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ロスト/Lost :: 3-04 :: Every Man for Himself :: ネタバレ

transLost。シーズン3の第4話。ソイヤー、ピンチ〜。このエントリはネタバレを含みます。
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SPOILER!!!
ネタバレ強です!!!
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ジャックは独房にいてテレビでアニメを観ていたところにジュリエットが食事を持ってくる。「ベンに会わせろ。おまえはただのメシ係だろ」「そんなんじゃない。ベンはわたしらのボスというわけではない」なんて会話してるところにそのベンがきて「ヤバいことになったからすぐ来い」と命令口調なので「やっぱりコイツがボスじゃねえか」と(たぶん)ジャックは思う。

森の中。ケガした女性がタンカで運ばれている。前々回にてサンに銃撃されたコリーンだ。ソイヤーとケイトの檻の前を慌ただしく通り過ぎていくのを見たソイヤーは「ザマミロ」って顔になる。

アザーズたちが消えてから「逃げ出すチャンスかもよ」とソイヤーがニタリ顔。彼は檻の電気ショックのボタンと水を利用して敵をビビビと感電させるワナを思いついた。それをケイトに話すと「いいねー」とノリ気だが「ジャックは?」と聞くと「彼がどこにいるかわからないし、だいたい生きてるかどうかもわからん」と冷たいことをいうので、ケイトは複雑顔になる。

ベンがソイヤーの檻にきた。「君の体重は?」と質問。ソイヤーが答えると「年齢は?」と聞く。「32」と答えると「うそでしょ」というので「35だよ」と白状したたらば、彼は「よし」といって水たまりに足を入れる。ソイヤーはすかさず檻の中からベンの手をつかんで逃げられないようにして、足でボタンをキック。水たまりに電気が走ってベンは感電ショック。のはずだったのにピクリともせず。無反応。ベンは余裕の表情で「切っといたから」という。ソイヤーたちの会話はベンに監視されているのであった。ベンは棒でソイヤーをブッ叩いてサディスト流にお仕置き。くそォ。

ソイヤーは目覚めたらどこかの手術台に拘束されていた。口に棒を噛まされる。かなり痛いことをされるのかとパニックになる。部下の男が大きな注射器を手に持ち、ソイヤーの胸を狙う。そこで、もうひとりの部下が「ちがうよ。このへんだよ」なんていうので、ソイヤー、ますます恐怖。彼の叫び声がジャックの独房のインターコムから流れている。ジャックは「ナニゴトか?!」と不安になる。

ソイヤー、気絶から覚めた。胸にガーゼが貼ってあるので注射は済んだみたいだ。なにをされたんだろうと不安になる。そこにベンたちがきて、彼らはケージ入りのウサギをもっていて、ウサギの背中には「8」とペイントしてある。ケージを振動させてウサギを怯えさせたら、ウサギは間もなくバタンと死亡(or 気絶?)。

ベンがソイヤーに「ペースメーカーって知ってるか」と聞く。ソイヤーが「な、な、なんなのだこれは」とおののいていると、恐ろしいことをベンがいいだす。「君の心拍数が140を超えたら心臓が破裂するようにしといた。125を超えるとビープ音が鳴るから気をつけろよな」といって、ソイヤーに腕時計型の心拍モニターをつける。つまり、今後、ソイヤーはあらゆる興奮や運動を自制せざるを得ないわけで、これはまったく陰険な仕打ちである。「いっそ殺せばいいじゃねえか」というと「我々は人殺しじゃない。もしまたジタバタしたり、ケイトにこのことを話したら、彼女にも同じ処置をするよ」と脅された。

ソイヤーは檻に戻され、ケイトには着替えが与えられた。「だいじょうぶ?」とケイトが心配するが、彼はぐったり無言。彼女は「なにされたんだ?」としつこく聞くんだけど「なにもされていないよ。質問はおしまい」というしかない。ケイトが着替えを始めたらたちまちビープ音。ケイトが気づいて「その音はなに?」「ただの時計だよ」「なんで時計もらったの?」「もういいから服着ろ〜」なんて調子でソイヤーの興奮が高まってくるから見てるこっちはハラハラする。ソイヤー、頭から水をかぶる。

ジャックの独房にジュリエットが再び現れる。手術着を着ていて血がついている。ジャックはさっきソイヤーの叫び声を聞いたので「おれの友達になにをしやがった」と聞くんだけど、彼女は「これはソイヤーの血ではない」と答える。そして「あなたの助けがいる」といってジャックを外に連れ出した。ジャックは頭に袋を被せられ、ソイヤーたちの檻の前を護送されていく。2人はそれがジャックだと気づいて大声で呼ぶんだけど、そのまま通り過ぎていく。ベンやその他のアザーズたちはジャック起用に大反対だが、ジュリエットが独断で決めたようだ。

ジャックは手術室に入る前にどこかのだれかのレントゲン写真をチラリと見て「ナヌー」という顔になるが、私たちは医者じゃないのでそれがなんなのかよくわからない。ジャックはドレイのように手術室に連れてこられたわけで、敵の一味を助けろといわれてそのまま従うんだろうかと思ったら、やっぱり医者の本能というものがあるらしくて、彼は重体の患者を見たらば進んで手術を行う。だが、結局コリーンは死亡。

それを見ていたコリーンの夫(ピケット氏)がソイヤーの檻に飛んでいく。そして彼を檻から出し、ケイトの前で「こいつを愛してるのか」と叫びながらソイヤーをブン殴り始める。これじゃヤツ当たりだ。ソイヤー、血まみれ。ケイトが「愛してるわよ」というとやっと止めてくれた。アザーズが去った後、こんどはケイトが脱出を試みる。ソイヤーがボコボコにされるのを見て、彼女の方が頭にきちゃったみたいだ。サルみたいにスルスルと登ったら、天井の檻の隙間から這い出ることができた。ソイヤーといっしょに逃げるんだと彼を逃がそうとする。でも彼は檻から出られてもどうせ走れないからスグに捕まってしまうわけで、だからケイトに「ひとりで逃げろ」という。ケイトはどうしてもそれが納得できないので「なんでよ〜。あんたは戦うことをやめたのか?」「おれをほんとに愛してるんならひとりで逃げろってば」「あんときはアイツがブン殴るのをやめさせるためにそういっただけよ」なんて会話をしつつ、ソイヤーがどうしても考えを変えないと知ったケイトは自ら檻に逆戻りする。「なにやってんだおまえはよう!」というソイヤーに "Live together, die alone."

という模様はもちろんベンに監視されているのであった。

ジャックはまだ手術室にいて、死んだコリーンの横に手錠でつながれている。そこにジュリエットが来る。彼女は友人の死に意気消沈しているようだ。「彼女を救うことはどうやってもムリだっただろう」とジャックがいうと「私を慰めるためにそういってるの?」と彼女は聞く。だが、いくらなんでもジャックが敵である彼女の心情を心配してるわけはないわけで、彼の関心は別の点にあるのであった。彼は手術室に入る前にチラリと見たレントゲン写真のことを話す。「あれは40代男性で脊髄に腫瘍があるな。んでこのぼくは脊髄の専門医だ」というと、ジュリエットは「痛いトコを突かれた」という顔になる。つまりこのだれかを救うためにジャックは連れてこられたんだなとわかる。

というお話の合間にソイヤーのフラッシュバックが時折挿入される↓

彼は刑務所にいて、マンソンという囚人が1000万ドルを隠し持ってるってことを知る。ソイヤーはその金目当てにマンソンに近づき「あんたの妻と刑務所長が金を狙ってるだろう」と耳打ちする。やがてマンソンは妻と面会してそれがほんとうだってわかってソイヤーを仲間にしようとするんだが、同じ日にキャシディ(ソイヤーが騙した女性)もソイヤーに面会に来ていた。

彼女は「あんたの娘よ」といってベイビーの写真を見せる。名はクレメンタイン。ソイヤーは彼女に「おれに赤ん坊なんかいない」と冷たく追い返す。その後、ソイヤーはマンソンの信用を得て、金の在処を知る。ソイヤーはマンソンを裏切り、刑務所長と取引。これのお陰で残り6年の刑期はチャラとなり、分け前ももらえた。ソイヤーはその送金先口座名ににクレメンタイン・フィリップスという名を挙げた。優しいネ。フラッシュバックは以上。

早朝。寝ているソイヤーのところにベンが来て「散歩にいこう」と連れ出す。ベンと他数人といっしょに山登りをやらされる。見せたいものがあるからだという。山登りをさせられて運動量が増すと心拍計のビープ音が鳴る。135まで上がった。「おれの心臓を破裂させるためにここまで連れてきたんか」と聞くとベンは「じつをいうと君の胸に入れたのは『疑い』である」という。要するにブラフだったらしい。彼はカバンから8とペイントされたウサギを出してみせる。それはピンピン生きていた。

「それ別のウサギかもしれんだろ」とソイヤーはいうが、このハイキングの目的は別なのであったということを彼はまもなく知る。山のてっぺんまで登り終え「あっちをみろ」といわれてソイヤーは絶句。向こうに島が見えるのだ。ベンは「あれが君の島だ。この島はアルカトラズの2倍くらいの大きさで、君は檻から出られたとしても逃げる場所はないんだよ」という。

驚愕アゼンとするソイヤーにベンは "The only way to gain a con man’s respect is to con him."(「囚人をうまく扱うにはそいつをうまいことヒッカケないとね」てかんじに訳してみたがどうもうまくない気がするスマセン)。つまり、ベンはソイヤーのケイトに対する思いを読み切っていて、それを示すことによって圧倒的な優位を見せつけ、彼の心をdepressさせ、気力を萎えさせるためにこのハイキングをもよおしたのだろうか。ソイヤーの愕然ぶりを見る限りその意図は成功しているようだ。

スタインベックの『二十日鼠と人間(原題 "Of Mice and Men")』を引用するベンの台詞は、なんというか、彼の人の心を支配しようとする底知れぬブキミさがあり、に加えて、ソイヤーのフラッシュバックが重なって恐ろしいもんだなぁという終わり方でこのエピソードは幕を閉じるのであった。

※一方、ビーチの方ではデズモンドが不思議なことをやっている↓

デズモンドがクレアに「屋根がボロくなってきてるから直してあげる」って提案するとそこにチャーリーがきて「いいから」なんていわれて彼は少し悲しそうだ。その後、彼は新顔のパウロから5番アイアンをもらう。それを使ってへんなタワーを製作。ハーリィが「これはなにかのアート?」と聞かれると「いやただの実験だ」と答える。そこに雨が降ってきて雷が落ちる。みんなは「あれはなんだろう」と思って見ている。デズモンドは「よしよし」という顔をしている。

※トリビア

冒頭シーンでジャックが見ているマンガは "A Corny Concerto"。「黒いアヒルが白鳥に混ざろうとする話」だそうです。物語と関係ありそう。参考url↓

Wikipedia :: A Corny Concerto

スタインベックの『二十日鼠と人間(原題 "Of Mice and Men")』がメタファとしてしばしば会話に出てくるし、刑務所の中でソイヤーがこの本を読んでいる。私は読んでないんですが、2人の対照的な性格の男がジタバタする物悲しいお話のようです。これの中に老犬を殺すお話が出てくるらしい。こちらにあらすじを紹介するサイトがありました。どんな話かと読んでみたら、ベンの人の心を支配しようとするおっかなさと、またソイヤーのフラッシュバックともイメージがダブってナルホド〜と思いました↓

いつか見た風景 :: それぞれのシーン ::「二十日鼠と人間」

※感想

ジュリエットって分別のありそうな女性なのに、なんであんなやつらの一味に加わっておるのだろう。

ソイヤーのクレメンタイン話でまたまた彼の株が上がって、女性ファンが増えそうだ。「いやんもうソイヤーったら〜」という女性ファンの声が聞こえてくる気がしました。彼のような、憎まれ口を叩きつつも最後はキュンとさせちゃう高等技術を見習いたいと思う男性は多いでしょうが(私も含めて)、あれをワザとやると「空気の読めないナルシスト」の烙印を押されて、一生女性から相手にされなくなるリスクがあるんで、その点を考えると、おとなしくブログでも書いてた方がいいかという気になります。

なーんて思わせといて、じつは刑務所長とキャシディがグルだったりして?!つまりあのベイビーの写真は真っ赤なウソ!なんてことはないと思うけど、他のドラマならありそうですネ。

ゴルフをやってたパウロはシーズン3からのニューカマーです。ムリヤリ感のある登場の仕方であるなぁ。

次回5話の予告編

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  • Title: 3-04 :: Every Man for Himself
  • First Aired: 2006-10-25

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Guest Star:

Thanks to: imdb.com, tv.com

サラマンダー (2006.10.29 22:18)

ソイヤーが最後に見たあの島はアメリカの島ですか?それとも墜落した島ですか?ヤツラとは違う島にいたということですかね?

tinker (2006.10.30 01:55)

ソイヤーたちが墜落した島をソイヤーは見せられたんだと思います。つまりじつはもうひとつの島が隣にあって、知らないうちにこっちに連れてこられてたという意味です。むこうからこっちは見えないのかなという謎があるんですけど  .... 。

サラマンダー (2006.10.30 19:21)

ああ!なるほど!!つまり、昔あの墜落した島のほうに施設を作ってそこでボタンを押させていてもう一つの島でそれを監視していたというわけですか!

kenn (2006.10.30 22:47)

Sawyerは精神的に参っているのかペースメーカーの嘘を見破れなかったのが意外と言えば意外でした。不妊治療の先生一人しかいないってのにまだ気づいてないからかな。。。

Benと過去のあったJuliet、そして40代男性のレントゲン写真。ってことはやっぱり!?また面白くなってきました。

しかしSteinbeckの話をいきなり出されても良く分からなかったのですがみんな知っている話なんですか。このサイトを見て始めて理解しましたけど。Gary Siniseが監督・主演ってことなので見てみようかと思いました。

tinker (2006.10.31 14:38)

スタインベックの中でもこれは渋い系なんじゃないでしょうか。「みんなが読んでる本」ではないと思いますよ。"Of Mice and Men" は私はあらすじしか読んでないのですが、ものすごく重ーいしんどそうな話で、ソイヤーも刑務所でむずかしいもんを読んでるなぁと思いました。

ルーイ (2006.10.31 17:29)

あのレントゲンは誰のですか?

tinker (2006.11.01 05:02)

ルーイさん、そんなことわたしにきかないでぇ。

ジョウ (2006.11.01 09:15)

レントゲンはベンのじゃないですかねぇ?なんとなく、そんな気がしました。

ソイヤーはいろんな本を読んでますよね。

パウロはホント、無理矢理っぽいですね(笑)。

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