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24 :: 6-19 :: Day 6: 12:00 AM - 1:00 AM :: ネタバレ

trans24。シーズン6の19話。ネタバレ!
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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ジャックが単独行動に走ったので、CTUは大騒ぎ。道端に放り出されたドイルは一般人から車を奪った。ジャックが奪った基板(FB sub circuit)にはトラッキングデバイスが仕込まれているので、CTUはそれを頼りに追跡する。ブキャナンはさきほどクロエを作戦から外したが、再び彼女に声をかけ「おまえは信用できるか?」と尋ね、彼女は「イエス」と答えて復帰した。

ジャックは高圧線の近くで停車。同時にCTUではモリスがトラッキングの信号を失った。高圧線ゆえに信号がjamされたみたい。ジャックは基板をゴニョゴニョして、追跡用のチップを外して捨てた。追跡不能に陥ったCTUは焦る。

ホワイトハウス。報道官が短い記者会見。大統領は重態であり、ダニエルズ副大統領が午前9時に声明を発表すると伝えた。ダニエルズはこの政変のお陰でホワイトハウスに居座ることになったが、彼とトムの関係が微妙である。トムが証拠のテープを持っている以上、ダニエルズは彼をケトばせないし、トムにしてみれば相手は権力者であるからして、証拠テープは彼にとって保身の切り札である。2人は仲が良いとはいえないが、当面協力体制でゆくようである。またカレン・ヘイズもトムの口添えで追い出されずにすんだ模様。

ジャック。CTUの追跡をフリ切って移動中。チェンにコール。チェンは次の地点をジャックに命じようとするが「CTUはおれを追っているし、おれは彼らの衛星システムを知っている。こっちに決めさせろ」と述べ、無人モーテルをオードリィと基板の交換場所に指定した。チェンも移動開始。そううまくいくんでしょうか。

ホワイトハウス。ジャックは基板を持って逃走中であるという報告を聞いたダニエルズはおもしろくない。トムが「他の機関の捜査員も回しましょう」なんていって「それをヤレ」と答えた。トムとカレンが部屋を出た後、リサとブチュー。やっぱりな。やることがいちいち悪人キャラです。「わしゃ疲れた。おまえとゆっくり○○したい」なんていうと、リサは「んじゃ家に帰って着替えを取ってきますわ」と退出。どんな着替えなのか気になります。

ドイル。さきほどジャックがトラッキングデバイスを捨てた地点に到達。地面のタイヤ跡から、ジャックは東に向かったと知った。そこから推理をして、ジャックはCTUの衛星がカバーするエリアを知ってるわけで、それがいちばん手薄そうな地点に向かってるだろうとアタリをつける。また、ジャックは倉庫でテロリストから奪った携帯電話を使ってるだろうという推理を元に、CTUでは、そのエリアの携帯電話の通話記録をサーチ。ジャックとチェンの会話が見つかるかもしれない。

CTUではみなさんお疲れモード。クロエとモリスが口喧嘩を始めて、クロエがあまりにカッカしちゃって「アンタはテロリスト御用達プログラマか」みたいなことをいっちゃったので、モリスはが、が、がびーんと空気が悪くなる。さすがに言い過ぎたと気づいたクロエはすぐに謝罪したが、モリスはかなり傷ついた模様。イジケ男とテンパッてる女の取り合わせは普通にみてればおもしろいけど、アクションドラマにこういうのは要らない。もうちょっとだからがんばってください。

ホワイトハウス。カレンはトムの口添えのお陰で首がつながったが、彼女の元にDODのピーター・ホックという男が訪ねてきた。彼は、ウェイン暗殺陰謀の罪で逮捕されたリード・ポラックの取り調べに関してやってきたという。リードは大罪を犯したので、彼は極刑を免れないという苦しい立場だが、なんとか罪を軽くしようと司法取引を申し出た。その内容はビル・ブキャナンのスキャンダル。リードはこれを立証できる証言者を知っているという。

かつてトムがカレンを追い出すのに使ったのと同じネタである。2年前にFBIとCTUの合同捜査でファイエドは拘束されていた。そのときは証拠不十分ということで釈放されたが、その釈放の責任者がビル・ブキャナンだった。カレン・ヘイズがこれを隠蔽した。という話は過去にも説明された通り、ビルのミスということではなくて、そのときのファイエドは何千人もいた容疑者のひとりにすぎなかったのであり、決められた手順通りに釈放しただけなのだが、タイミングが悪いのだ。というのはつまり、説明するとこんなかんじ↓

テロリストは死んで核爆弾は押収。危機は去った。ジャックが単独行動に走っているが、それは水面下の動きなので世間は知らない。事件が解決し、ウェイン・パーマーが危篤入院という情勢にあっては、既にホワイトハウスの政治ゲームは次の段階に進んでいる。「犠牲者は13000人。結局のところ、だれのせいだ?」という点に世論が集中するのであり、責任の所在が問われている。だれかが責任を取らなくちゃいけないというんで、権力者たちはそのスケープゴートを探しているのだ。という情勢にあっては、ビル・ブキャナンのコレは格好の餌食となる。

かつて、カレンはこれをネタにトムに恐喝されて、いちど自ら辞任したという経緯がある。それもまた突っ込まれる要因となる。「自分に非がないのならなんで辞めようとしたのか?夫のスキャンダルを隠蔽しようとしたのか?」というスキを与えてしまっている。DODのピーターは「ホワイトハウス関係者から罪人が出るのは望ましくない」と述べ、暗に「ビルをクビにせよ」とほのめかすのであり、カレンの立場は悪くなった。夫を取るか、仕事を取るか。

CTU。ナディアはジャックとチェンの通話記録を発見。だが、通話内容は暗号化されていて、解読できない。大急ぎで解析中。ドイルはジャックが立ち寄りそうな場所をひとりで探している。彼は少しずつジャックに近づきつつある。

という頃、ジャックはチェンとの密会場所に到達。無人の廃屋にC4爆薬をセット。その後、気合いの表情でビルにコール。ボイスメッセージにつながったので死を決意した伝言を残す。「ビル、うまくいけば、この伝言が届く頃にはオードリィは救出され、CTUの保護下にあるだろう。おれは大統領に『この基板をぜったい渡さない』と約束をした。そして彼にその保証をするとも約束した。この伝言がその保証である。基板は爆発でコッパミジンになるだろう。密会場所はHighway 305のカルデロン・モーテル。ビル、オードリィを頼む。ありがとう。君はずっとよい友達だった」

モリスがクロエとの不仲を理由にブキャナンに異動させてくれと申し出た。その後、ブキャナンはカレンから「あなたがスケープゴートになるしかないのであり、私はあなたをクビにしなくちゃいけなくなった」と告げられ、妻からのこの言葉にさすがの沈着冷静な指揮官も頬がぴくぴく。あっちこっちで人間関係がギスギスです。

CTUではまだジャックとチェンの会話をクラックできない。さきほどのジャックの伝言をビルは聞いてないようだ。ドイルはジャックの車両を発見し、ここで車を乗り換えたのか、それとも近くにいるのかを必死で推理する。

CTU。ビルはサクサク辞任で、いや、辞任ではなくてクビになったという最悪に不名誉な去り様でCTUを出ていった。功労者のひとりだというのに。彼はナディアに「私はクビになったから、後は君が指揮官代理となる」とだけ告げた。納得できない彼女は「なぜなぜなぜ」と問いつめるが「これが政治である」とだけ答えて彼は出ていった。サヨナラの挨拶もナシ。

ドイルが独力でジャックとチェンの密会場所を探し当てた。彼はナディアに応援を要請するが、チームは間に合わず。リムジンからチェンが出てきて、次にオードリィの姿が。ジャックはオードリィに「100ヤード先の橋の向こうまで歩いてゆけ」と命じ、チェンには「彼女がスナイパーの射程距離から離れたらこれを渡す」と約束のブツを出した。

建物の外で見張っていたドイルはオードリィが出てきたのを見て、待ったナシと判断し、1人で突入。基板を中国に渡しちゃいけないのだ。銃撃戦が始まる。ジャックはオードリィが安全地帯に達したらC4を起爆してチェンと基板もろとも自分も爆発してしまえという予定だったらしいが、想定外にドイルが現れたので爆破できず。遅れて現れたCTUのチームも参戦。チョッパーが登場するが、チェンの子分が地対空ミサイルでこれを撃破。チェンは基板を持って、ドサクサまぎれに部下の運転するハマーで逃走。オードリィは救出されたが、基板は奪われちゃったので結果は最悪。ジャックは逮捕された。

その後、さらに最悪なことが明らかになる。オードリィのようすがへんなのだ。彼女はあまりの恐怖のゆえか、完全にイッちゃったようすであり、ジャックがジャックであるともわからないというショック状態である。ヤクを射たれてるのかもしれない。という暗いエンディングでまた来週〜。

※感想

英語に関して少々。"confirmation" という言葉がしょっちゅう出てきた。24で出てくる英語はあまり実生活で使えなかったりするのですが、これは使えます。『(念押し的な)確認』という意味です。あなたがなにか人にお願いをして「だいじょうぶだろうか?ちゃんとやってくれてるだろうか?」と心配なときに、"I need your confirmation." という風に使えます。「ちゃんと確認しといてください」という意味になる。もっとくだけたかんじで "Doublecheck please." でもよいけれど、confirmationという言葉は、相手に責任感を与えるニュアンスが含まれるので「おまえに任せたぞ」と強く念押ししたいときにはこれがよいですね。覚えとくとべんりかも。この表現は「ものすごくだいじなんだからね」というかんじなので、レストランで注文した料理がこないときなどにいうのはすこしへん。仕事上の約束事等に使うとよいでしょう。

上のエピガイでは『確認』と訳すとへんな気がしたので、『保証』という言い回しにしてみました。要は『ぜったいソレをチェンに渡すな』というウェインの意思の現れなのですね。

話が散らかりますが、英語といえば、私はビル・ブキャナンの常にクールな口調、クールだけど熱い!みたいなあの口調がかなり好きです。ジャックみたいな部下がいたら、ああいう上司じゃないと務まりませんね。

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title: 6-19 :: 12:00 AM - 1:00 AM
aired date: 2007/04/23
Writer: Joel Surnow, Michael Loceff
Director: Brad Turner

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