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ロスト/Lost :: 3-16 :: One of Us :: ネタバレ

transLost。シーズン3の16話。フラッシュバックはジュリエット編。ネタバレ!
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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ジャック、ケイト、サイード、ジュリエットの4名はビーチを目指す。サイードとケイトはジュリエットが嫌いである。サイードは「おまえは何者だ」と尋ねるが、彼女は答えない。「私の過去をすべて話したらあなたは私を殺すだろう」「答えなくても殺す」とヤリあってるところにジャックがきて「彼女に構うな」と保護者のようなことをいうので、サイードもケイトもかんじわるいなーと思う。

4名はビーチに着いた。ジャックがみんなに会うのはものすごくひさしぶりなので、感動の再会にニコニコだが、その中にジュリエットがいるのがわかると空気が悪くなる。彼女がアザーズのひとりだということをソイヤーは知ってるし、ヤツラは子供をさらったりクレアをさらったり、敵対行為を繰り返してきた連中なのだ。ジャックだけが彼女の味方であり、彼はジュリエットがアザーズに見捨てられたと本気で信じているようである。「敵に捨てられたんだからいまは味方にしてもいいだろ」という理屈のようだが、みんなは怪しむように遠くから見ている。

「ジュリエットなんか信じられるか!」と議論してたらクレアが血を吐いて倒れた。彼女は頭痛がするといって朝から具合が悪かったのだ。ジャックが診察していると、なんとジュリットが「わたしのせいだ」と告白した。

「免疫システムがどーのこーの」と説明し始めて、それはジュリエット自身がつくった薬の副作用であるという。彼女の説明によれば、この島では妊娠した女性たちが原因がわからず死んでしまうという謎の状況があった。女性たちの免疫システムがおかしくなって、妊娠すると胎児を侵入者とみなして攻撃してしまう(ていう意味カナ?)という事例を彼女は何度も見たのだ。かつて飛行機が島に墜落した折、イーサンが乗客に紛れ込んでスパイ活動をしていたが、その際に彼はひそかに人々の血液サンプルを採取した。このときイーサンは驚くべき発見をした。クレアの血液に同じ症状を発見したのである。このままでは彼女は死んでしまうので、秘かにダーマ特効薬の血清を注射してたという。

それをやってる間にイーサンの正体がバレたので、彼は自分の判断でクレアを拉致し、血清を注射した。その血清は副作用があるが、それを射たないとクレアは死んじゃうというのである。さらに「その血清を射てば彼女は助かる。イーサンが医療物資を隠していた場所を知ってるからいますぐそこに私を行かせろ」というのであった。

横で聞いてたケイトは「信じていいワケ?」と疑り顔だが、ジャックは「取ってこい」と答えた。ひとりで血清を取りにいったジュリエットはサイードとソイヤーに待ち伏せされた。2人は彼女を信じてないので、後を尾けてきたのである。「おめえはナニをたくらんでやがる?」と詰め寄る2人にジュリエットは2人の暗い過去を述べ「あんたたちみたいな男がひとのことをどーこーいえるワケないでしょ。この薬がないとクレアは死ぬし、そうなったらあんたたちの両手はますます血でベッタリになっちゃうよ」とスリ抜けていった(こういう口のききかたをするから4度も肩を脱臼するんだよなと思った)。

ジュリエットが血清を持ってきた。横で見てるチャーリィは疑い顔だが、ジャックは彼女を信じている。さっそく注射をしようとするジュリエットの手を握り「もしクレアが助からなかったら、ぼくはきみを守りきれないだろう」と述べた。ジュリエットは「私はすでにひとりぼっちだ」と答えた。おなかに注射器をブスリ。

クレアは治った。チャーリィは喜んだ。

てわけでジュリエットの信用は少しだけ高まったというか、彼女はそこにいてもいいということになった。ジャックは気を遣って「みんないいひとたちだからいつかは彼らの疑問に答えてやってくれよな」と話した。ジュリエットは「どうしてあなたは私にアレコレ質問しないのか?」と聞いた。ジャックは「潜水艦が爆発したときの君の目を見てわかった。君は本当に島から出たいと思っている。ぼくといっしょだと思った」と答えた。

このエピソードのラストシーンでは、これがベンによる仕組まれたワナだったと明かされる。ベンとジュリエットが綿密に打ち合わせをしていて、ジュリエットたちがビーチに着く頃、クレアが発病するように仕掛けたこと(そのために彼女にインプラントを注射しておいたということらしい)。イーサンが遺したという血清を所定の場所に置いたこと等が明かされた。妊婦たちがバタバタ死んでいるというのは事実らしいが、その他はつくり話で、ジュリエットはベンが送り込んだスパイなのであった。最後にはベンはガスマスクをジュリエットに渡し「1週間後に」と言い残して消えた。

【今週のフラッシュバックはジュリエット編】

妹レイチェルを神のミワザの如くに妊娠させたジュリエット・バークはダーマ財団と契約。妹と涙のお別れをし、トランキライザーで眠らされ、潜水艦に乗せられて島にきてベンに迎えられた。「レイチェルの出産までには帰れる」はずだったのだが、その後、彼女は島から出られなくなる。

彼女はスーパースターのように医師団に迎えられるが、研究は失敗し、妊婦は死んだ。自信をなくした彼女は家に帰りたいという。ベンは「レイチェルはもうすぐ死ぬだろう」と爆弾発言。レントゲン写真その他の診療記録を出し「じつはガンが再発してたのだ」と明かした。ギョギョギョのジュリエットにベンは「ダーマの先端技術はガンを治せる。ここにとどまって研究を続けてくれたらレイチェルを必ず治す」と交換条件を出した(ウソくさい)。さらに「ジェイコブ様自ら責任を持つといっておられるゾ」「島の女性たちが君を必要としている」「君がここに残ればレイチェルは助かる。ゆびきりげんまん」とつけ加えた。動揺するジュリエットだが、結局同意した。

島にきてから3年が経過した。ジュリエットはグッドウィンとつきあっている。ある日彼女はベンの背中に腫瘍があることを知り、怒りの人となった。「ダーマはガンを治療できる。この島ではだれもガンにならない」と聞かされていたからだ。ベンに突撃し「あなたの背中には腫瘍がある」と教えてやり、チビるベンに「レイチェルを治したなんてウソでしょ!」と噛みついた。ベンは「それはうそじゃない」と答えた。ジュリエットは「家に帰りたい」と泣いた。それはだめといわれた。

翌日、読書会の最中に大きな音が聞こえて飛行機墜落事故を目撃する。イーサンとグッドウィンがベンに呼ばれてスパイしろと命令された。ここから先はシーズン3の第1話(3-01 :: A Tale of Two Cities)の冒頭シーンにつながっていく。この最初のシーンでジュリエットが初登場するんだけど、そこで彼女がものすごく悲しそうな顔をしてたのはそういうワケだったかとやっと私たちはわかる仕組みである。

本エピソードでは1話では触れられなかったシーンがあって、イーサンたちが大急ぎで去った後、ベンはジュリエットをミハイルの家に誘う。ミハイルというのは、シーズン3の11話(3-11 :: Enter 77)あたりで出てきた元ロシア軍人のアイパッチオヤジです。殺人フェンスに触って死んだヤツ。彼はアザーズの通信係として雇われていたという以前の話と合致する。ベンといっしょにミハイルの小屋に行くと、そこにはモニタがたくさんあって、子供と仲良く遊ぶレイチェルの動画を見せてくれた。画像の中にある新聞の日付は2004年9月22日。「おれはうそはついてない」とベンはいった。レイチェルを助けたことを証明するために案内したようだが、これもまたなにかつくりもんかという気もする(よね?)。レイチェルの幸福そうなようすを見たジュリエットはまた泣いた。幼い息子はジュリアンという。「家に帰りたい」といったら「研究が完成するまではだめ」といわれ、モニタの電源は切られた。「でも母親たちはバタバタ死んでるじゃない!」「まだまだいるさ。乗客の生き残りの中に妊婦がいるかもしれん」というベンの顔は悪魔のよう。

また、このシーンではミハイルが「墜落したのはシドニー発LA行きのオーシャニック815便。人数は324名。各個人の情報はただいま調べ中」なんて報告しているので、こうやって調べたのかと私たちはわかった。

※感想

ジュリエットのアレはなんかウラがあるんだろうなと思って見てましたけれど、やっぱりなー。でもジャックの愛(かな?)にほだされてジュリエットがベンを裏切る可能性もある。という可能性があるということをベンは計算してるだろうからなにかそのための計画をしてるだろ。という気がします。あー、人間の裏側ってめんどくさい!

title: 3-16 :: One of Us
aired date: 2007/04/11
Writer: Carlton Cuse, Drew Goddard
Director: Jack Bender

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  • Title: 3-16 :: One of Us
  • First Aired: 2007-04-11

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Thanks to: imdb.com, tv.com

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