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ロスト/Lost :: 3-06 :: I Do :: ネタバレ

transLost。シーズン3の第6話。このエントリはネタバレを含みます。
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SPOILER!!!
ネタバレ強です!!!
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ジャックは独房にいて、ベンのレントゲン写真を見つつ、所見を述べている。「すぐにでも手術しないと死ぬだろう」と聞いたベンは狼狽しつつ「必要なものはぜんぶそろえる」と答える。「オイオイ、誤解しないでくれ。おれはあんたがもうすぐ死ぬんだっていう話をしてただけだよ。おれがおまえらを信じて、はいそうですかと手術するわけないだろ」とジャックがいうので、見ている私たちはきもちがいい。ベンは怒り半分オロオロ半分で「君には失望したよ」というと、ジャックは「その失望も長くは続かんね」と答える(ザマミロってかんじ)。

ソイヤーたちの檻。作業だぞと呼びにきたアザーズの男がなぜか「今日はソイヤーは休みだ」といってケイトだけを連れ出そうとする。ケイトが「私とソイヤーはチームなのだ」と主張したらば「あっそう」とソイヤーも連れ出された。

ソイヤーたちが作業してたらサイレンが鳴り、見張りの男達は大騒ぎになる。そこにアレックスが乱入。彼女はどこかから逃げ出してきたようすで、髪を振り乱し、パチンコで見張りの男達を攻撃しつつ「彼はどこだ?ベンに会わせろ」と興奮口調で訴える。だがその後、男達に拘束され、ケイトたちの前で「こいつらのいうことを信じちゃだめだ!あんたのカレシも殺されるよ!」と叫びつつ連行されていった。

しばらくしたらこんどはジュリエットが作業場に現れる。彼女は「協力しないとダニーはソイヤーを殺すだろう」とケイトを脅し、目隠しのフードを被せ、ケイトを連れ出した。向かった先はジャックの独房。ジャックとケイトはひさしぶりに会えてお互いの無事を確認したが、ケイトが「ベンの手術をしてやって」といいだすので、ジャックはふきげんになる。「ソイヤーを救わなくちゃ」とケイトは訴えるが、ジャックは「どうせあいつらは約束は守らないよ」と答え、監視カメラに向って「面会終了!」と告げた。

ケイトの檻にジュリエットがきて「あなたの説得は失敗だったわね」と告げる。そこにソイヤーが引っぱられてきて、ダニーにまたぶん殴られている。彼は「おまえは今夜限りだ」みたいなことをいって去る。ケイトはソイヤーのことが心配でたまらない。ソイヤーに、ジャックに会ったことやベンの手術のこと、脅されたことをぜんぶ打ち明けた。そして彼女はまた檻をスルスル登って外に出、彼を逃がそうとする。でも彼は逃げない。ここは周囲を海に囲まれていて、逃げる場所などないことを彼は知ってるからだ。ケイトはそれを聞いて心底落胆する。

どこにも逃げ場はないという事実に感極まった2人はブチュー。2人は檻の中で激しくラブシーンに突入。この檻の中のソイヤーとケイトのラブシーンは、エロスとタナトスの凝結を見たというか、燃え尽きる2人というか、自殺寸前のカップルみたいな、死に向って突き進むという、ビビッドな刹那感が熱く子宮に響くシーンであった(私、子宮ないけど)。

ジャックの独房。インターコムから「ドアを見て」という声が聞こえて、なんだと思ったらドアが普通に開いた(あれはだれの声?アレックス?)。廊下に出て別の部屋に入ったら、そこはいつもベンがいるモニター室。ジャックはロッカーに銃を発見した。ここで彼の目はモニターにクギづけになる。愛し合っているソイヤーとケイトを彼は見た。複雑顔。そこにベンが来る。ジャックはいったんは銃を向けるが、彼を翌朝手術することに同意する。

翌朝。ベンの手術が予定通り始まる。ジュリエットが補佐役。手術が始まったのを上から見ていたダニーは、待ちかねたようにソイヤーを殺しにいく。子分を従えて檻に一直線。ソイヤーを引きずり出し、さんざん脅してケイトに見せつけるように銃口を構える。「とにかくこいつらは虫酸が走るぜ」といわんばかりで、ただならぬ私怨の虜になっている。ケイト「なんでもするからヤメテ!」ダニー「こいつが死ぬところをしっかり見ておれ」。死を悟ったソイヤーはケイトに「目を閉じていろ」とだけいった。ケイト絶叫。「ヤメテ〜」。

こちらはジャック。彼は手術をやると見せかけて反撃に出た。ベンの腎臓に故意に傷をつけ「1時間で彼は死ぬだろう」とジュリエットを恐喝。血圧一気に低下。アザーズたちに緊張が走る。上から事態を見ていたツケヒゲ男に無線を持ってこさせ、ケイトを呼び出した。彼は彼女に墜落初日のことを話す。「あのとき、君がぼくの傷を縫ってくれたときの会話を覚えているか」「覚えてる!」「1時間ある。その間に逃げろ。そしてうまく逃げれたら、あのときの話を無線でぼくにしてくれ。それがなかったらベンは死ぬ」「あなたをおいて逃げるのはいや(ソイヤーにいってるのかジャックにいってるのか不明)」「はやくいけ」「いや!」

おさらいしておく。ジャックがこのときにいった「ケイトが傷を縫ってくれたときの会話」というのはたぶん「怖れを克服する」話だと思う。彼が新米医者だったときのことをケイトに話して聞かせたヤツ(シーズン1のパイロットの会話を覚えてませんよねふつう)。そのときの彼の台詞を下の方に載せておきます。

※ここがラストですが、ロックたちのお話も進行中。まとめて書きます↓

ロックたちはエコの遺体を前に呆然。ロックは新顔君たち(ニキとパウロ)には「クマかなにか動物に襲われたんだな」と嘘の説明をし「ビーチまでショベルを取りにいく」というと、サイードもいっしょについてきた。2人きりになってから「んで、なにが彼を殺したの?」とサイードが聞く。嘘だと見抜かれていた。

ロックの説明「それがなんなのかはわからない。ビーチのみんなは『モンスター』と呼んでいる。とにかく正体不明の魔物で、そいつがおれたちをこの島に連れてきたんだと思う。こんな話信じないだろ?」サイード「おれはこの目で見たものしか信じない。とにかくあんたはそれを信じてるんだよな。んで、つまり、そのモンスターがエコに死の審判を下したのだと、そういうこと?」ロック「エコの死にはわけがあるはずだ。それを探してるんだ」。そしてロックは「少し寄り道するよ」という。

ロックが「寄り道」したのはエコの杖を探してくるためであった。5人(ロック、サイード、デズモンド、ニキ、パウロ)でエコを埋葬。お別れの言葉をいって、簡素なお葬式。そのときロックがエコの杖に刻まれた文字を見つける。エコが残したメッセージ。"Lift up your eyes and look north John 3:05"「ジョン、目を上げて北を見ろ」。3:05はなんなのか謎。

※今週のフラッシュバックはケイト編。こちらもまとめて書きます↓

ケイトはケヴィンという男性と結婚。彼は優しそうな警官で、彼の母親も彼女のことを実の娘のように気に入ってくれていて、母親の形見だというロケットを結婚式の日に彼女にくれた。彼女はケヴィンを愛していて幸せ100%だが、モニカという偽名を使っていることからして、嘘をついているんだなと私たちにはわかる。

彼女は幸せになればなるほど、それを失う恐怖に耐えられなくなってくる。そして自分を執拗に追うエドワード捜査官に自らコール。ここでの会話で、彼女が父を殺したのだということが明かされる(以前にも出てきたかも?)。「お願いだからもう私を追わないで」といったら「ありえんね」といわれて気を失いそうになる。

夫はハネムーンの計画を彼女に知らせて妻を喜ばせようとする。やがて彼女は妊娠した(?)。彼女はますます辛くなる。偽名を使っていてパスポートを取得できないからいつかバレてしまうだろうし、ここに捜査が及ぶのも時間の問題と確信し、自ら夫に犯罪者であることを告白。彼に共犯の罪がかけられないよう、薬を飲ませて眠らせ、母からもらったロケットをその手に握らせた。再び不安な逃亡生活に突入。フラッシュバック、以上。

※シーズン1パイロットのジャックの台詞。ケイトに傷を縫ってもらって、ケイトが「あなたはなにも怖れていないようだ」という台詞に彼が答える台詞です↓

Jack: Well… Fear's sort of an odd thing. When I was in residency my… first solo procedure was a spinal surgery on a sixteen-year-old kid. A girl. And at the end after… thirteen hours I was closing her up and I… I accidentally ripped her dural sac . Shredded the base of the spine where all her nerves come together. Membrane as thin as tissue and… So it ripped open. Nerves just spilled out of her like angel hair pasta, spinal fluid flowing out of her and I… The terror was just so... crazy. So real. And I knew I had to deal with it. So I just made a choice. I'd let the fear in. Let it take over, let it do its thing. But only for five seconds, that's all I was gonna give it. So I started to count. One. Two. Three. Four. Five. And it was gone. I went back to work, sowed her up, and she was fine.

※感想

シーズン3が始まる前に制作者のJ.J. Abrams(JJ エイブラムズ)が「次シーズンはロマンスがテーマになる」と言ってた通りに、ソイヤー&ケイトの熱いラブシーンで、前半は終了した。逃げ場のなくなった2人が檻の中で愛し合うという展開はべつに目新しくないけれど、2人の、特にソイヤーの演技が神懸かり的といおうか、存在感がすごくあって「おぉ」と思った。

そこまではよかったんだけど、最後のジャックのアレに「?」を感じた。あんなふうにしなくても、ソイヤー、ケイトと連絡をとりつつ、アザーズたちの武器を奪って、完全制圧してしまえばよいではないか!ダニーとかジュリエットとかその子分ぜんぶを檻に入れ、ベンの手術をしてやり、その後はゆっくり彼らの持ってるボートでもなんでも使って今後の対策を練ればよいではないか!

ジャックがソイヤー&ケイトのラブシーンを見て落胆したり、ケイトが「あなたなしで逃げるのはいやだ」といって、どっちがあなただかわからないという、トライアングルの要素もなんだかジャマ臭い気がする。ソイヤー&ケイトカップル成立でいいじゃないか!んで、ジャックはジュリエットとどうこうすればいいのに!あぁ、いらいらする!

と思いましたが、みなさんはいかがでしたか?

ところであのケイトの妊娠検査の絵は「妊娠した」って意味なんですか。私、ああいうものに疎いもので、どなたか教えて下さい。これです

どうしてダニー・ピケットはあんなにソイヤーを毛嫌いしているんだろう。妻が殺されたのが辛いのはわかるが、ソイヤーが手を下したわけではないのに。「ビーチの連中だから」という理由以上の私怨を感じます。私、シーズン2以前の記憶がかなり飛んじゃってるんですが、なにかこの2人は因縁がありましたっけ?

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  • Title: 3-06 :: I Do
  • First Aired: 2006-11-08

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Recurring Role:

Guest Star:

Thanks to: imdb.com, tv.com

kenn (2006.11.11 20:51)

John 3:05ってやっぱり新約聖書のチャプターかなんかなじゃないですか。Lukeとか書いてあるようですので。あと妊娠検査は横棒一本なのでnegativeだと思います(話の流れからも)。+になったらpositiveという説明どおりですよ、おそらく。

なんかSawyerとKateはromanceという感じじゃないですよねー。Kateの最後の行動だって、Sawyerを解放させるように言えばええやん、って話やし。Jacobの存在とともにちゃんとcliffhangerになってるのか微妙な感じです。

僕もDannyは疑問です。異様なまでに命令に忠実だし、不愉快な感じです。これがもしJinだったら一体どうなるんでしょうね。はー、なんかよく分からない展開になってきました。

tinker (2006.11.11 21:57)

kennさん、ありがとうございます。やっぱりnegativeみたい。lostpediaにもそう書いてあった。あ、そういえば、エピガイに入れるのを忘れてしまったのだけれど、ヤコブのリストがなんちゃらっていう台詞もあった。ヤコブっていう名前からしてこちらも聖書絡みなのかなぁ。

あとそうそう、最後のシーンでジャックはソイヤーのことをなんにも聞かないから不自然でしたよね。私もそう思いました。

cinedoub (2006.11.12 01:10)

john 3:05というとヨハネですがヨハネの第三の手紙の5節だとすると、「愛する者よ,あなたは,兄弟たち,それもよそから来た人たちのために成し遂げているすべてのことにおいて忠実な働きをしています」と書いてある。しかもよそから来た人ってのは英語でothersなんですね。意味深。ちなみに文字の左にはgen 13:14と書いてありますが、これは創世記 13:14ですね。その中には「Lift up your eyes and look north,south,east,west」と書いてあります!

kenn (2006.11.12 16:55)

へぇ。そういうことだったのですか。john 3:05ってヨハネの福音かと思ってました。さすがに聖書の内容をほとんど知らないのでちんぷんかんぷんだったのですが、よく分かりました。cinedoubさん、ありがとうございます。創世記だとこっちは旧約聖書の方ですね。

あまり掘り下げてもよくわからないけど、ちょっとは知っておきたいんですよねー。2ヵ月後にはすっかり忘れていそうですけど。。。

tinker (2006.11.13 06:10)

おぉ。ずばりってかんじですね。ありがとうございます。意味が深そう。私、子供の頃は毎週教会に通ってたんですけどネ ... どうもさいきんは ... 聖書は5年前に引っ越したときの段ボールの中に入ったまんまだ汗。

southbank (2006.11.23 16:59)

どうでもいいことかもしれないけど、Julietって魅力的な女性ですね。Jackのex-wifeにちょっと似てる。最初に出てきた時は、一瞬Desmondのex-girlfriendかと思ったけど、Season2の最終話以来でてこないですね?あの南極かどこかしらないけど、雪の中の場所はなんなんでしょう?それと、Desomondの予知能力みたいなことになってるのも不思議。
相変わらず???なことばっかりで・・・w

通りすがり (2007.01.09 01:28)

こんばんは!

おもいっきり!、どっぷり!!はまって読ませていただきました。
ありがとうございます!
すごく大変でしょうが、とてもよくわかり嬉しい限りです。
これからもがんばってくださいね。

ところで、

英語はお得意の様子で、羨ましい限りですが、
日本語のなかに、ひとつ気になる表現があります。

「ニタリ顔」ではなく「したり顔」だと思います。
老婆心ながら、数回出てきましたので、
気になり、コメント残しますね。

それでは、これからのご活躍も期待しています。

有難うございました。^^

tinker (2007.01.09 02:27)

校閲部の方でしょうか。ご指摘ありがとうございます。よく考えてみたのですが、これは私的にはやっぱり「ニタリ顔」なのですね。「したり顔」じゃなくてやっぱり「ニタリ顔」なんだよなぁといまの私は思うんですよ。だめかなぁ。気になる方は気になっちゃうのかなぁ。そういうとこで読み手の思考が中断しちゃうならば、欠陥のある文章といえるわけだしなぁ。でもやっぱり「ニタリ顔」なんだよなぁ。悩むなぁこれは。もう少し考えてみて、変えるかもしれないし、変えないかもしれません。

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