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スリーパー・セル/Sleeper Cell :: 2-01 :: Al-Baqara :: ネタバレ

transSleeper Cell/スリーパーセル。衝撃のシーズン2プレミアです。ネタバレ!
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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その後のダーウィンはゲイル&マーカスを連れてサンディエゴでバカンス中。ヘアスタイルが変わってカッコイイ。彼は「FBIの教官になるかもしれん」とゲイルにいう。それはつまり「つまらなくて平穏な日々」がくるってわけでゲイルは大喜びだが、そうは問屋がおろしません。

FBIのセルクスナーがバカンス中のダーウィンを捕まえてひとりのムスリムを見張れという。Benito Velasquez、通称ベニーは元ギャングの一員のムスリムで、ダーウィンの刑務所仲間だった。ベニートは最近出所したが、LAのムスリムコミュニティを避けるようにここサンディエゴに移った。通常、ムスリム過激派はメンバをムスリムコミュニティから遠ざけるのが習わしで、いまんとこベニートは悪いことはしてないんだけど、なにか企んでるかもしれんから刑務所仲間のフリをして接触し、身辺を調査せよという話であった。

言われた通りにベニートに接触し、ヤバい話で釣ってみたらば、「オイオイ、ブラザー。相手を間違えるなって。こんど来たら警察呼ぶぜ」なんていうのでダーウィンはホッとして「やつはシロだ」とセルクスナーに報告。その後、彼女は出張でスーダンへ。

その夜、ダーウィンは覆面姿の男たちに拉致され、暴行される。じつはベニートはズブズブのセルメンバーで、彼らはダーウィンを試したのであった。ベニートは自分のリーダーのカリード(Khalid)という男にダーウィンを引き合わせる。彼はダーウィンに敬意を払うような口ぶりだが、結局のところ、この男はカネ欲しさにダーウィンを利用したいらしい。ファリク逮捕後、その資金源がまだどっかにあるはずだからそれを教えろという。ダーウィンはメキシコに飛び、ジアドから50万ドルを引き出してカリードにくれてやった。

ダーウィンの株は上がり、他のメンバに紹介された。ベニートの他に2名。サリム(Salim)とミナ(Mina)。ミナはオランダ人だが女性なのでダーウィンは驚く。サリムはダーウィンに暴行したことを詫びた。2人共若い。彼らはダーウィンを尊敬の眼差しで見ている。ダーウィンはシーズン1のときにはぺーぺーだったが、ここにきてハクがつき、アニキなポジションにきちゃってる模様。ジャパンヤクザ風にいうと若頭?

というわけでカリード以下4名のセルに受け入れられ、ダーウィンは再びDarwyn Al-Hakim(彼のアンダーカバー名)となった。新たな潜入任務。と思ったら、リーダーのカリードはさすがリーダーで、ダーウィンの不審な行動に気づく。彼はこっそりGPS追跡していたのだ。深夜の洗車場で格闘となり、ダーウィンはカリードを殺した。セルクスナーはスーダンに行ってるので、代わりにディアズがきてカバーアップした。LAPDには強盗にやられたというカバーストーリィを聞かせた。このときカリードが持っていたハイテクな磁気カードみたいなもんを手に入れた。恐らく上の人間とコミュニケートするのに使うものらしい。ダーウィンはディアズに「この潜入捜査を続けるなら、セルクスナーを呼んでくれ」という。

リーダーをとつぜん失ったセルのメンバ3名は新顔のダーウィンアニキを新リーダーに推挙し、カリードの右腕だったというサリムだけがゴネ気味だったが多数決で可決。ダーウィンはなんとセルのリーダーになってしまった。「つまらなくて平穏な生活」を待ち望んでいたゲイルには「教官にはなれなくなった」と告げ、2人の顔は暗くなった。

一方、ファリクは収容所にいて、連日厳しい尋問を受けている。逃げたDCのセルリーダー、通称Julio Torrezの素性を吐かせたいが、もちろん彼はしゃべらない。尋問者の1人が「アラーの神にかけて誓うが、マルコムXだなんていいやがったら、おまえのキンタマをノドまで蹴り上げて息ができないようにしてやる」と暴行したかと思えば、もう1人がジェントルな口調で「神はいないよ」と囁くという、いかにも典型的なgood-cop-bad-copスタイルの尋問方式。

good-cop役の尋問者は「アフガニスタンでムジャヒディーンと呼ばれる連中に出会ったことがある」と述べ、尋問中にコーヒーではなくティーを飲む。彼は子供の頃にしょっちゅう教会に行かされていたんだが、いちど氷の池に落ちて「21分間死んだことがある」と語り「私はあのとき光も見なかったし、エンジェルも見なかったよ」と囁く。

最後にファリクが「しゃべるから熱いティーを一杯くれ」という。Julio TorrezはTariq Abdul Hakeemというヤツだと白状するが、それはじつはサウジアラビアの有名なポップアイドルの名前であったというオチであった。彼は服従するフリをしたかと思ったら一転してギラついた顔になり、「おまえはそのとき(というのは21分間死んだとき)神に試されたんだ。そして失敗して悪魔の手に落ちたんだザマーミロ」とわめいてティーを尋問者にブッかけた(ファリクはこうでなっくちゃ♪)。

こちらはイリア。彼はタワーレコードの店員のカーリの家に潜伏中。外に出られずsex三昧の日々。彼女は「あんたとsexしてるとブッシュをfuckingしてるみたいでサイコー」とハイになり、『ブッシュ = チェイニーチーム』による911政府内陰謀説をスラスラ述べ、「ビン・ラディンみたいな洞窟に住んでる原始人みたいな男がペンタゴンより頭いいって誰が信じてるわけ?」なんていう。

その後、イリアは彼女が仕事で留守の間に家中の大掃除をする。指紋その他一切の形跡を抹消し、仕事中の彼女を迎えに行く。「これからカナダに逃げる。君も来るか?」と誘う。彼女はここでイリアのことを『スティーブ』ではなく『イリア』と呼ぶので、彼女はすべて知っているんだなと私たちにもわかる。カーリは迷うことなくテロリストの車に乗った。

そして衝撃のラスト。ダーウィンがディアズの電話で叩き起こされ、「CNNに出る前に知らせておきたかった」と彼はいい、ウェブサイトのurlを教える。そこにはスーダンでテロリストに拉致されたセルクスナーの映像。声明を読み上げる覆面テロリストの声は女性だ。拘束され、ひざまづかされているセルクスナーはバカヤローと叫んでいるのですごい勇気である。テロリストの長々としたおなじみのスピーチが終わり、最後にはデッカい包丁で斬首処刑される?! .... 彼女の首に刃物が押し当てられた瞬間、ダーウィンはラップトップを閉じた。彼はうろたえ、この運命を呪う。

※感想

ラストのセルクスナーは衝撃でした。大ショック。うぅむ。それにしてもあんなところであんなふうに拉致するのか〜と思いました。男子禁制の場所、たぶんトイレかな、そこに入った一瞬の隙を突くという。あのとき「男は入っちゃダメ」といってきた警備員なんかもグルなんですよねきっと。いかにもありそで怖かったです。

彼女は死んだレイの後任としてシーズン1の後半から出てきたけれど、すごく良いキャラだったので死んでほしくない。てか、あのドタンバからギリギリ脱出する彼女を見たい!と思うけれど、限りなく死んでましたね泣。

メキシコのジアドのキャラがナイスです。彼はファリクとはブラザーの仲なんだけど、信心深さはぜんぜんなくって、彼はカネ目当てのブラザーなんだと思う。女を呼んでハイになってたところをダーウィンに見つかり、「バグダッドじゃムジャヒディーンが毎日死んでるっていうのに、おまえはパーティやってんのかバカモノ」と怒られたらば「売春婦はいちばん安いヤツだし、blowjobだけだからゆるちておねがい」という台詞はかなりウケました。それを聞いたダーウィンが腕組みして「うぅむ」と怖い顔をしているというのがコントです。

イリア&カーリのカップルはボニー&クライドでキマってるし、ファリクも彼らしくジタバタしてる、いやぁ、スゴい。

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