります↓
島のお話

このフラッシュバックではロックが車イス生活になった経緯が明かされるのですが、以前のお話を覚えてないとつながりがよくわからない。私と同じく、忘れている方も多いと思うんで、今週のお話に入る前に、ロックが実父と出会った経緯をおさらいしときます。

(おさらい)

孤児院で育ったロックは父母の顔を知らなかったが、ある日実の父親と会う。アンソニー・クーパー(Anthony Cooper)というこの男は富裕であり、出会った息子に狩猟を教えたりして親切なようすだが、やがてロックは実の父にだまされたことを知る。彼は息子の腎臓が目的だったのだ。愛情を感じて腎臓ドナーになることを申し出た息子を手術後にポイ。ロックは深く傷ついた。

父にダマされたと知り、大いなる憎悪に囚われたロックだが、その後、彼はanger management(怒りをコントロールするセラピーセッション)でヘレンと出会って癒される。新恋人との新生活。いつしか父への怒りも消えた頃、新聞でアンソニー・クーパーが死んだと知る。ヘレンといっしょに葬儀に出かけた。ロックは死んだ父の棺桶に「あなたを許す」と述べた。葬儀には2人以外参列者はなく、いかにも詐欺師の末路という寂しいものだったが、謎のギャング風の男たちが遠くから見守っていた。

父への怒りは消え、新恋人もできてようやく人生が楽しくなってきたところで、死んだはずのアンソニー・クーパーが再び現れる。詐欺師の彼は70万ドルを悪いヤツから奪い、それで追われるはめになって偽装死したのだと明かす。という話を聞いてロックはうんざりする。彼はもうこの父に近寄りたくないのだ。クーパーはロックに貸金庫の鍵を渡し「金を持ってきてくれ」と頼む。ロックの取り分は20万ドル。

ロックは迷った末に、ヘレンにナイショで父の望みを聞き入れることにした。約束通りに大金を回収し、クーパーの潜伏先のモーテルに届けた。クーパーは詐欺師なのでロックの複雑な思いなどわかるはずもなく「これがおまえの取り分だ。ハネムーンを楽しめ」と20万ドルを渡すが、ロックはそれを受け取らない。「金のためにやったんじゃない」という。彼は明確に理由をいわないが「バカ正直になることによって自分が救われる」みたいな脳内理論を自分で思いついたのだろうか。あるいは父が改心してくれるかもという1%の望みに賭けたのかもしれない。

このままヘレンに知られることなく、父とバイバイできればよかったのだが、じつはヘレンは秘かにロックの後を尾けていた。そして父と会っているところを見られてしまう。ヘレンはロックの嘘を許せない。ロックは必死で止めるが彼女は去ろうとする。ロックは駐車場でひざまずき、用意したリングをかざしてプロポーズ。が、ヘレンは走り去った。というようすをクーパーは遠くから見守っていたが、彼はすでに金を回収し、彼にとってロックは用済みなので無言で走り去った。てわけでロックはまたまた孤独な人生に逆戻り。深く傷ついたのであった。

(ここから今週のフラッシュバック)

恋人は去り、彼はセラピーに行くのをやめた。そのせいで年金給付が差し止めになり、鬱々とした孤独な生活。ある日、ロックの家にピーター・タルボト(Peter Talbot)という男が訪れた。お互い初対面だが、彼はロックに聞きたいことがあるんだという。以下彼の説明。

ピーターの母親がアダム・スワード(Adam Seward)という男と出会って恋人同士になった。老いた2人はラブラブで、結婚を考えているという。母親の再婚相手に疑問を持ったピーターは、秘かに男の周辺を調べた。そしたら腎臓の移植手術を受けたことがわかり、そこでロックの名前が浮上。てわけで、母の再婚相手のことを尋ねにきたということであった。

という話を聞いたロックは、クーパーが名前を変えて結婚詐欺をやってるなと気づくが、彼には教えない。息子を傷つけないためか、あるいは自分のトラウマに触れたくないからか。ピーターに「あれは匿名の提供だった」と嘘をついて帰らせた。その後クーパーに会い「人を傷つけるのはやめて、すぐにこの街から去れ」と強くいった。「言う通りにしないとおまえの素性をバラすぞ」と脅したら、クーパーはやむなく同意した。

が、その後、息子のピーターが急死。ロックは、クーパーが殺したのかと血相を変えて乗り込んだ。すぐに警察にいけばよいのに、詐欺師の家に押しかけて「あなたが殺してないといってくれ」なんていうものだから私たちはいらいらするが、それが彼の優しさなのでしょう。だが相手は性悪の詐欺師なので、ロックの優しさは通じない。

興奮して乗り込んできたロックに、クーパーはカバーストーリィを聞かせた。「私が殺すわけがない。息子が亡くなった後、彼女はひとりになりたいといって婚約は解消した。だから私は彼が死んで一銭も儲けていないんだよ。私は詐欺師だけど殺人者ではない」なんていう。ロックが電話を手に「母親に確認する」といったとたん、クーパーは不意を突いて飛びかかってきた。後ろは窓ガラスで、ロックは8階の部屋から地上に墜落。

死なずに済んだが、これのせいで下半身はマヒ。車イスのリハビリがロックを待っていた。病院で目が覚めたら刑事がいた。クーパーはメキシコに逃亡。いまはどこにいるかわからないという。

※感想

ロックのトラウマ人生満載のエピソードでした。あぁしんどかった。見てるだけでしんどいです。ジャックの望みを断ち切る潜水艦爆破は、この後の人間関係に深い傷を残しそうですが、ロックの暗い過去を見てしまうとなんだか同情しちゃって、彼を責められないよなぁというきぶんになるし ... 複雑。

ベンもまた、詳しくはまだ明かされていませんが、トラウマたっぷり注入されたキャラであるので、この2人がしゃべってるとほんと重いですね。人生って辛いんだなぁみたいな。

このエピガイを書くにあたり、過去のエピを見直したのですが、ロックの母が彼に「あなたは "immaculately conceived(処女懐胎)" の末にできた子なのよ」といったとか(ロックはイエス様か!)、興味深い台詞やシーンがありました。このドラマはいっぺん見ただけではわからないぶぶんが多いので、再度見直したらきっと新しい発見がありそうです。

次回14話は3/28オンエア予定です。
3-14 :: Expose :: 予告編

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title: 3-13 :: The Man From Tallahassee
aired date: 2007/03/21
Writer: Drew Goddard, Jeff Pinkner
Director: Jack Bender

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cinedoub (2007.03.24 13:46)

ロックの父親は本物のソーヤーなんでしょうね。彼が島にいるならば、ソーヤーの怨みははらせるんでしょうか。
米の掲示版で「Anthony Cooper Adam Seward」を並べ替えると「Sawyer the con man a poor dad」になる(アナグラム)ってのを読んでちょっと感心しました。

ジョウ (2007.03.27 08:20)

tinkerさん、私も今回のエピガイを(やはり2回に分けて)やっと書き終えました。

今回はフロリダ繋がり(ベンの車椅子を押してるオッサンはマイアミでジュリエットをスカウトした奴、ケイトとソーヤーはそれぞれタラハシ近辺に行った事がある)の他、タスティン繋がり(ハーリーが住んでた場所+箱の会社)等、いろいろありましたね。

処女懐胎というのはおそらく比喩的に言ったんだろうと思いますが、ジュリエットの研究やサンの奇跡的な(?)懐妊と、いかにも繋がりがありそうですよね。

kenn (2007.03.27 12:11)

アレックスのこともありますし、どうも子供が生まれてくるにあたっていろんなことがありすぎですよね。

"immaculately conceived"は処女懐胎というだけではなく、体外受精のような人工的な方法での受胎という意味が含まれているのかなあ、と思います。

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