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ドレスデン・ファイルズ/The Dresden Files :: 1-12 :: Second City :: ネタバレ

transドレスデン・ファイルズ/The Dresden Files。シーズン1の12話。シーズンフィナーレ。ネタバレ!
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!

シカゴ市内の路上で男が襲われて死んだ。死因は溺死。肺の中には海水が詰まっていたが、海からはほど遠い街中であるからしてミステリー。背中に紋章みたいな焼ゴテの痕があった。悪魔の紋章?

ところで事件とは関係ないが、さいきんハリーは回りからますます変人扱いされるようになってきた。『魔法使い』って看板を出してるくらいだから自分がどう思われようと平気だが、自分のせいで友達のマーフィの立場が悪くなってきたので彼は胸が痛い。署内では「マーフィ警部補は、なんであんな変態バカとツルんでいるのだ!」という声が高まりつつある。ハリーは警察の仕事をヤメよかなぁとタメイキをついたりしている。友達の迷惑になりたくないから。

私たちはハリーが事件解決に貢献してることを知ってるが、その内容は報告書に書けないものばかりなので、ハリーは世間からはまったく評価されないのだ。このへんはX-Filesのモルダーが "Spooky" と呼ばれてFBI内で失笑を買っていたという事情に似ているが、モルダーの場合は「変人だけど頭は切れる」という一定の評価を受けていたのであり、ハリーはゴミムシのような扱いを受けているのでこちらのほうが気の毒だ。コンサルタントなんて、いちおうIDはあるけどアルバイトみたいなものだし。

マーフィの父が突然訪ねてきた。ジョー(Joe Murphy)という。彼は元シカゴポリスの警官だが、いまは引退してフロリダに住んでいる。マーフィの同僚たちはジョーと顔なじみである。フラリと娘の職場を見にきた元警官の父親はハリーのことを知った。自分の娘が『魔法使いのコンサルタント』と仲良くしてると知った彼は、ものすごく頭にきちゃってハリーに文句をいいにいく。元警官の父に「おまえのようなインチキ男はひっこんでろ」とガーガーいわれてヘドモドしていたところにマーフィがきた。「事件を手伝って!」という。娘は父を追いだした。ハリーはしょうがねえなぁと出ていった。

事件の被害者はレイエス(Conner Reyes)という男で、10年前までロシアマフィアの一員だった。元マフィアが殺されたっていうんで、anti-gang unitのマンザ(Darren Munzer)ていう刑事が登場した。マンザは典型的なヒーロータイプの警官で、ワルモンをたくさんやっつけ人々を救ったのでマスコミ受けがよい。有名人の彼はお抱えの伝記ライターを連れて署に現れた。芸能人気取りである。

謎の溺死事件の犯人の逃走経路を知るために、ハリーとマーフィは路上でキスをした。いろいろと事情があるのだ。『アリの嘔吐物』を調合した秘薬をサングラスにパラパラかけると犯人の足跡がくっきり見えるようになる。それを追っていったら駐車場で消えていた。もっと先を知るためには『アリの嘔吐物』効果を高めなくちゃいけない。そのために情感エネルギーを上げるためにビンタをされる必要があったので、彼は横にいたマーフィにいきなりブチューとやった。予定通りにビンタをされたのでその先を追うことができて、犯人の家を特定できた。

突入したら怪しい儀式の痕跡や新聞の切り抜き記事を集めたスクラップブックがあった。このスクラップブックには『九死に一生を得た悪人がその後やっぱり死んだ』という記事ばかりが並んでいた。溺死したレイエスのもあった。彼は4年前に水難事故で一度死にかけていたのである。神の幸運でセカンドチャンスをもらえたひとたちに、犯人は制裁をして回っているということらしいデス。マーフィがクローゼットに証拠の焼ゴテを発見した。だが、フードを被った犯人が突入してきて焼ゴテを奪い返し、スクラップブックから数ページを破りとって逃げた。こいつは銃弾をモロに受けたが悠々と立ち去った。

犯人を逃がしたのは残念だったが、捜査は進展した。だが、ここでまたいつもの問題が浮上する。「マーフィはどうやってその家を特定したのか?」という質問に彼女は答えられず、ハリーのアシストはまったく評価されず、オマケにハリーとマーフィのブチューがパパラッチされて、その写真が署に回ってきた。マーフィは謹慎処分になった。2人はいつもこんなふうになる。ハリーとマーフィの努力はいつも報われない。

パパラッチヤローはマンザのお抱えライターのハラク(Harrack)だった。ハリーはいちど署内で彼に会ったことがある。マンザと同じくイヤミなヤツだ。結論からいっちゃうと犯人はなんとヒーロー警官と思われていたマンザなのだった。彼は『九死に一生を得た悪人たち』を制裁するという処刑人みたいなことをウラでやってたワケだが、単に『制裁する』だけでなく、相手の運を奪っていた。そういう魔術を知ってたのだ。マンザはこれまで何度も危険な場面に出くわしたが、いつも銃弾は彼に当たらなかった。彼は危険を犯して人々を救い、マスコミは彼をヒーローと呼んだ。普通の警官なら殉職してしまうところを幾度となく回避できていたのは、彼が『セカンドチャンスをもらえた元悪人たち』の幸運を吸いとっていたからなのである。

マンザは、マーフィの父ジョーが大昔にレイエスと因縁があったことを知り、ジョーに罪を被せようとしたが失敗した。その場にいたジョーは焼ゴテジューをされちゃって心拍停止した。彼は心臓の持病があるのだ。ハリーはジョーを救い、マンザの野望を打ち砕いて事件解決に貢献した。またいつものように報告書に書けない内容だから彼の活躍を知る者はいないのだが、ジョーに認めてもらえたのでうれしかった。彼にだけはインチキ魔法使いじゃないってことがわかってもらえたようなのでまぁよかった。

補足#1。ハリーの警察署におけるコンサルタントの報酬は1日500ドルと明かされた。けっこうイイんだね!

補足#2。マーフィと父ジョーの会話で、彼女の娘はアンナという名前だと明かされたが、前回(1-11 :: Things That Go Bump)のエピで、ニセマーフィに化けたDrakeが「娘は9歳だ」といっていた。そして今回のエピで初登場した父ジョーがフロリダから来た理由は「Clidgeon Oliakという男(ジョーの元同僚警官?)が自殺したので遺品を前妻に届けにきた」というシーンがある。また、別シーンでは、マンザとカマニが会話する場面で「9年前の事件の復讐のためにジョーがフロリダから殺しにきたのか」「んなアホな!」ていう言葉がある。さらにジョーがハリーに怒ったときの台詞「おまえに娘の孤独がわかるか!」と合わせて考えると、娘の年齢と事件の年数が一致するし、なにかものすごーくトラウマティックなことがあったのかなと推測できるわけで、マーフィの娘のアンナちゃんっていうのは名前しか出てきてないけれど、きっとすごい悲しい出生の秘密があるのかもしれない。ちなみにアンナちゃんのお父さんの話題はまったく出てこない。ハリーは前回のエピで「娘がいたの?」なんて驚いていたので、ここらへんの過去は彼も知らないと思われる。このへんはシーズン2の伏線なんでしょうか。父がフロリダから出てきた理由をわざわざ脚本に入れるからにはなにかあるんじゃない?と思うんです。

感想

てわけで、The Dresden Filesはシーズンフィナーレとなりました。満員御礼。というほどではないですが、一定の人気はあるみたいデス。シーズン2やるんじゃないでしょうか。フィナーレのエピソードは「コレ、フィナーレですか?」というくらいにタルい内容だなと思いましたが、過激なクリフハンガーに馴れすぎちゃってるからかもしれません。「シカゴが崩壊する場面を見ながらシーズンフィナーレ!」とか「地獄に落とされたハリーがマーフィにガオーと襲いかかるところでシーズンフィナーレ!」みたいなヤツを期待してたんですケド ... 私は少し頭がオカシイのかもしれません。こんなわたしにだれがした?!

このシリーズを見始めたころは「ちょと地味すぎない?」と思いつつ見てたのですが、特にボブが地味すぎるよなと思ってたんですが、ハリーとボブの過去がフラッシュバックで明かされたあたりから「こんなにも深い繋がりがあったのか」という点がわかってきておもしろく感じるようになりました。ハリーを最初見たときは「パッとせんヤツだ」と思ったけど、彼の声のナレーションが効果的で、見てるうちにじわーんと少しづつハマっていきました。このドラマ、脇役陣がイイですよね。モーガンとかAncient Maiとかビアンカとか。悪魔っていうのを文学的に描いているという点で評価できるドラマだと思いますが、テーマがチトマンネリ気味のヤツがあったりするのでより斬新なtwistを期待したいです。あと、FSXがときどきショボいです。11話で出てきたドラゴンとか、モンスターキャラがとくに。ニコラス・ケイジ(この番組のプロデューサーのひとり)が家でも売るか、銀行にかけあうかしてドカーンとドーピングしてくれないかなと思います。

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