【アザーズ村のケイトたち】

アザーズ村の一室に監禁されてるケイト。めしを持ってきたジュリエットをドア付近で待ち伏せし、棒でブン殴ってやろうと思ったら、ヒョイとよけられて軽ーく投げ飛ばされた。ジュリエットは冷ややかな視線であり「ゴハンを持ってきてあげたのに」といいつつ去った。

潜水艦をドカンと爆破してやったぜロックンロールのロックはアザーズたちに拘束されたが、なぜかその後、ケイトを訪ねてきて「おれはアザーズたちといっしょに行くことになった。サヨナラ、ケイト」とわけのわからぬことをいう。さらにジャックは家に帰れずここにとどまったと教わった。ロックは彼らの仲間になっちゃったみたいで、わけがわからないケイトは不安のドン底に怯える。

外が騒がしいので窓から覗くと、アザーズ連中が一斉に武装し、彼らは防毒マスクをかぶり、荷物を持って慌ただしくどこかに出ていく。「ナニゴトか」と焦ったら、ドアからケムリの出る爆弾みたいなヤツ（なんていうの？）を投げ込まれて、気絶してバタン。受難続きの後は森で目覚めた。と、隣にジュリエットもいて彼女も倒れていた。そしてケイトとジュリエットは手錠でつながれているのをお互いに発見するのであった。

ジュリエットの方はお茶を煎れてたらガス攻撃されてそのまま気絶したという。つまり彼女は仲間に見捨てられたということなんだろうか。2人の仲は最悪だが、お互いつながれているのでいっしょに行動するしかない。ケイトはアザーズ村に帰るぞと立ち上がった。他の仲間たちも同様にガス攻撃されて、ブッ倒れてるかもしれない。助けなくちゃ。

2人は仲が悪く、ジャックを巡って口論となり、夜のジャングルでcat fightに突入。ケイトが力を入れすぎたもんだからジュリエットの肩が脱臼した。ウギャーという悲鳴を聞いたケイトはびっくりした。やりすぎたなと思って「すません」といってたら、ジャングルにケモノの唸り声がする。かつてエコを襲ったアレと思われる。2人は血相を変えて逃げ回り、見えないケモノをやり過ごした。

2人はまたジャックの話をする。「おれを助けるためにここに戻ってきちゃいけない」といったジャックの真意はなんだったのかという議論になり、ケイトは「自分を守るためである」と述べ、ジュリエットは「彼はあなたとソイヤーがヤリまくってる映像を見て深く傷ついたのだ。だから『戻ってくるな』といったんだよ」なんていう。どっちが正しいのか私にはわからない。アザーズの真意がわからなければこれはどっちともいえないと思うんだケド。どっちにしてもジュリエットのこの台詞はケイトを打ちのめしたようである。

ジュリエットは肩を脱臼するのは4度目だそうで、ケイトに手を引っ張ってもらってグガッと元に戻した。再び悲鳴。肩は治った。

翌日はおてんきで、2人は森を移動するが、またもや謎のケモノ声に襲われる。必死で走ったら、あの殺人フェンスのところにきた。エコを殺した謎ケムリが2人に襲いかかる。「行き止まりだ！ピンチ！」と思ったら、そこでなんとジュリエットは懐から鍵を取りだして手錠を外し、フェンスのパネルを操作してセキュリティを解除した。フェンスのアッチ側にいったところで、再度パネルを操作したら謎ケムリは見えない壁に阻まれて逃げていった。

てわけでジュリエットは手錠でつながれたフリをしてたのだとわかってケイトは怒る怒る。「鍵持ってたのか！」と怒ったら、「仲間たちにガス攻撃されておいていかれたのは事実である。わたしゃ3年間いっしょに過ごした仲間たちに捨てられた。あなたに信用してもらうために小細工したのだ」と答えて、ケイトにはなにが本当なのだかまるでわからない。

2人はアザーズ村に戻った。アザーズたちは全員姿がなく、ジャックとサイードがブッ倒れていた。2人を助けて、合計4名は移動開始。ビーチに戻るのか。アザーズを追うのか。あたりまえのような顔でついてくるジュリエットを見たサイードが「その女は仲間じゃないだろ」というが、ジャックは「彼女もいっしょにくる」という。

【いつものビーチ】

ハーリィがソイヤーに「みんながおまえを嫌っている。エンガチョしてしまえという声が高まっているゾ」と警告した。近いうちに投票が行われるそうである。という話を聞いたソイヤーはセセラ笑っていたが、サンの怖い顔にビビリング。ハーリィの助言を受け入れて、いいひとに生まれ変わることにした。ここらへんの台詞はコントです。オモシロイネ。

Hurly: Apologize for calling me all those names.
Sayer: I'm really sorry I called you "rotund".
Hurly: Really?
Sayer: You're worse than a girl. Come on. Let's spread the love.

ははははは。まずはクレアを「クレア」と呼び「アーロン（クレアの赤ちゃん）の調子はどうだ？」と尋ね、アーロンの顔を見て「以前よりもシワが減ったね」と妙な褒め方をし、毛布をあげた。クレアはありがとうと喜んだ。

こんどはデズモンドに頼んで野ブタ狩りをする。みんなにごちそうしようというわけだが「急にどうしたの？」とデズモンドに聞かれて「この島じゃカネは役に立たない。政治に使えるのは食いもんだからさ」と答えた。

デズモンドの協力を得て、デッカい野ブタを手に入れたソイヤーはさっそくバーベキュー大会を開催した。みんなは喜んだ。「オイシイネ」と喜ぶチャーリィに「投票はよろしくタノム」といったら「そんなの知らない」といわれて、ハーリィのハメ手だったかと知ったソイヤーは怒る怒る。

「おまえ、おれをいいひとにするためにハメたな！」「でもいいひとになるっていいもんだろ？」「これはサギの歴史の中で最悪のサギだ」「サギじゃないよ。ジャックもロックもケイトもサイードもいなくなったいま、このビーチじゃリーダーを必要としてる。おまえがソレになれ。リーダーはみんなを喜ばせないといけないだろ？今日はみんながソイヤーのお陰でハッピーになれた。スバラシイ！パチパチパチ！」「ヤクやってんのかおまえ。おれ、そんなのやりたくない」「ジャックだって望んでリーダーになったわけじゃなかっただろ。お気の毒様」。はははははは。ソイヤーはみんなにデザートのフルーツを配った。でもやっぱりサンだけはこわい顔のままだった。もう少ししたら許してくれる ... かも。

【フラッシュバックはケイト編】

アイオワの田舎町で、宝石詐欺をしていたキャシディ（ソイヤーがハメた女性）をケイトが助けたことをきっかけに2人は友達になった。その頃のケイトは執拗に追ってくるマーシャルに怯えながらの逃亡生活中であり、お互いに不幸な2人は仲間意識が芽生えたようである。ケイトはルーシィという偽名を名乗っている。

ケイトはキャシディに身の上話を語った。数ヶ月前に義理の父を殺した罪でマーシャルに逮捕されたが隙を見て逃亡した。彼女は母を助けるために、暴力をふるう義理の父を殺したのであり、彼の死をガス漏れ事故に見せかける偽装工作をした。ところがその母が警察に通報したんだという。母の真意を確かめたくてアイオワにきたんだと明かす。マーシャルが見張ってるだろうからとても危険だが、キャシディは手を貸すという。彼女のほうは悪い男にダマされてカネをガッポリとられたと話し「私らみたいな不幸な女は幸せになる権利がある。だから助けるわ」という。

まずはケイトの母親の家を偵察しようっていうんで、キャシディが聖書の訪問販売に化けてノックしたらいきなりマーシャルたちに押さえつけられた。ガッチリ見張られてるとわかった。

キャシディの協力を得て、母がウェイトレスをしているカフェのトイレでふたりきりで母に会うことができた。ところが、母はケイトが殺した男を愛していたのだといい、娘を殺人鬼呼ばわりする。母のために殺したつもりだったのに、相手はそんなふうに思っていたのかと知って傷心した。グッバイ。

キャシディに感謝するケイトは「こんどは私があなたを助ける。そのバカ男を見つけよう」といったら、「私は妊娠していて、まだその男を愛している」と答えた。ケイトはルーシーじゃなくて自分の本名をキャシディに教えた。2人は別れた。

感想

アザーズ連中がなぜ急に去ったのかがよくわかりませんでした。最後にケイトがジャックに「わたしのせいでみんなは消えた。わたしのせいであなたは家に帰れなくなった。あなたのいうことを聞いてりゃよかった」みたいなことをいうんだけど、どうしてケイトのせい？みなさん、わかりました？

という点が謎だったのだけれど、ケイトが信じてたママに裏切られたトラウマがあって、そのケイトがジャックを信じようとしたんだけど、結局、私は余計なことをしちゃったのねという後悔に囚われているという気の毒な心境はよくわかりました。かわいそうですね。

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title: 3-15 :: Left Behind
aired date: 2007/04/04
Writer: Damon Lindelof, Elizabeth Sarnoff
Director: Karen Gaviola