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ドレスデン・ファイルズ/The Dresden Files :: 1-06 :: Soul Beneficiary :: ネタバレ

transドレスデン・ファイルズ/The Dresden Files。シーズン1の6話。ネタバレ!
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!

ハリーがベッドで目覚めると知らない女が朝ゴハンを持ってきて「ハニー、おめざめいかが」といわれた。「君はだれだっけ?」という台詞から始まるエピソード。

ケルトン・フランクという男がハリィのオフィスにきた。「自分が死ぬビジョンを何度も見る。タスケテくれ」としゃべってるあいだに、彼はバタンと急死した。心臓発作。週に5日のジョギングを欠かさず、結婚10年の妻を愛していて、なんの不満もない人生だったのに。ハリーは彼からは怪しいオーラ等は一切なかったといい、検死の結果、ふつうの心臓発作とわかった。黒魔術の痕跡は一切ナシのクリーンな死と思われた。ボブは「そのティーポットを1000年洗ってないせいかもよ」といった。

残された妻、ナンシー・ケルトンは夫の死体と対面して悲しみのひととなり、ハリーを訪ねた。夫からハリー・ドレスデンていう名前も聞いたことがなかったから、いったいそこでなにをしてたんだろうと気になったのだ。ハリーは彼女を招き入れたが、ナンシーは『魔法使い』という看板を見てにわかに顔が硬直し、部屋のありさまを見て「この怪しい変態男が夫を殺したんだろ」という疑いを急速に持つ。「あ、あ、あんたがケルトンを殺したんでしょ!」と大コーフンになり、ハリーのなだめる声は彼女には聞こえず、ナンシーはコーフンのあまりに心臓発作で急死した。

これはハリーの立場を危うくする。6時間のうちに2人が死んだとあっては警察は彼を追求しなくちゃ。こんなときのマーフィは、友達より仕事という立場を優先するタイプである。

さいしょはただの心臓発作かと思われたが、2件同じ場所で連続発生であるからして、これは事件となる。マーフィが先に死んだ夫の方の死体をもういちど調べようと思ったら、それは既に火葬されていた。その灰をハリーがちょっと盗んでボブに触らせたら別人のおばぁちゃんが出てきた。つまり灰はすり替えられていた。ハリーは火葬場の担当者を捕まえ、検死医のアシスタントのシャロンが賄賂を渡してスリ替え工作をしたと知った。んで、こんどはシャロンが渡した賄賂のドル紙幣を使って、魔法でシャロンの居場所を得た(触れたモノからそのひとの居場所を特定できるんです)。

ハリーはその家にいってみた。そしたら死んだケルトン・フランクとそっくりな男がいた。でもそいつは別人だといい、ハリーなんか会ったことがないという。今朝、目の前で死んだくせに。男はハリーをキチガイの不法侵入だと思ってにわかに襲ってきたので、しょうがないから気絶させて拉致してきた。彼はポール・ウッズという名前で、ケルトンなんて知らないという。だが死んだケルトンと同じく『自分が死ぬ予知夢』をちょくちょく見てることがわかった。ここでボブがなにかを思い出したようすで「今朝頭痛がしたか?」と聞いた。ポールはイエスと答えた。ボブはギクリ顔になる。なにか知ってるようす。

ところで、ハリーがソックリ男を拉致尋問してる間に、マーフィはシャロンを調べた。現在シカゴじゅうの警官が彼女を捜しているが見つからない。シャロンの経歴を調べたら、彼女ははこれまでアメリカじゅうの10の都市のモルグを渡り歩いていた。さらに灰になっちゃったケルトンの指紋を家から採り、それを照合したらば、同じ指紋を持つ男が2名も出てきた。2名とも死亡している。2人は指紋だけじゃなくて顔もソックリだった。2名の場所はアトランタとタラハシーで、シャロンがかつていた場所である。さらにこの2人の妻は、死んだナンシー・ケルトンのソックリさんであった。2人のソックリさん、ケルトンも入れると3人のソックリ男たちの死には、間違いなくシャロンとナンシーが関与している可能性大。

という話をハリーとマーフィが電話で話しているあいだに、シャロンが忍び込んできて、拉致した4人目のソックリ男を殺していった。心臓発作に見せかけるなにかの魔法で殺したんだ、こんどもヤラレた!と思ったら、背中にナイフが刺さっていた。4人目だけは普通に殺したワケで、意図が読めない。ソックリ男たちはなぜソックリなんだ?どうして4人目だけはナイフで殺害されたのだろう?という疑問がわくのである。

真相はこうであった。これはドッペルゲンガーではない。4人共が同じケルトンだったのである。どういう魔術か知らないが、シャロンは死んだ男を生き返らせる黒魔術を使っている。殺しては生き返らせ、別のIDを与えて、別の人生を歩ませるのだ。本人の記憶は完全にワイプされるが、おそらく消し忘れがあって、自分がかつて死んだビジョンを見たのだろう。物語の冒頭で死んだケルトンが語った『自分が死ぬ予知夢』っていうのは、過去に彼が体験した出来事だったのだ。それを裏づけるように、アトランタとタラハシーで死んだソックリ男たちの死因と、ケルトンが今朝ハリーに語った死の予知夢の内容が完全一致した。また、ボブは男がナイフで刺される直前に、ハリーがマーフィと電話でしゃべってる間に、男の心臓に手を触れ、それがオリジナルのケルトンであることを確認していた。ボブはものすごく怯えたようすとなり「今回の敵はものすごく強い」といった。どんな魔術か知らないが、死者を生き返らせるっていうのは究極の奥義なのである。これができるってことはスゴい強敵なのだ。

とにかく男がナイフで刺されて死んだので、またマーフィを呼んだ。ハリーの事務所で3人がタテ続けに死んだことになる。死体運びのオッサンがハリーをジロリと睨んでいった。ここで2人目の死者のナンシーの死体がモルグから消えたと伝わった。恐らくナンシーは妻の座を演じるアシスタント役なのだ。マーフィは、シャロンの動機は生命保険ではないかといった。最後に死んだ男がナイフで刺されたのは、用済みとみなされたからかも。

マーフィが帰った後、ハリーの家にシャロンとナンシーがやってきて、クスリを射たれた。モーローとするハリーにシャロンの顔が近づいて「あなたの名前はジェリー・チルトン。こちらは妻のリサちゃんよ。あなたは彼女と結婚して8年になる。ミルウォーキーのおうちにかえりましょうね」とニターリ。ハリーは拉致された。ケルトンの次はハリーを使おうっていうことか。ここから冒頭シーンの「君はだれ?」につながるワケだったのでした。ハリーが拉致されるところをボブだけが見ていた。

翌朝、マーフィがハリーの家にきたらば彼はいなくて、代わりにボブのメッセージが宙に浮かんでいた。ミルウォーキーの住所とジェリー・チルトンの名前がポカンと浮かんで消えた。

その頃ハリーは美人妻のおめざで頭はヤクでボケボケであり、シャロン自家製の黒魔術仕込みのオレンジジュースを飲まされそうになったところで「こりゃたいへん」と正気を取り戻し、ケンカファイトに突入する。偽装妻が棒でブン殴ろうとしてヒョイとよけたら壁の絵にバコンと当たった。「この絵、好きだったのに」とかいってるので、吹き込まれた記憶がゴッチャになってるみたい。格闘してる最中にマーフィがきてくれたので、ハリーは助けてもらって美人妻は逮捕されたが、シャロンは逃げた。いつかハリーはまた襲われるかも。シャロンが黒魔術オレンジジュースを仕込むシーンで「12時に保険会社と打ち合わせだからネ。ぜったい書類にサインさせるんだわよ」といってたので、やっぱり彼らの目的は保険金詐欺なのだった。

ラストシーン。ボブの過去が明かされる。彼は何百年も前にWinifredというsorceress(ソーサレス、魔女?)を生き返らせたことがあって、それは厳しく禁じられた行いだった。それをやったせいで、彼は永遠にガイコツに閉じ込められ、いまみたいなゴーストになっちゃったという。

感想

シャロン役はアジア系アメリカ人のKerry Lai Fatt。冷たいかんじがイイですね。またいつか出てくるんじゃないでしょうか。

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