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4400 未知からの生還者/The 4400 :: 4-12 :: Tiny Machines :: ネタバレ

trans4400 未知からの生還者/The 4400。シーズン4の12話。ネタバレ。
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!

カーティス・ペックは生還者であり、『セニョール!』ってかんじの不思議な髪型が印象的で、映画づくりを得意とする趣味人であり、"Marked" の存在を知る唯一の生き証人だったが(詳しくは4-06を見よう)、彼はカナダに飛ばされた。いまでは未来人の陰謀なんて忘却の彼方であり、彼は口を閉じる代わりに "marked" と取引をしたようであり、身分とカネを与えられて、好きなホラー映画をつくっている。アレなんだっけ、頭にツノがあって赤い顔をした悪魔キャラのホラーアクション、題名忘れちゃいました。アレみたいな映画を撮影中だった彼は一休みしようとキャンピングカーに戻ったら、そこにきれいなおねいさんがふたりもいた。

おねえさん方はムチを取り出してバシバシ。というのは冗談だが、銃を突きつけられて「"marked" のことを教えろ」と脅された。ダイアナとメガンであった。ふたりはニセトムをトムに戻さなくちゃと行動を開始したのであった。以前に明かされたようにカーティスは自らの能力を使って未来人の陰謀を知ったのだが、それは脚本を書くことによって初めてわかるもんらしくて、彼は原稿を未完のままそれを捨てちゃったのですべてを知るわけではない。だがヒントだけくれた。「markedは人を操るために『小さな機械』を脊髄液に埋め込むらしい」という。ナノテクノロジー。細胞レベルの極小コンピュータを体内に埋め込む技術は注目の最先端ハイテクだが、まだ実用段階ではない。『理論上可能』といわれているに過ぎないが、未来人がこれを持ってる可能性はある。

ダイアナとメガンがトムを調べ回っていた頃、ニセトムはこっそりレベッカ・パリシュと密会。パリシュはイザベルに関する作戦成功を褒め「マイアが予知夢を見て私らの計画が阻害されないようにしろ」と命じた。トムは学校帰りのマイアに接触。知られないように薬物を注射した。その後、彼はパリシュにコールし「成功した。今後、数週間は彼女がビジョンを見ることはないだろう」と報告する。このときの台詞で「inhibitorをどっさり射ってやった」と述べるが、私はinhibitorを知らないんだけど、永遠に能力を奪うものではなくて、数週間だけビジョンを見れないようにするだけの効果らしいデス。てことは近々なにかをやるわけですね。わくわく。

マイアは熱を出して寝込んだが、命が危険というほどでもない。風邪みたいなもんか。やがてニセトムはダイアナとメガンに気づかれたと察知し、先制攻撃に出る。まずはカーティス・ベックを尋問して殺した。その後、深夜にNTACから極秘ファイルを盗もうとしてたところをダイアナに咎められ、銃を向けられたが、パンチして逃走。いまやトム・ボールドウィンは公然と半旗を翻し、NTACから追われるお尋ね者となりました。

マルコが科学者の友人から情報を得た。彼によれば「放射能がどーのこーの」といって技術的な話はムズくてよくわかりませんが、とにかくそれがナノテクノロジーであるならば、体内に埋め込まれたナノマシンを人体に危険なく取り出すのは不可能だという。つまりトムを殺すしかないってことだ。マルコはナノテクノロジーのことを "Nanites"(ナニティス?)と略して呼んでいた。これがギークの作法らしいデス。メモメモ。

一方、こちらは4400センター。ショーンはテスを呼んで数人からなる能力者チームをつくり、バーコフ救出に向かわせた。作戦は成功。バーコフは無傷で4400センターに戻ってひとあんしん。犠牲者ゼロ。

バーコフとテスのじわーんなシーンがヨカッター。バーコフはセンターで元通りに研究を続けられるようになったが、なぜかテスを避けるようになった。テスはそれが悲しくて理由を聞いてみた。バーコフがいうには「ショーンが君の病気を治してくれた。もう君はぼくの助けを要らないだろう?君はぼくよりもずっと若いし、ぼくの役目はもう終わったよ」なんていう。つまり少々意を汲んで翻訳をすると「同じ年頃のボーイフレンドといちゃいちゃして人生を楽しみなさいよ」みたいなことをいう。かわいいおじさんだ。これを聞いたテスの返事がスイートである↓

How could you be so brilliant and so clueless?
Where am I going to find another you?

あなたはなんて頭が良くてアホなの?
あなたの代わりを見つけられるわけないよ。

それを聞いたバーコフはスイートであり「ここは危険だから曾姪のところにいってなさい。研究が完成したら必ず迎えにいく」と約束した。テスは喜んだ。テスのキャラはおじさん世代のウォッチャーに多大な希望をもたらすといえよう。このシーンで、もしテスが「それもそうだわね」なんて答えたらバーコフはショック死しただろう。それもおもしろいか。物語的にの話。

こちらはPromise City。サクッとバーコフを奪われたジョーダンとカイルはキーッと怒る。その回りをイザベルが困ってウロウロしている。彼女はトムに「ジョーダンを拉致せよ」と言われているが、この事件のせいでジョーダンは大忙しとなり、ジョーダンの身辺は警備が厳しくなって近づくきっかけを得られないのだ。「こりゃムリだよ!」とトムに電話したが「父はどうなってもよいのか」と圧力をかけられただけだった。イザベルは決意してジョーダン拉致を実行する。その前にカイルのところにいった。彼は永遠に彼女を許さないだろうが、ひとこといっておきたかったのだ。「あなたとのフレンドシップは最高だった」と伝えて、ジョーダン捕獲に向かう。屈強なボディガードたちはイザベルがてのひらを向けただけでバタンと倒れた。よって、ジョーダンは拉致されて、あの別荘に連れてこられました。

ジョーダンが目を覚ますと最初に目に入ったのはパリシュだったが、トムが出てきて「やぁ」と挨拶した。イスに縛られている。ジョーダンは殺されると思ったようだが、もっと悪いめに遭わされるとやがて知ることになった。「おまえに殉教者になれとはいってない。裏切り者になれという話だよ」というニセトムは、絶句するジョーダンに注射一本。ナノマシンを射ち込んだと思われる。これでジョーダン・コリアはmarkedの手先となっちゃうのか。

ところで、話が前後しちゃったが、ショーンの弟のダニーは以前から「おれもプロマイシンを射ちたい!」とダダをこねていたんだが、彼はセンターにやってきて「早くおれは射ちたいよー」とますますゴネるので、ショーンはバーコフに会わせてやった。バーコフは『プロマイシンを受け入れられる体質かどうか100%わかる方法』を見つける研究を続けているが、既に9割方は完成してるんだという。10%くらいの割合のグレーゾーンがあって、その部分をシロクロつけるにはまだもう少しかかるという。だが、バーコフはダニーの脳のCTスキャン映像を見て「これならオッケーだろう」と太鼓判を押した。バーコフによれば「ダニーの脳の脳梁は人並みはずれてビューティフル」であるらしい。脳の写真を見てビューティフルなんていうところがバーコフらしくてムフフである。

ダニーはショーンの目の前で喜んでプロマイシンを射った。彼は自分がどんな能力を得られるかが楽しみでしょうがない。ショーンは心配げだが、バーコフが太鼓判を押してくれたんだからまぁいいかと思ってるようだ。ところがラストで悲劇が起こる。

ダニーは母親を訪ねてプロマイシンを射ったことを報告した。母は複雑な顔になるが、ダニーはげんきいっぱいであり「ぼくはこれから世界を変えるんだ!」なんていう。ここで母親がとつぜん苦しみ始め、顔から流血。バッタリ倒れた。ダニーはパニック!恐らくこれはダニーが得た能力のせいではないかなと思いました。つまり『近くにいる人に致命的な死をもたらす能力』を彼は得てしまったのではないかと思うんですが、詳しくは今後明かされるでありましょう。

さてこちらは逃げてるトム。ダイアナはすぐにマイアを安全なホテルに移動させ、マイアに電話をさせてニセトムをおびき出す作戦を考えた。「ママがあなたを射つ予知夢を見ちゃったよ!わたし、どうしたらいい?」なんていうマイアの言葉を聞いたトムはワナにかかるが、メガンをやっつけて逃走。ダイアナが追う。ラストはダイアナは彼を射殺した。胸に2発の弾丸がズドン。ニセトムは銃弾に倒れました。

トムが死ぬわけないんでなんらかのドンデン返しがあると思われますが、あの状況からどうやって助かるんでしょうね。来週、シーズンフィナーレです。

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  • Title: 4-12 :: Tiny Machines
  • First Aired: 2007-09-09

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Thanks to: imdb.com, tv.com

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