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プリズンブレイク/Prison Break :: 4-05 :: Safe and Sound :: ネタバレ

transプリズン・ブレイク/Prison Break。シーズン4の5話。ネタバレ。
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!

サラ。前回ラスト近くの続き。バーから歩いて帰る途中で、クレジットカードが消えてることに気づいて青くなる。バーに引き返そうと振り向いたら、尾行者らしき男がサッと姿を隠した。ががががーん。いっそう青ざめた顔で早足になった。

マイケルたちの作戦ルーム。マイケルとセルフが打ち合わせ中。「ビデオをトコトン調べたが、これ以上はむりである。そっちのハイテク屋に回してimage enhancement(ボケボケの映像をくっきり見えるようにすること)しろ」と頼んだら、セルフはプリントアウトを見て驚いた。「コイツ知ってる!」だそうである。グリフィン・オーレンという名前で、セルフのオフィスと同じビルに入っている財務省トップ官僚。そういうことに早く気づけっちゅうの。

マイケルが「そいつに接近しろ」といったら「理由もなくむりだよ〜」と逃げ腰である。「理由なんか適当にデッチあげろ。アルカイダが盗んだ債券でわるさをしてるとかいえばよい」「そんな嘘をついたら5年は刑務所入りだ(泣き顔)」。ここでマイケルはこういって↓

Welcome to the club, agent Self.

ぼくたちのクラブにようこそ(なんて日本語にしちゃうと不自然ですが、英語でよくいいます。『これがおれらのやり方』みたいなかんじ)。

例のデバイスをセルフに押しつけた。ワイヤレスでデータを盗めるアレです。ははははは。マイケルが完全リードしてます。

マホーン。カフェで待ってたところになんとパムが登場。別人のようにやつれちゃってます。彼女は警察の保護下にあると以前説明されてましたが、自由に歩き回ったりできるんだな。尾行されていないんだろうか。ふたりのあいだには万感悲喜交々あるわけだが、なんせ息子が殺されたという重い事実があるわけで、手をとりあって喜ぶはずもない。ふたりはヒキツリ顔でお互いを見た。どっちも疲れ切っている。

マホーンは前回ローランドに頼んだ『息子を殺した可能性のあるヤツリスト』を彼女に見せるためにきてもらったのだ。数人のプロファイル写真をパラパラ見せたら、パムはひとりの写真を見て泣き崩れた。コイツかとわかった。マホーンは「コイツを○○し次第、すぐに連絡する」と言いかけて、絶句。彼は困ってしまって泣きだした。○○のところが出てこないんである。この瞬間、マホーンの脳裏には狂ってしまった自分の人生がグルグルと去来し、目の前には愛する女がいて、彼女は自分の子供を目前で殺されて疲弊しきっているという現実に彼の胸は張り裂けるのだ。

パムは泣きだした男を精一杯げんきづけた。「あなたはソレを(捜査資料をパムに見せることと思われ)決してやらなかった。あなたは善良なひとだ。だからわたしはあなたと結婚した。でも結婚してからは、あなたが捜査資料を家に持って帰るからってよくケンカしたよね。あなたはモンスターを追いはじめると、捕まえるまでほかのことはなにもできなくなる。わたしはそんなあなたがだいきらいだった。でもいまはそれをやって。そうじゃないとわたしは眠れない。あなたがそいつを捕まえて」とファイトを注入。なにかの包みを渡した。銃だろうか。マホーンはオイオイと泣き崩れ、パムの手を握った。泣けるわ!パムもチーム入りしたらいいのに。確かパムって元FBIだったですよね。

サラ。尾行する冷血黒人に気づいて走りだした。黒人は追う。サラは交通量の激しい道路をムリヤリ横断。黒人はサラの姿を見失った。

オープニング〜♪

T-Bag。GATEの有能セールスマン、コール・ファイファーのアンダーカバー続行中。お茶を飲みながら(T-Bagがteabagというベタなシャレになってる)鳥の図鑑をパラパラ。こればっかである。大した集中力ですね。『Scylla』という文字を発見。うーむと考えてたらば、アンディ(前回のエピで歓迎してくれた同僚社員)がきた。「なにをしてるんですか」と聞かれて「ちょっとしたリサーチですよ。翼を広げられないカゴのインコがやるみたいに肩をぐりぐり回してたところ(原文で "I'm adding a little flourish to my pitch.")」なんて、T-Bag的文学表現を用いて追っ払おうとしたらば、アンディは前回とはまるでちがった冷淡さであり「そろそろブルペンから出てきてくださいヨ(と意訳しちゃったんだけど、原文は "I was thinking maybe you should spend a little less time practicing and a little more time actually pitching.")。ナンバーワンのセールスマンなんでしょ。みんなあなたに期待しているんですよ」なんていわれてしまった。

pitchつながりで痛烈にヤリ返されちゃったってわけで、コール・ファイファーのカリスマもそろそろメッキが剥がれてきた模様。苦い顔。と、ここで彼はお茶をこぼしてしまった。したらば、驚くべきことに図鑑の紙にシカケがあって、隠れたなにかが見えてきた。おぉ。スパイ大作戦みたい!そのページを濡らしていったら、なにやら地図みたいなものを見えてきた。ほんとに彼はツイてますね。

作戦ルーム。マホーンが帰ってきた。片手に封筒。硬直顔でマイケルと挨拶した。マイケルはただならぬ気配を察したが質問することもなく「サラはどこだろう?」と聞いた。「知らない」といわれた。あっちではスクレとリンクが大声で言い合っている。ふたりはT-Bagを探すべきかどうかで意見が割れてるのだ。リンクたちが見つけたエリアにはビルがたくさんあって、その中のどっかにいるにいるんじゃないかって話だが、リンクは「危険だからだめ」と大反対。「フォックスリバーの逃亡犯同士が人目につくところでバタバタやるなんて危なすぎ」というのがその理由だが、マイケルが結論を下した。スクレとベリックに「探してこい」と仕事を与えた。このとき彼は "canvas" という動詞を使うが「カンバスで覆うようにもれなく探せ」という意味かな。

デバイスを隠し持ったセルフが財務省トップ官僚オーレン氏のオフィスに行くという作戦を聞いたローランドは「財務省かぁ。セルフにちょびっとそこらへんを歩き回ってもらえば、おれたち億万長者なんだよなぁ」と真顔で述べたが、マイケルの答えは「カードだけです」

セルフは気合いを入れてアポなし面会。制止する秘書に「国家の緊急一大事であーる!」とわーわーいって、その先の部屋に突入。オーレン氏に直談判する。「アルカイダの盗聴記録によれば盗まれた債券がどーのこーの」と嘘をついた。相手は冷静な人柄のようであり、追いだすこともせず「債券のシリアルナンバーはわかるの?」と聞いた。「わかりません」といったら、金庫を開けてなにかをしまった。その瞬間、作戦ルームではデータのダウンロードが始まった。ヨッシャと思ったら、すぐに中断してしまった。オーレンが金庫を閉じたからである。

オーレンは6時間後にアジアに出張にいくんだが、その前にCIAやらFBIのえらいさんたちと面会するそうで「君の不安がアタリなら、そこで君のボスから話があるでしょう」といわれた。そして「わたしの許可なくここに入るなんて、もうやっちゃいけません。こんどそれをやったらアラスカの国境警備員になっちゃいますよ」といわれてチビった。「了解でございます」と答えて退散。ふぅ。セルフっていう男は格下の相手にはキューキューいうくせに、自分の番になると肝っ玉が小さい!すぐにチビリ顔になるんだから。

さて、Scyllaの在りかはわかったけど、どうすりゃいいんでしょう。財務省のトップ官僚の金庫なんて無理ってもんじゃ。おののくセルフは「ビデオ映像の解析結果が数時間で出る。別のカードホルダーから探そうよ」とまたまた逃げ腰。マイケルは「建物の設計図をくれ」と頼んだ。「まさか正面からノコノコ入っていくなんてバカな真似はせんでくれよ」とブツブツ。マイケルは「設計図さえくれればあとはこっちでやる」と断言した。

サラが戻った。「尾行された!」とマイケルにいう。相手の特徴をいってたら、マホーンが「コイツか」と写真を出した。私たちにはおなじみの冷血黒人である。マホーンは「こいつがおれの息子を殺したのだ」と教えた。マイケルとリンクはぐぐーと緊張。ここにきていまなお黒人の名前が明かされません(だよね?)。冷血黒人と呼び続けるしかないのか。

マホーンはサラを外に誘って話を聞いた。「バーにいってブルース・ベネット名義のクレジットカードをなくした」なんてサラはいいにくかっただろうが、ぜんぶ正直に話した。だいじな情報だから。マホーンとサラがふたりで会話するシーンっていままでありましたけか。このツーショットは妙に新鮮な気がした。

マイケル、リンク、セルフが建物の設計図を見ながら作戦を練る。なんせHomeland Securityと財務省が入ってるビルであるからして、警備の厳重さは並でない。そこらじゅうにセキュリティのチェックポイントがあって、いちいちカードがないと通れない。カードを偽造するには2週間かかるだろう。ターゲットのオフィスは10階にあるんだけど、その10階だけはチェックポイントがないことにマイケルが気づいた。つまり、10階のフロアにケムリのように現れて、ヒョイと消えることができるんなら可能なのだ。

冷血黒人。グレチェンの監禁場所にきた。見張りの兵士がいて「これをどうぞ」となにかを渡すと、彼はそれを鼻に塗った。グレチェンにサラ・タンクレディがLAにいることを話し「彼らはなぜLAにいるのだ?」と聞いたが、彼女は相変わらずのガンバリを見せる。「サラってほんとにビッチ」と憎まれ口を叩いた。黒人は待ってましたと今日のスペシャル拷問レシピを用意し始める。彼はいつもむっつり顔で無表情だが、こういうときはちょびっとだけうれしそうな顔をする(ように見える)。

「君は肉体の苦痛を味わうことに馴れてしまったようだ。だから別の手でやることにした」といって彼が用意したのは『アロマ拷問』だった。「鼻ってスゴイよね。ある匂いは脳を活性化させる。コーヒー豆やブルーベリーの匂いを嗅ぐと、ひとは健康になる。それとは逆に、死をもたらす匂いってのもあるのだよ。吐き気、めまい、目が焼ける。これらは初期の兆候だ。やがて君の精神は破壊されていくんだ。しゃべる気ある?」といって、汚いバケツを目の前に置いた。グレチェンはウエー顔となり、ゲホゲホ咳き込んだ。黒人は「あと1日待ってやる」といって出ていった。グレチェンはもう少しでクギを外せそうである。彼女の逆襲シーンは楽しみですねー。

マイケルたち。セルフが描いた金庫のロゴからその種類がわかった。開けるには指紋認証と12ケタの暗証キーが要る。仮にオーレンの指紋を盗めたとしても、人間の肌かどうかを感知するシカケがついてて、ダマそうとすると警報が鳴る。外装はスチールに見えるかもしれないが、その中身は特製の金属製で、ドリルの刃は効かない。

セルフはいかに侵入困難であるかをズラズラ述べた。「わかってるか?Homeland Securityが設計した超スペシャルの難攻不落のビルなのだよ」とピーピーいう。そりゃだれもがそう思うんだが、マイケルのおめめはやるきまんまんであり「フォックスリバーもそういわれてた」と答えた。リンクは大仏顔でうむとうなずくのであった。マイケルは設計図を見つつ質問し、オーレン氏の隣は司法省のサム・ミドルトンのオフィスだと聞くとアイデアが閃いたようであり「用意してほしいものがある」といった。

マホーン。Scyllaの方はマイケルたちに任せて、彼は冷血黒人を追う。ローランドがサラのクレジットカードが使われた正確な時刻を調べた。そしてサラが尾行に気づいた時刻を合わせて、推理&計算すれば、バーからどれくらい離れた場所から彼がやってきたのかがわかる。黒人は18分間のドライブでバーに到着した。地図を広げてその圏内にあるホテルを割りだす。フリーウエイにアクセスがよく、駐車係にクルマを預ける必要はなく、クレジットカードを預けろといわれないところ、つまりスパイが隠れ家に選びそうなホテルをリストアップ。なるほどー。

このシーンのマホーンはFBI時代の彼みたいである。ユタのウェストモアランドのお宝を追ったマイケルを探すのに、ガソリン何ガロンでどーのこーのつって計算をして場所を絞りこんでましたよね。このエピソード → 2-06 :: Subdivision。このときには半径100キロだったからたいへんでしたが、こんどは半径9マイル(14キロ)だからだいぶらくちん?でもユタとLAじゃ密度が相当違うので、これもまたたいへんかもしれません。

こちらはT-Bag。相変わらず鳥の図鑑に夢中。インターカムで巨乳色白受付嬢のトリシェインを呼び、お茶のお代わりを頼んだら「いま忙しいのでごめんなさい」といわれてしまった。既に信用ガタ落ちか。ケッと自分で取りにいこうとしたら、なんと受付にスクレとベリックがいるではないか!T-Bagは身を隠す。

ふたり組はT-Bagの写真をトリシェインに見せ「わたしら保険会社のもんです。このひとが10万ドルの遺産を相続することになって探してるの。見つけてくださった方には10%のご褒美を進呈中」と嘘をついた。保険会社っていうよりサラ金の取り立て屋みたいな風貌であるし、彼らが見せた写真は極悪顔の手配写真だ。T-Bagはペーパーナイフを握って身構えたが、トリシェインはなにやらピピッと計算したみたいであり「ごめんなさい。知らないわ」と答えた。かわいい顔してビッチなんだろうか。ともかくT-Bagは命拾いをした。

このシーンでは、ベリックが会社名を見て「GATEさんっていうんだ」といい、トリシェインはその由来を述べた。"Greatness Achieved Through Excellence" の略だそうである。なんだかインチキ自己啓発セミナーやってるとこみたいな会社名ですね。GreatnessとかExcellenceなんて言葉が一番似合わない男であるベリックは「ふぅん」って顔をした。

こちらは作戦ルーム。マイケルの科学教室のはじまりだ。アルミニウムに酸化鉄を混ぜてちょっぴり熱を加えてどーのこーのとなにやら製作中。

セルフに着信。相手はターゲットの隣人オフィスの司法省サム・ミドルトン。「電話くれてありがとう。あのバカモノを間違いなく起訴できると確認したかったんだ」なんて調子で、彼とランチを食う約束をした。黒い液体の入ったボトルを受けとって彼は出ていった。マイケルはスクレを呼ぶ。「T-Bag探しは中断してこっちに合流しろ」と命じ、場所を教えた。マイケルの目の前にはなにかの機械がある。50センチくらいの大きさで、スイッチを入れたら掃除機かジューサーみたいな音がした。あれはなんでしょう。

作戦開始。セルフのヴァンに乗ったマイケル、リンク、スクレ、ベリックの4名は、地下駐車場から侵入。エレベータに直行。セルフはここで別れた。マイケルとリンクはスーツ着用。スクレとベリックは掃除係のツナギ姿。エレベータの中ではスクレがパネルをこじ開け配線をいぢった。そしたらエレベーターが途中で止まることなく一気に最上階へ。10階まで上がらず、その直前で停止させた。天井経由でエレベーターの箱を出る。

T-Bag。トリシェインがきた。「あなたのことをしゃべれば1万ドルくれるそうだ。わるくないわ。んで、こっちはなんていう?」と口止め料を要求した。T-Bagは答えた。「君は願いをかなえる妖精を捕まえてラッキーね。なんでも聞いてあげるよ」「うふん。いまサイン待ちのあなたの小切手がわたしのデスクにあるの」「ふむ。(ちと考えてから)次の言葉は慎重に選んだほうがよい。妖精はご主人の要求には逆らえない。(こわーい顔になり)でももしその願いが欲張りすぎるって思われちゃうと、えらいことが起こる」「(ちょいチビリ顔)今後永久にあなたのサラリーの3%をもらうってのは?」「了解」

セルフ。サム・ミドルトンのオフィスにきた。外に連れだすつもりだったのが、相手はすでにハンバーガーを買ってあるのだった。あちゃー。「外ににいこう。おごるから。ぼかぁベジタリアンなの。新しいダイエット法」と強引に連れだした。ふぅ。オフィスを出る際、セルフはマイケルに渡された黒い液体を、秘書に気づかれないようにカーペットにこぼして出てきた。

マイケルたち。天井ウラを伝って10階フロアに侵入成功。スクレとベリックは通風パネルを伝って、備品が置いてある倉庫部屋に入った。マイケルとリンクは天井ウラ。パネルを戻してたところにオバちゃんが入ってきた。オバちゃんはスクレとベリックを掃除係と信じて「トイレットペーパーがない!」と不備を責めた。ベリックが手近にあったペーパータオル(はははは)を「ハイヨ」と渡したが、オバちゃんは満足してくれないのであり、自分で目的のモノを探しだすと「整理整頓!」といって出ていった。

オバちゃんがウロウロしてる真上では、マイケルが必死でパネルを抑えていたが、またまた鼻血がタラーリ。リンクは弟が病気であることを知って驚いた。

マホーン。ローランドがサーチ結果を渡した。53のホテルがマッチしたそうである。彼はマホーンの決死顔を見た。それを見ればいまからカタキうちにいくんだろうなとわかる。ローランドは次のような話をした。

「人間てのは育った環境で決まるのか、あるいは生まれつき決まっちゃってるもんなのか。ていう記事をこの前読んだ。結果はまちまちなんだってさ。DNAはあらゆる結果をもたらす。ぼくはほんとうにそうだと思った。ぼくの兄は数学の教授、姉は小児科医になった。おなじ学校に通って同じ環境で育ったぼくだけが泥棒になって、ヤクとオンナで破滅人生。マイケルは工学の天才。あなたは法の番人。だよね?んで ... まぁなんちゅうか ... その ... あなたが追ってるそいつは、彼は自ら望んで殺人者になったわけじゃないんだろうなと ... なんてことを思ったりなんかしてるわけですよ」

マホーンはギロリとローランドをにらみ「次の言葉は慎重に選んだほうがよいぞ」と述べた。ローランドはギクリとし「つ、つ、つまりさ、人間はだれもが自分以外の者にはなれないんじゃないかなといいたかったわけです(なんて訳になっちゃいましたが、原文ではもっとサラリと短い "We are who we are.")」。マホーンは無言で去り、ローランドは「おれってヘタクソ」と苦い顔になった。

ちと感想を。ローランドの台詞は間違いではないけれど、明らかに、いまソレをマホーンにいって通じるわけがない。それがわからないという点がローランドの不幸さだと思う。ローランドという新キャラを好きになるファンはかなり少ないだろうが、私はこの彼のズレ加減ていうか、このドヘタキャラっていうのは不幸なgeekの典型例だなと思うし、こういうグズっていかにもいそうだなと思うんで、じつはいいキャスティングなんじゃないかという気がする。でもこのポジションって、エイリアスのマーシャルとか、24のクロエとか、イメージが固まっちゃってるじゃないですか。だから彼はキャラづくりしていく上でむずかしいわなと気の毒視線で見ています。

お話に戻ります。こちらはベリックとスクレ。ツナギ姿のふたりは掃除道具を持って、サム・ミドルトンのオフィスの前にやってきた。さっきセルフがこぼしていった黒い液体のシミをカーペットに発見し「あちゃー」と驚き、掃除の用意を始めた。そのすぐ横にはミドルトンの秘書のデスクがある。彼女は(なんなのこのガサツな男どもは!許せないザマス!)という顔つきでイライラ。スクレは「すませんね。90分くらいかかっちゃいます」といい、ベリックは「コンセントはどこっすか?」と聞いて、部屋の中だと聞くと扉を開けてずかずか入っていった。その瞬間、部屋の中では天井からマイケルとリンクがスルリと着地。

スクレたちが掃除を始めるとガガガガーとドえらい騒音が鳴りだした。ザマス秘書はキーッと睨みつけるが、ちょびっとがまんしてちょうだいヨ。てわけで、なにをやるのかわかってきました。マイケルたちは壁に穴を開ける。スクレとベリックはドアの前に陣取って侵入者を防ぎ、騒音を発してマイケルたちの作業音を殺しちゃうという作戦だった。

マイケルたちが持ってきたのは、先端が丸いかたちになってる変わったドリル。金庫の壁を円形にクリ抜ける。マイケルがつくった薬剤を塗りつつ、穴を開けていく。化学反応でものすごい高温になるそうである。

このシーンでは、リンクがマイケルに鼻血のことを聞いた。マイケルは「たいしたこっちゃない。温かい気候のせいだ。サラにはいうな」と否定したが、リンクによれば「13歳のあのときはたいへんだっただろ」だそうである。子供の頃に大病をしたんだと思われるが、詳細謎。

ザマス秘書の忍耐が切れた。(ほんとに許せないザマス!やってられないザマス!)というかんじで、騒音を発する掃除機のスイッチを切っちゃった。そしてミドルトンの部屋からなにかを取ってくるといいだした。ちょとちょとと止めたら、彼女の靴に洗剤がついた。ベリックは「それ皮革の靴にとてもよくないです」といい、スクレは「渇かないうちに汚れるとシミが残る。そしたらまた最初っからやり直さないといけないのです。ぼくがあなたの代わりにとってきますよ」とお願いしてギリギリセーフ。スクレが部屋に入るとマイケルたちが作業のまっさいちゅう。「あとちょびっと!たのむぞ!」と会話した。

グリフィン・オーレンのオフィスにあの方が登場(声でわかる)。オーレンの秘書は「お急ぎでしたら、すぐに呼んで参ります。オフィスでお待ちを」と丁重に迎えた。マイケルは壁一枚向こうにだれかが入ったのを察知。こりゃヤバい。グリフィン・オーレンが遅れて入室。ふたりのナイショ話が聞こえてきた。「お待たせしてスマセン」「問題はないかと気になってきてみただけだ」「あと5分でわたしは出発します」という会話が壁一枚むこうで続いている。こうなったらかなり危険だが、ドリルの回転を低めにして作業を続けるしかないと決断。あとちょびっとなのだ。

ハゲとオーレンの会話。「ラオスの財務大臣は君の到着を待ちかねているぞ」「IMF、世界銀行との交渉は順調です。問題ありません」としゃべってたら、隣の部屋からガガーと鳴りだした。内装工事でもやってんのか。

マイケル。カポッと穴が開いた。手を伸ばしてScyllaをゲット。床にデバイスといっしょに置き、ダウンロード開始。隣にモノサシを並べてデジカメ撮影。あとから分析するためであろう。隣の会話は続いている。

「目的を達するためには金がいる」「わたしは自分の仕事を心得ていますよ」「今日のこの日は最重要であるぞ。君らは各自の役割を完璧に果たさなくてはならぬ」「それだけの用件なら電話だけでもよかったのに。わたしはなにかヘタをしましたか」「この数日、不穏な動きがあるのだ。敵がLAに潜伏中という情報がある。リサのボディガードの死と関連している」「あれは彼女があのトルコ人の妻だからでしょう?」「それはカバーストーリィ」「そうなのですか?」「君はカードをきちんと保管しているか」「もちろんです」

次のハゲの台詞にマイケルの顔はヒキツった。ハゲはこういったのだ。「カードを見せてくれ」。この時点でダウンロードは72%。「今朝金庫に入れましたよ」「だからそれを見せてくれ」86%。マイケルはアワを食ってカードを金庫に戻す。デバイスを手に持ち、ダウンロードが完了し次第、フタをするのだ。オーレンが金庫に手をかけた。92%。「15年間いっしょにやってきたわたしを疑うのですか」「おナミダはやめろ。カードを見せればそれでよい」。金庫は開けられた。カードはいつも通りそこにあった。

ハゲはカードを見ると安心した。そして「これからはカードを常に身につけるように。君だけじゃなくて全員にそうさせることにした。少しでもへんなことがあればすぐに連絡すること」といって去っていった。ローランドはダウンロード完了を確認した。撤収。ランチから戻ったセルフは駐車場で4人を拾った。作戦成功。

マホーン。サラがいったというバーで話を聞いた。「わたしはサラ・タンクレディの私立探偵。彼女はこの男に追われている。なんとしても捕まえたい。以前、サラはコイツにアゴを骨折させられた」と話して、話を聞きだした。黒人はレンタカーのシルバーのセダンに乗ってたそうである。

セダン情報を頼りにホテルを特定。パムから渡され包みの中身は銃だった。ホテルのフロント男は黒人の写真を見てうなずいたが「彼はチェックアウトした」だそうである。くそォ。彼が泊まっていた部屋を見せろといったが、次の瞬間、マホーンはピンときた。アタリだった。フロント男は冷血黒人に300ドルもらって、だれかが彼を探しにきたら電話する約束をしてたのだ。マホーンは銃をピタリ。電話していたフロント男は「いまんとこだれもきてない」と嘘をついた。黒人の電話番号をゲットした。

T-Bag。コール・ファイファーに来客。前回の最後のほうでMr.Xingを殺した謎のギャング顔アジア人である。相手はこわい顔で部屋に入り、握手に応じず、銃を出してテーブルにおいた。「おまえは2日前にブツを渡すはずだった。あれははどこだ」とこわい顔。「えーとなんでしたけ?」「わたしの忍耐は限界である。Scyllaはどこだ?」「いろいろありましていいにくいのですね。条件だけおっしゃってもらえませんか?」「ふん。じゃいってやる。今日中に渡せば約束通りにカネを払ってやる。明日なら50%。2日後なら25%。3日待たせたら頭をズドンだ。わかったか」「了解でございます」

彼はこわい顔で去っていった。受付嬢のトリシェインはその後ろ姿を見た。彼女の手には、ベリックが残した電話番号のメモがある。ひょいとピポパするだけで1万ドルっちゅうのも悪くないわ。

サラ。彼女は男たちが出ていってるあいだ、アレコレ考えた。トルコ外交官妻のリサ・タバクはラオスに行った。そして今日のエピの財務省官僚グリフィン・オーレンはアジアに出張に行くという。ラオスになんかあるのかと思った彼女は、ネットで調べてみた。経済が破綻寸前で、暴動が起って200人が死亡したと知った。戻ってきたマイケルに調べたことを話した。

「大量のニセ紙幣が流入したせいで、強烈なインフレ → 経済が破綻しているそうだ。カンパニーのカードホルダーたちはいずれも国際市場経済を左右するトップたちであり、その分野はエネルギー、物流、財務と多岐にわたっている。彼らは国を滅ぼそうとしているようだ。なぜだろう」「ズタボロになった国はいずれ再建する。そこでガボッと儲けるんだろう」「んで、次はどうなるの?」

その先はマイケルにもわからない。あのときハゲは「目的を達するためにはカネがいるのだ」といっていた。サラは話題を変えて、自分はバーにいったのだと告白した。マイケルはひぃいいと驚いた。「もうやめようか?君のためならそうしてもいい」「ノーノー。わたしはだいじょうぶ ... いわないでいたら、嘘をついたことになってしまう。それが嫌だから告白したの。わたしはバーにいった。ごめんなさい」。ふたりはキス。

グレチェンが反撃開始。バケツを持ってきた子分を足ではさんで押さえつけ、手に入れたクギを頭にズブリ。ウギャー。ハァハァ。手錠の鍵を奪って逃亡。

マイケル。ビデオ映像分析の結果がセルフから送られてきた。残り3人のカードホルダーのうち2名は名前と所在が割れた。残る1人がまったく謎だそうだ。それはもちろんあのハゲオヤジ。彼だけは氏名経歴所在まったくわからず。あるのは顔写真と "general" という俗称だけ。サラがぴくんと反応した。パナマの人質時代。グレチェンがボスらしき相手と電話で話している声を聞いたそうである。グレチェンは相手を "general" と呼んでいた。そしてそいつはカンパニーの最高権力者という風に感じられたという。

こちらはハゲのオフィス。冷血黒人がきた。「殺しとけばよかったのに」と彼がいうのはもちろんグレチェンのことである。ハゲはハゲなので部下におれのミスだったなんていわないが、チョッピリくらいはめんぼくないと思ってるんだろうか。彼は「グレチェンは戻ってくる」と述べた。黒人は「だといいですけどね」と答えた。

そこに別の子分が慌ただしく入室。驚くべきニュースを伝えた。「本日、Homeland Securityのだれかが画像を検索し、それはあなたの顔を探していた」と報告した。ハゲは「なぬうー!」と緊張し「だれだそいつは?」と聞く。「ドン・セルフです」

また来週〜。

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  • Title: 4-05 :: Safe and Sound
  • First Aired: 2008-09-22

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Thanks to: imdb.com, tv.com

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