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デクスター :: 2-07 :: That Night, A Forest Grew :: ネタバレ

date: 5/20 07:01

もリラックスしてじょうずに話すことができた。デクスターはそれをうれしく見守っていたら、ケータイがバイブした。ライラだった。彼は電話に出るのを躊躇して考え込んだ↓

I'm a little confused. Lila is the one showing me how to take control, stop killing, get my life clean. But it's the 1st time since I went into recovery that I actually feel clean.

よくわからなくなってきた。ライラのおかげでぼくはキラー人生から足を洗えそうになってきた。ライラはその方法を教えてくれた。でも... いまこうしてリタの家族に触れていると、よほどこちらのほうがクリーンだなって思えてくる。

ライラはデクスターが電話に出ないと知るや、いてもたってもいられない。むむーとこわい顔になり、な、なんと彼女はせっかく売れた作品にバーナーで火を点けた。悪魔顔である。すぐにそれはぼーぼーと燃えあがる。火災報知器が鳴り響いた。

ちょうどその頃、コディの発表会は終わったばかりで、デクスターたちは上機嫌で外に出てきた。子供たちが「アイスクリームいっしょに食おう!」というんで、リタは複雑顔だが、デクスターも複雑なんだが、天使のような子供にいわれたら断れないヨと思った。ここでライラから着信。デクスター!火事よ〜!わたし、こわいいいいいいい〜!

デクスターが血相を変えてかけつけたら、アパートは半焼していた。ライラが涙目で出てきて抱きつく。「バーナーで作業してたら燃え移っちゃったの。こわかったわー。どこにもいかないで!」と演技したらば、デクスターは真実を知るわけもなく「だいじょうぶ。ぼくはずっといっしょ」と答えた。ライラはにたーーーーーと笑う。デクスターは彼女を抱きしめながら、玄関の電球が直ってることに気づいた。背筋が寒くなった。も、もしかして?

※感想

過激にロングなエピガイになっちゃいました。物語の要点だけに絞れば3分の1くらいになると思って、どうしようか迷ったんですけど「台詞の細かいニュアンスを知りたい」という要望が多いみたいなんで、そちらのほうを優先しました。

このエピは、最初と最後の電球の伏線を通じてライラの爆弾女ぶりを描くことが主題だったと思いますが、ランディ&デブラの恋愛話も絡んで、ドークスのアレもあって、いくつかのサブストーリィ同士がシンフォニーのようにメロディを奏で合うというような、すばらしい脚本だったように思います。

会話部分を日本語にしちゃうと凡庸な恋愛話のようになっちゃいますが、英語で聞くととてもシャレてて、深みのある良い表現がたくさんありました。『マイアミ版 森瑶子』ってかんじですか。気に入ったフレーズがあったら、何度もリピートしてスラスラいえるようになってデートのときに使ってみましょう。

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