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ドレスデン・ファイルズ/The Dresden Files :: 1-07 :: Walls :: ネタバレ

transドレスデン・ファイルズ/The Dresden Files。シーズン1の7話。ネタバレ!
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!

レイチェル(Raychelle Banton)っていう大学生の女の子がハリーの見てる前で轢き逃げされた。即死。彼女はなにかに困っていて、ものすごく怯えていて、ハリーに相談しようと思ってやってきたんだが会えないうちに死んだ。いや正確にいうと、会えたんだけど相談する前に死んだのだ。死ぬ直前の必死顔はハリーの脳裏に焼きついちゃったので、彼はメラメラとヤルキに燃える。彼女はハリーになにを伝えたかったのだろう。

彼女の持ち物からハリーの店の広告が出てきて、ボーイフレンドらしき男の写真もあった。ケイレブ(Caleb)とメモ書きされていた。じきに車が見つかったが、それは盗難車で指紋は消されていた。車の中に動物の油脂(ロウ)が残っていた。

ハリーは死んだレイチェルの持ち物にあった写真の男を探して、大学生たちのパーティにいった。男はいたけれど、彼の名前はダンテといって、ケイレブなんてヤツは知らないと述べた。レイチェルと恋人だったことを認めたが、彼にはアリバイがあった。彼の母は入院中で、病院にいたという。その後、レイチェルの家を調べたら、大学生には似合わない高級ジュエリーがあり、とつぜんフードを被った男に襲われた。格闘。ガツンと殴ったら男は光を発して消えた。

ジュエリーは盗難品だった。高級貴金属や電化製品の盗難事件が多発してるとマーフィに教わった。そっちの事件と関係あるのかも。だれかが黒魔術を使って盗みをしてるのかも。ハリーはモーガンに聞いてみた。そしたら彼ははっきりとはいわないんだが、その敵はものすごく強大なものらしい。

ダンテの友達の男2人が警察に電話してきてハリーのことで文句をいった。彼らの気に触ったらしい。Carson HarrisとBrady Whitfieldという。2人はお金持ちのおぼっちゃまであり、ハリーはそいつらが怪しいと感じたので見張ってみることにした。ここで彼らの会話から、この3人が盗難事件の犯人だと明かされる。彼らはスリルを楽しむために泥棒をやってるみたいだが、ダンテだけは病気の母のためにいやいや付き合っているという印象。ケイレブっていうのが会話に出てくるが、ソレがなんだかまだわからない。彼らに力を与えてる悪魔みたいなもんかな?

ハリーは変わったやり方で3人の会話を盗聴した。「ハイテク苦手なぼくはコレをつかうのだ」と取り出したのはジャムの空きビン。中にミツバチが数匹飛んでいる。ミツバチに耳と目をチクンと刺させた後(痛そ)、それを外に放ったら、ブンブンと飛んでいって部屋に侵入。ミツバチが見てる視界と聞いてる音を、ハリーは感知できるようになる。スゴい〜。ウィザード流のサベイランスシステムです。

彼らの会話を盗み聞きしてたら、3人は「いっちょう銀行いくぜ」といって、家から出てきた。後を尾けていったら銀行強盗。車を見張っていたら2人がアワを食ってその場から逃走した。逃げるときに白いなにかを落として、あわてて拾っていくのが見えた。ハリーが見に行ったら1人が過激なありさまで死んでいた。バラバラ死体。おぼっちゃまのひとりのCarson Harrisだった。そこは通用口で、死体の半分は銀行内の金庫の中にあった。検死医によれば、死体はスレッジハンマーみたいなもんで粉砕されたという。そして信じられないことを最後につけくわえた。「彼の体は腐っていました」。死んでから腐ったという意味でなく、死ぬ前から腐っていたいう意味です。「ナニよソレ!」と叫んだマーフィにハリーが答えた↓

Corruption of youth.
腐敗する若者

ザブトンいちまいです。

ところで轢き逃げした車の中にあったロウだが、ボブがそれにヒントを得て敵の正体を見破った。La main de gloire。英語でThe hand of glory。日本語で『栄光の手』と呼ばれる黒魔術があるという。死んだ泥棒の手にロウを塗ると悪魔の力を得られる。壁抜けができるようになるんだそうです。手に宿る悪魔はエネルギーを必要とする。『栄光の手』が好むのは人間の痛み/怒り/喪失感といった感情であり、これと引き換えに、持つ者は悪魔の力を得る。キャンドルに火が灯るように。

ダンテの母は入院中で彼は悲しんでいたし、他の2人も孤独感に苛まれていたのだろう。悪魔がそこにつけこんだのだ。ケイレブとは恐らく『栄光の手』の泥棒の名前だろう。レイチェルは恋人ダンテが悪友といっしょに身を滅ぼしていくのを助けたくてハリーにすがろうとした。それを知ったケイレブがレイチェルを殺したのだ。

『栄光の手』に魅了された者たちは力を得たように錯覚するが、じつは搾取されている。Carsonの死体が腐っていたのはそのせいだ。ケイレブはどんどん強大になり、やがて均衡が逆転して乗っとられる。ワナに気づいたときには殺される。Carsonが死んで、もうひとりのボンボン大学生のBradyもケイレブの誘惑に勝てずに死んでいった。ハリーはBradyの母親から『栄光の手』の入手経路を聞いた。それは元々Bradyの父のコレクションのひとつだったのであり、父もこれのせいで死んだと明かされた。

2人が死んで、最後に生き残ったダンテが『栄光の手』を持ち歩いている。彼はそれを離すことができずにいたが、ギリギリのところでハリーが救った。最後は実体化したケイレブと格闘になり、ハリーがドラムスティックの魔法で敵を燃やした。

ダンテが救われたのはハリーのお陰でもあるけれど、ダンテ自身が悪魔の力に抵抗する意思があったからでもあり、ダンテは3人の中ではまともなほうというか、勇気があったといえよう。元々彼は病気のお母さんの入院費のために泥棒をしてたわけだし。轢き逃げされたレイチェルは彼を救おうとして殺されたのであり、彼は救われるべき人間であることを身を以て示したので、ハリーは彼が犯した犯罪を許してあげることにした。彼の罪が軽くなるような作り話を聞かせて「警察に聞かれたらこういえ」と教えてやったのだ。そして最後のシーンではモーガンがダンテの前に姿を現し、「君は悪魔の誘惑に耐えた。なかなかえらいな。こんど仕事があったらたのむことにする」といって去った。具体的になにをやるのか知らないが、The Councilのエージェント(?)になったみたい。名前がダンテですしね。いまは傷ついた若者ですが、将来大物になりそうな予感です。

ところで、このエピの中で、ボブとハリーが『栄光の手』のことを話すシーンで「ケイレブはどんどん力を貯めて実体化するつもりなんだな」とボブがいうと、ハリーが「うらやましいか?」と質問する。ボブは「君のおじさんが鍵を持ってたが、彼はもう死んだ。ぼくはいまの状況に満足しているよ」と答える。ボブはハリーのおじさんとどういう関係なのだっけ?1話をもういちど見直したほうがいいかもしれない。確かハリーのおじさんは黒魔術で殺されたんだったですよネ。

感想

今週は人間のlimitation(限界)ていうのがテーマになってました。悪魔の誘惑に勝てるかどうか、ハリーはハイテクが使えるか、ボブはなにができるからボブなのか、人間は壁ヌケができるか、等々。人間が理性で抵抗できるスレスレの臨界点を狙って、悪魔が心の隙に入り込んでくるというのはホラーの根源的なテーマのひとつで、いろんな作家がいろんな手法で描いていますよね。なかなかおもしろかったです。

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