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24 :: 6-24 :: Day 6: 5:00 AM - 6:00 AM :: ネタバレ

trans24。シーズン6の最終回。ネタバレ!
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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フィリップが潜伏する海上の油井。ジョシュはボートで強制連行されて祖父と再会。「ぼかぁどこにも行かない!」とダダをこねるが「いつかわしに感謝するだろう。いまはいうことをきくんじゃ」といわれた。ここにチェンがきて「30分後に潜水艦が迎えにくる」という。中国に逃げるつもりらしい。

CTU。前回ラストで失神したクロエはベッドで休息。モリスは大心配だが、ただの過労だけだったみたい。彼が仕事場に戻ると、ナディアがフィリップ・バウアーの経営傘下の企業がLA沿岸に海上油井を所有しているのを発見。現在は閉鎖されているが、サーマルスキャンしてみると人がいる。てわけで隠れ家を見つけた。

その頃、ホワイトハウスは閣僚を集めて緊急会議中。中央アジアのロシア軍の動きがさらに活発化していると伝えられた。ここで、ナディア→トム経由でフィリップ潜伏先の油井に関する情報が伝えられ、これを知ったダニエルズはいかに時間を稼いでヤツラを襲うかと考えるが、閣僚のひとりが「海軍に空爆させりゃイチコロですよ」と提言した。「ミサイル一発ドカンです。わるもの一味はコッパミジン、基板は破壊されて海に沈む。ロシアもナットクですよ!」といわれたダニエルズは「そりゃいいネ」とうれしくなる。トムが「ジョシュはどうなるの!」と反対するが、ダニエルズは「戦争になればもっとたくさん死ぬことになる」と空爆作戦をGO。ジョシュは見殺しデス。

ジャック。両目に爆風が直撃して重傷を負ったドイルをメディカルが迎えにきた。彼は意識があり、ジャックに「すまぬ!子供を助けろジャック」と言い残して病院に運ばれていった。ジャックはナディアの協力を得て、フィリップ捕獲に向かおうと思ったら、空爆指令が出たことを知ってアゼンとする。

てわけで、またもやジャックは孤立無援となるが、ここでビル老人も反逆の意思を固める。ジャックとビルはCTUの重火器とチョッパーを奪取。ビルがヘリを操縦し、2人はフィリップが潜伏する油井へ向かった。爆撃機が到達する前にジョシュを救出するのだ。

2機のFA18が目標に接近中。20分後に空爆。

中央アジアではロシア軍の緊張高まる。戦争勃発秒読み。

ホワイトハウス。再びダニエルズとスパロフの電話会談。スパロフは強硬姿勢を崩さない。フィリップとの取引に失敗したと知って腹を立てているが、ダニエルズから油井を空爆すると聞くと少し満足げであり「ぜったい爆破してくださいよ」と猶予を与えた。

CTU。チョッパーに乗るジャックからナディアに着信。「ジョシュを助けにいくから衛星アシスト頼む!」といわれたナディアはエーンと泣き顔になる。この指揮官はあくまで命令違反なんかしないのだ。ヘリを操縦するビルが「正しいことをやれ、ナディア」とプッシュしたせいで、彼女は協力してくれることになった。モリスがジャックたちを援護する。という間にFA18は急接近中。

フィリップ。嫌がるジョシュを「命令に従え」と説得してたら、チェンが来て「ヘリが接近中」と伝えた。わるもんたちはボートで海上に出ることにした。チェンは、潜水艦に場所を知らせるための無線発信機をフィリップに渡した。

ジャックのヘリが目標に到達。ヘリポートに降りて銃撃戦。ビルも銃を持って戦闘に参加する。チェンを捕獲した。ジャックはチェンをビルに任せて、ジョシュを探しにいく。タイムリミットは10分。

ジョシュは悲痛な覚悟でフィリップを襲った。レンチでブン殴って銃を奪った。「すべておまえのためである。銃を返せ」といわれたジョシュはたまらず引き金を引く。胸に被弾したフィリップは孫に撃たれて大ショック。ジョシュはさらに近寄ってトドメをさしてやろうとする。ここでジャックが登場。ジョシュをなだめて銃を下ろさせた。

ジャックはジョシュをヘリポートに行かせ、自分は父と対峙する。結局、傷ついた彼を置き去りにして自分もヘリポートに向かった。ここで死ねということか。

ヘリで待つビルは気が気じゃない。「残り2分で爆撃だろ」といったら、ナディアに「あと90秒です。はやくそこから離れてください」といわれて焦る。ジョシュがきた。ビルはここが限界と見たのか、ジョシュとチェンを乗せて離陸した。

FA18は攻撃目標をロックオン。

「ジャックおじさんがまだいるんだよ〜」とジョシュが叫ぶが、ビルはジャックを見捨てたわけではないようだ。無線で連絡をとりつつ、ランデブーポイントを指示。ロープを垂らしてジャックに近づく。ジャックは空中にジャンプ。ロープをつかんでブラさがった瞬間にミサイル着弾。油井はドッカーン。フィリップは死んだと思われるが、死体を確認するシーンはナシ。

CTUではナディアとモリスが大心配で衛星映像を見守っている。ビルとジャックの無事が確認され、チェンが捕獲されたと伝えられた。ヤッター。みんな喜ぶ。

ホワイトハウス。空爆成功のニュースにダニエルズはひとあんしん。スパロフも大満足であり戦争の危機は回避された。トムは苦渋の表情。ジョシュが死んだと思ってるんだな。

ジャック。ヘリのロープにブラさがったまんまでCTUに戻るのかと思ったら安全圏に出たところで海に落下した。彼はワザと落ちたようであり、陸地まで泳ぐと助けにきたビルにバイバイと手を振った。ビルは「そうか」と納得顔になりそのまま行かせた。

ホワイトハウス。トムがダニエルズに進言する。「最後にひとつだけ」と前置きし「カレンとビルの逮捕はヤメにして、ひっそり引退させてあげましょう」といったら、ダニエルズは同意。トムはお礼に例の録音テープを渡してやった。悪代官はにんまりした。これからバーでもいって新しい愛人をナンパしよかなとか考えてるんでしょうか。

CTU。クロエのベッドにモリスが現れ、事件は全面解決し、ジャックもジョシュも無事だと伝えた。ここでクロエが爆弾告白。「妊娠した」そうで。2人は仲直りした。「いまはとても感動的な瞬間なんだけど、あんたのバカな台詞でこの瞬間を台無しにされると困るんで、黙って仕事にもどったほうがいいよ」といわれたモリスは「オーケイ」と答えた。

トムの口添えのおかげで、カレン・ヘイズはお咎めナシとなった。もちろんビルも。2人は辞任は免れないが、不名誉な記録は残らずクビになるのとは大違いなので彼女は大満足(退職金も出るということ?ソレいくら?)。というニュースを聞いたカレンは大喜びだが、トムの台詞が彼らしい。"Is that suitable?" 「この処置は適切だろうか?」とでも訳せばよいんでしょうか。2人はお別れの握手をした。

CTU。ビルとジョシュが帰還。ジョシュはママと再会を祝した。ビルがチェンに「おまえはこれから厳しい取り調べが待ってるな」といったら「おれの同志は、おまえらがジャック・バウアーを見捨てたような仕打ちを私にやらない」なんていうので、ビルは複雑なきぶんになる。

ナディアがビルを出迎えた。ジャックが途中で消えたと聞いて「見つけよう」と彼女がいうと、ビルは「彼が自分から出てくるまでほおっておいてやれ」と答えた。

オードリィの自宅。みのもんた顔のヘラーオヤジにずぶぬれジャックが直撃。驚くヘラー。「わしを殺しにきたのか」「いま自分の父親が死ぬのを見てきたところだ。おれはなにも感じなかった」から始まるジャックの長台詞はヘラーへの恨みに変わる。

「おれはかつてあんたを自分の父のように尊敬していた。あんたのような男になりたいとさえ思った。あんたはそんなおれを利用したな。おれが呪われているだと。よくそんなことがいえたもんだ!おれがこれまでやってきたのは、あんたやあんたみたいな政治家連中がおれにやらせたせいではないか!そのおれを中国から助けようともしなかっただろコノヤロ」

ヘラーは「助けようとしたんだ」と答えるが、ジャックは「もっと本気で助けにきてほしかったんだよ!」と叫ぶ。それは悲鳴のようであり、息子が父親に甘えているような風にも聞こえたりして、私たちはジャックって気の毒だなぁと思う。

ヘラーは口がへの字になり、黙って聞くしかない。ジャックの恨みの台詞はさらに続く。「おまえがなぜおれに腹を立てているのか知っている。おまえが腹を立てている本当の理由は、オードリィがおまえが止めるのを聞かずに自分の意志で中国にきて、おれを助けようとしたからだ。おまえのようなインチキヤローはこんな熱い関係が世の中にあるってことを知らないのだ。おれはおまえがどう思おうが知ったことではない。自分の人生を取り戻したいだけである。おれにはオードリィしかいない。もしおれの邪魔をしたり、だれかに後を追わせるようなことをしたら躊躇なく殺す。わかったかドアホ!」

ジャックはオードリィをさらってどっかに消えるつもりでここに現れたようである。ヘラーは悲しげな顔となり「あのな、おまえのやり方では、うちの娘を救うことはできないのだよ」と答えた。

「とにかくオードリィに会わせろ」といったらヘラーは案内してくれた。彼女は意識がなくベッドで眠り続けている。彼女はもう声を出せないのか。目覚めることはないんでしょうか。もの言わぬ彼女に「守ると約束したのにできなくてごめんなさい。ずっと愛している」と声をかけてその場を辞した。無言で見送るヘラー。放心ズタボロジャックは海を眺めて、なにやら決意の表情。お終い〜。

感想

ふぅ。数ヶ月遅れてアプしましたです。もう旬の話題じゃなくなってしまったけれど、いちおうシーズン6全体の感想を述べます。振り返ってみると、あの台詞、プレミアのエピソードでジャックが放ったあの名台詞 "My way, my choice." のシーンが絶頂だったですネ。あれはよかった。あれはスタイリッシュで、いかにもジャックってかんじで、じんじんシビレました。ところが、振り返ってみると、あれがシーズンを通しての頂点になってるんですよ(私的にの話)。その後、あのシーンを超えるのは出てこなかった気がするわけで、そもそもが予告編でいちばんいいトコを見せちゃったというか、予告編だけ見てればよかったのかと思っちゃいました。どんな人気シリーズも結局こうなっていくのだなという現実がリアリティありましたです。24特有の「熱さ」がないんですよ。「熱さが熱くない」てかんじでしょうか。

このドラマの矛盾点を突きだすとキリがないのですが、ひとつだけいいたい!ロシアと中国を巡って最後の最後までその行方が気になった基板、FB-circuit boardですが、アレはチェンが手にした直後にその中身を解析して本国に送っちゃってるという可能性はナイんでしょうか??チェンが手にした時点ですでにそれを取り返しても意味がないような.. と思うんですよ。技術的なことはわかりませんけれど。矛盾を矛盾と感じさせないドライブ感が24のウリですが、見てる方がそういうことに気が回っちゃうという時点でやっぱり今回はダメだったよなぁと改めて思います。

ま、普通にはおもしろいんですけどネ。24だから、という意味で辛めのレビューになっちゃうという点をご理解ください。

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title: 6-24 :: 5:00 AM - 6:00 AM
aired date: 2007/05/21
Writer: Robert Cochran, Manny Coto, David Fury
Director: Brad Turner

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  • Title: 6-24 :: Day 6: 5:00 AM - 6:00 AM
  • First Aired: 2007-05-21

Writer:

Director:

Star:

Recurring Role:

Guest Star:

Thanks to: imdb.com, tv.com

楓 (2007.08.31 22:52)

以前日本語訳をお願いした
楓と申します。
復活おめでとうございます。
本当にうれしいです。
日本でももうすぐシーズン6のレンタルが始まります。
その前にこのブロぐが再開されて本当にうれしいです。また遊びにきます。

ショーン (2007.09.02 19:07)

エピガイを毎回楽しみにしていますので、再開されて心強いです

私もシーズン6全部見ましたが…
全て場当たり的に作られているように思えてなりませんね。

ファイエドもなんか貧相でしたね。

それならアサッド(アレクサンダー・シディグ)をボス役に据えたほうがインテリぽくて良かったと思います。

せっかくシーズン5で種をマイタのに、弟グレアムのサプライズも中途半端ですし。

そしてあのラストです。
結局は、
冒頭でジャックが帰ってきた。
最後にヘラーと揉めた。
24時間かけてそれを見せただけのような。

「お前らがやらせた任務だろう!」

あれはジャックからは聞きたくないセリフでした。

それならシーズン5の冒頭でなぜ、あんな近いとこに住んでいたんでしょうかね?
生存がバレタあんたも悪いよ。

ショーン (2007.09.02 19:15)

↑兄、グレアムの間違いでした :cry:

tinker (2007.09.03 23:21)

どもです。ずいぶん遅れちゃいましたが、読んでくださりありがとう。ところで、グレアムは結局兄なんですか。兄だか弟だかいまだにわからないんです私。エピガイの中でどっかに弟って書いちゃった記憶がある。英語だとどっちもブラザーだから24だけじゃなくてドラマ全般、兄だか弟だかわかんないときが多いんですよね。

yoko (2007.09.04 16:33)

グレアム君は、雑誌の紹介記事(「DVDでーた」だったかな?)では「弟」になっていたような気がします。私は見た目からグレが兄かと思っていたのですが…。
日本語版でどうなっているかは、今週末にレンタル解禁になる3巻あたりを見ればわかるはず。 8)

toto (2007.09.09 00:52)

グレアムは弟でしたよ・・・

tinker (2007.09.09 06:26)

そうすか。情報どうもです。直すのたいへんだからエピガイはこのまんまにしときます。

gfkihuk (2007.09.09 14:14)

グラハムの間違いでは??ほんとどうでもいいけど」兄か弟とか :P ワラ

tinker (2007.09.10 06:28)

あ、それね、わたしゃ以前のエピガイでも書いたんだけど、Graemをグラハムと発音するんだろうかとズー不思議で、確かに耳には『グラハム』に近い音に聞こえるんだけどGraemだしなーと迷いつつグレアムと書いてきて、これでえーんかなーと思いつつ、フィナーレになっちゃったんですよ。Graemという名前のひとが近所にいないもんだからわからないの。Graemちゅうのはfoxのrecapに載ってるんですけどね。ほんっとにどうでもいい話なんですけどね :wink:

もう死んじゃったし、どうでもよいような気がするんで、このままにしときますわ。

yoko (2007.09.11 00:43)

彼はシーズン5ではGraham(日本語版では「グラハム」)で、今シーズンでGraemになったようなんです。
FOXのサイトのPOLLに、「Graem/
Graham」という記述があったと記憶しています(だから誤植ではなさそう)。
私は、Graemが本名でGrahamは黒幕としての芸名かなと思って「グレイム/グラハム」と区別してみたのですが、確かに書き分ける意味なかったですね。 :confused:

tinker (2007.09.11 11:00)

そうすか。紛らわしいですねー。『グレイ』で逃げるという手もありますが、わるもんを愛称で呼ぶのもチョットねと思うし。彼はブロガーをいちばんうっとうしがらせた登場人物として24のヒストリーに残るんでしょう。

mimi (2007.09.22 23:26)

tinkerさん、いつもありがとうございます。
24は、何作まで決まっているんでしたっけ?すごく大変な作業だと思いますが、これからも、どうぞよろしくおねがいします。

ps 私も、トムを見れば「アリーマイラブ」
   グラハムを見れば「ER]を思い出して   しまいました(もっと古いとロボコップ)
     :lol:

tako (2007.11.01 22:15)

ドイル最後までかっこよかったっす。
あの退場の仕方をみるといつかでてきそうですね〜。シーズン4のトニーみたいな感じで

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