島の中に家が何軒かあって、人々が暮らしている。そこのジュリエットという女性にフォーカス。彼女は気落ちしてる様子で、マフィンを焼いてたら失敗して手を火傷したりしている。何人か彼女の家に集まって本の読書会が始まった。「この本はたいしたことないね」と男がいって、ジュリエットが「これは私のオキニなのだ」と反論してたら、地震が起こる。揺れがおさまって外に出たら他の住民も出てきて、その中にあのヘンリーやイーサン、グッドウィンもいる。

空を見上げたら、旅客機が空中分解して墜落。ヘンリーがリーダーらしき口ぶりでイーサンとグッドウィンに指示を出す。グッドウィンには機体後尾が落ちた方（アナ・ルシアたちの方）、イーサンには胴体の方（ジャックたちの方）に行って、サバイバーになりすまして潜入し、3日以内にリストを持ってこいという。つまり彼らがやっぱり飛行機には乗ってなかったんだということが明かされる。

※というプロローグがあって、シーズン2の最後から始まる。アザーズに拉致されたジャック、ソイヤー、ケイトの3人は別々の場所で目を覚ます。

まずはジャックから。ガラス張りの部屋に監禁されている。彼が頭にきて暴れていると、冒頭で出てきたジュリエットという女性がガラス越しに現れる。この女性は肝心なことにはいっさい答えず、セラピストのような微笑みを浮かべてジャックに「仕事はなにしてるの？」とか質問するので、ジャックは腹を立てて「おれは借金の取り立て屋だ」なんて答えている。

ジュリエットが食事のトレイを持って入ってきた。ジャックは隙を見て脱出を企て、というか相手がわざと隙を与えているんだと思うんだが、とにかく出てみたらハッチを見つける。ジュリエットは「ここを開けたらみんな死ぬ」といい、そこにヘンリーが出てくる。ジャックはかまうもんかとハッチを開ける。そしたら大量の水が入ってきて、結局のところ、脱出は失敗でまた元の部屋に入れられた。ここは水中の基地みたいなもんか潜水艦の中？

なんていうジタバタの間に、ジャックのフラッシュバックがときおり挿入される。まとめて書く。彼が妻サラと別れるあたりのジタバタで、彼はサラが彼の父親とデキていると思い込んでて、父の後をつけ回したりしている。かなりストーカーチックだ。最後に留置場に妻が迎えにきてくれて、そのときに相手の男が父じゃなかったってことがやっとわかる。彼女は去っていった。最後のサラの台詞 -> "Look at the bright side. Now you have something to fix.".

最後の方になって、ジュリエットがジャックのことをなんでもお見通しなんだってことがわかってくる。名前、職業、その他モロモロ、すべて彼女は知っている。「なにが知りたい？」と彼女が聞く。「サラは幸せか？」とジャックが聞くと、彼女の答えは「イエス」。彼女はもういいちどそこに食事を持っていってもいいかと聞く。ジャックは、もうなんだか抵抗する気力が失せてしまっている。ジュリエットは食事のトレイを置いてそこを去る。とそこにヘンリーがいて「よくやった」という。彼女の答えは「ありがとう、ベン」。

こちらはケイト。男にシャワー浴びろと言われて、ドレスに着替えさせられて、ビーチに連れて行かれる。そこにヘンリーがいて、きれいなテーブルに食事が用意してあり、いっしょに食おうといわれる。ケイトはわけがわからないので「なにこれ？」って聞くと「この先はシンドイだろうから、いまは文化的な食事を楽しんでおいてほうがいいよ」みたいなことをいわれる。

こちらはソイヤー。戸外の檻に入れられていて、正面にもうひとつ檻があって、知らない男が閉じ込められている。檻の中にはナイフとフォークの絵のついたボタンがあったり、意味不明のレバーがあったりして、チンパンジーの実験室みたいだ。試しに何度もボタンを押してみたりしたら、電気ショックでブッ飛ばされた。これじゃチンパンだね。

正面の男が脱走を企て、それが成功してソイヤーのカギもそいつが外してくれた。森の中に逃げ込んだところでジュリエットに遭遇。彼女は麻酔兵器（？）みたいなやつでソイヤーをコロリと昏倒させ、彼はまた檻に逆戻り。正面の檻にいた男はどっかに連れて行かれた。

檻の中にあるレバー類をゴニョゴニョやったら、魚のかたちをしたビスケットが出てきたりする。「なんだよバーロー」ってかんじでムカついてるとそこにケイトが連れてこられて、彼女は正面の檻に入れられた。ソイヤーはビスケットを投げてやった。ケイトはポリポリ。ソイヤー、スマイル。

※感想

アザーズのみなさんは元々あの島でああいうふうに暮していたのか。あの暮らしができるってことは、外とのコミュニケーションがあるんですよねきっと。閉ざされた孤島であんな文化的な暮らしができるわけがないと思う。ジャックのバックグラウンドを知ってたってことは、墜落後に調べたってことだし。またはジャックがそこにくることがわかってた？でもあの墜落事故そのものはヘンリーたちにとってハプニングのように見えたので、すべてが想定内ってわけじゃなかったと思う。いまさらこれをいったら「またか」になっちゃうけど、わからんことが多すぎるよね。

彼らはあそこでああやって人間の心を切り刻むような人体実験をやってるのかなぁ。"A Tale of Two Cities" って、ディケンズの小説の題名で、私、大学の頃にこれを授業で読んだ覚えがあるのですが、どんな話だかぜんぜん覚えてない。あの頃はX-Files見てたからなぁ。

ジャックってストーカー体質の男だったのですね。サラが別れ際に言った台詞、"You have something to fix." これ、前にも出てきた。ジャックはよっぽどこの台詞がトラウマになっているんだなぁ。

冒頭の読書会のシーンで取り上げられてるのはスティーブン・キングの「キャリー」だったらしい。私は聞き取れなかった。あとから教わった。

スポイラー系のBBS等をチラリと覗いたら、最初の方でジュリエットがかけてた音楽CDのシリアル番号がナントカなんていう話で盛り上がってるので頭が痛くなりました。そおゆうのはカルトな皆様にお任せしたいと思っています。そこまで追い続けたら人生壊れますってほんと。

それにしても相変わらず感想の述べにくいドラマだなぁ。なんともいえないなぁこれは。ソイヤースマイルがひさしぶりに見れてよかったよかった（それしかいえん）。