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ドレスデン・ファイルズ/The Dresden Files :: 1-11 :: Things That Go Bump :: ネタバレ

transドレスデン・ファイルズ/The Dresden Files。シーズン1の11話。ネタバレ!
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!

魔法使いもトレーニングが欠かせない。朝から家でヨガをやってたら、マーフィが飛び込んできた。「ここの近所で緑色の炎の爆発があったでしょ!」という。「シカゴで妙な現象が起きたらまずはハリーに聞け」と彼女は思ってるみたいだ。「手伝いますからおかねください」といったら「おかねあげるからきれいなシャツを買いなさい」といわれた。

んじゃぼちぼちいくかと思ったら、モーガンがでっかい剣を手に持ち、子分たちとなだれ込んできた。子分のひとりが傷ついたAncient Maiをダッコしている。襲われたのか。モーガンの緊迫顔からしてなにかから逃げてきたと思われる。マーフィは怪しい男たちの乱入に銃を向け「シカゴ、ポリース!」とわめくが、モーガンは完全無視。ハリーに「結界はダイジョブか!」と聞くので「オッケーだよ」と答えた。

みんなが部屋に入ったら、窓の外が急に暗くなった。朝の9時だというのに夜みたいになった。そして外にオバケみたいなもんが出てきて、それを見たモーガンの子分の1人、ソト(Soto)と呼ばれた男が「アリディア(Alydia)なのか?」と呼びかけて手を伸ばしたら、バコーンとさらわれていった。アリディアっていうのは死んだ彼の妹(姉?)であるとモーガンが明かした。外は一面が死の闇。一歩出たら魔物に食われちゃうのだ。という緊急事態においてマーフィだけがポカン顔であり、このトンデモワールドの出現におめめがぱちくり。

敵がナンだかわからないが、ハリーの店のあるビルはペンキを塗るみたいにまるごとなにかにコーティングされちゃったんだという。それはother sideへ通じる効果を持つ魔法のペンキだ。other sideっていうのは『アッチの世界』っていうくらいだから、地獄みたいなもんだろうか。少なくとも天国には見えない。ハリーとモーガンが魔法でビーム光線みたいなのをあててみたけど効果はなかった。

ボブがハリーを呼んでナイショ話をする。ボブによれば、なんとこの状況を引き起こした魔法はこの建物の内部から発せられたという。てことはだれか内部に裏切り者がいるわけだ。でもだれかわからない。そうしてるあいだに、外を覆う黒い物質はじわじわと範囲を狭めて、建物内に侵入してきた。一歩外に出たら死んじゃうし、中にいたら徐々に絞め殺されるようであり、完全ワナにはまっちゃったよ。

モーガンがここに来る前に襲われた話をした。Eckard Parkで会議をしてたら、待ち伏せされてドカンとヤラレたという。敵はだれだと聞いたらMaiが出てきて「そこでおしまい!」と話をやめさせた。モーガンとMaiはなにか知ってるみたいだがいわない。機密事項だそうです。

黒い霧の厚さはどんなもんだろうとボブが調査にでた。1時間後に彼は無事に帰還したが、コーティングどころか霧の先には逃げ場はないと知らされただけだった。敵はどうやったのか知らないが、魔法のペンキなんてもんじゃなくて、other sideにビルごと移動させちゃったという。つまりどこまで行っても抜ける場所はないってことだ。

この霧には人間を狂わせる作用があるらしくて、マーフィは死んだ父を見たし、ハリーも父に会った。父は「この家にいる全員を皆殺しにするしかおまえが助かる方法はないゾ」なんていう。ハリーはこれはハメ手だなと気づいたが、モーガンの部下のひとりが同じ手にかかったようであり、みんなに襲いかかってきた。格闘の末、マーフィが胸にイッパツ弾丸をブチ込んで射殺。

傷ついたMaiはヨレヨレにブッ倒れていて回復の兆しはないが、ここで不思議な点にハリーとモーガンは気づいた。この黒い霧はなぜかAncient Maiを追うように移動してくるのである。ここでハリーが状況を理解した。Mai自ら進んでother sideに移動したのだ。魔法を放ったのは彼女なのだ。彼女は傷づいた野生動物が洞窟に隠れるようにここにきた。だが、Maiにとって黒い霧は傷を治してくれるもののはずなのに、ぜんぜんげんきになるようすがない。てことはだれかが(or なにかが)回復を妨げてるに違いない。ハリーの結界を乗り越えて侵入するのは無理である。だが、異物がこの中に入ったのは間違いない。いったいだれ? or いったいなに?

敵はマーフィだった。てか、ニセマーフィだった。ニセマーフィは「気づくのおそいよー」というなり、口から緑色の炎を吐き、おっかない声で「Maiを殺せば助けてやる」と脅した。モーガンは敵の正体を白状した。それはDrakeていうドラゴンだった。マーフィはドラゴンの姿に変身。ここは地獄で、相手の力はとてつもなく強大であり、闘って勝てる相手ではない。ハリーは大急ぎで魔法を使って一時的にMaiを瀕死の状態にした。彼女の精気が落ちれば、呪文は解けてother sideから抜けでることができると考えたのだ。結果、その通りになった。ハリーの家はシカゴに戻り、ドラゴンは消えていった(other sideに置き去りになったということ?)。

瀕死の状態のMaiを魔法で回復させてやった。ピンピンにげんきになったMaiは機嫌がよさそうであり「ありがとね。グッドよ」といって帰ろうとするので、ハリーは文句のひとつもいいたくなった。「あなたは自分が唱えた呪文をいつでもリバースさせることができたんでしょう?なんでそうしてくれなかったの?」と聞いてみた。彼女はDrakeがくっついてきたことを知っていたそうで。ソレをやっつけるにはいっしょに連れていくしかなかったのだと明かした。ハリーの命よりも自分の命よりも、ドラゴンを封じ込めるほうがだいじだったから。つまりハリーたちが闘いに敗れたとしても、Drakeをother sideに封じ込めることはできるてことか。

次のハリーの質問に答えるAncient Maiの答えはじつに意味深。

Harry: These Drakes, they can shape, they're magical, immortal and all that. But you can change your appearance and you're magical and you've been around a long, long time.
Mai: Are you inferring something?
Harry: Technically I'm implying you're inferring.
Mai: Well, it's dangerous either way.
Harry: You didn't answer my question.
Mai: Well you didn't ask one, which at least shows some common sense.

ハリーは「MaiはDrakeなんじゃないか?」と聞いてるんですよね。ソレに対してMaiが「ヤバいことに口を突っ込んじゃいかんよ」と牽制してるようです。あの顔でいきなりドバーと炎を吐いてもおかしくないかも。答えにくい質問をされたらこんなふうにヤリ返せばよいのですね。メモメモってかんじです。

最後のシーンでは本物のマーフィが訪ねてきて、「アラお客様?」なんていう。「わたしに友達を紹介しないワケ?」と聞かれたハリーは「こいつらもう帰るトコだから。んじゃな」とウラの世界の友人たちを追いだした。モーガンは「警部補、ごきげんよう」と挨拶して去った。

補足。冒頭のシーンでニセマーフィが「自分には9歳の娘がいる。いつも娘にもらったネックレスをしている」と明かすが、ドラゴンはそんなことまで知ってたのでしょうか??

補足#2。後から気づいたんですが、エピガイでは省いてしまったのですが、トンデモワールドにいきなり遭遇したマーフィにもう隠しておけなくなったハリーが、魔法を見せるというシーンもありました。あれは結局ニセマーフィだったからエピガイでは省いてしまったのだけれど、後から考えるとあのDrakeはイイ演技してましたねー。

感想

おもしろいtwistだったです。モーガンの弟子のアンバーっていうのはまた出てくるかもです。

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