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スリーパー・セル/Sleeper Cell :: 2-02 :: Salesman :: ネタバレ

transSleeper Cell/スリーパーセル。シーズン2の2話。ネタバレ!
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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ケースエージェント(Case Agent)。24時間緊張しっぱなしの潜入捜査官(UC = Under Cover)が唯一頼れるパートナー。定期的にUCと接触し、テロリストの行動情報を得つつ、UCに必要な情報を与える/テロリストの行動を監視する/逮捕のタイミングを決定する/UCを後方支援するといった重要タスクを行う。常に的確な状況判断が求められ、その能力と勇気がUCの生死に直結するため、UCと同じかそれ以上に有能な捜査官じゃないとつとまらない。

かつてダーウィンのケースエージェントだったレイはシーズン1で殉職した。次にやってきたセルクスナーはレイに負けないくらいに有能な捜査官だったのにこれまた殉職。彼女はスーダンで拉致/処刑されるという壮絶な死を遂げた。てわけで、いまや局内では「ダーウィンの相方になると死んじゃう」なんていう噂が流れ、勇気ある捜査官はいなくなり、そしてその呪われたポジションに回されてきたのが史上最悪のケースエージェントなのであった。ダーウィン、絶望する。

ウォーレン・ラッセル(Warren Russell)捜査官は叔父の七光りで出世したおぼっちゃまで、経験値は低く、顔はでかく、スパイというより役人風で、素直な性格だけがとりえといった人物であり、密会場所であるダウンタウンのストリップバーでも浮きまくっている。

さて、セルのリーダーとなったダーウィンに、かつて5話で登場した謎のホームレス老人(ファリクよりもえらいみたい)が接触してきて磁気カードを渡された。前回死んだカリードが持ってたヤツと同じで、要するにこれはセルのリーダーだけが持つことを許される連絡ツールらしい。数分置きに変わるIP(かな?)が液晶に表示され、そのウェブサイトにアクセスすると上からの指令を受け取れるようになる。

ダーウィンが手順に従ってサイトを見たらば、LA近辺で空き家となっている病院の資料が3件と、地対空ミサイルFIM-92Bの資料が出てきた。病院の方は「どれか1つを選んでアジトにせよ」ということで、ミサイルの方は「これをどっかから調達してこい」という指令なのであるらしい。

病院の方は簡単ワークなので、ミナとベニートにやらすことにした。ミサイルの方はちょっと難題。ダーウィンはこの指令は彼らのハメ手じゃないかと疑う。彼がラッセルに語った内容によれば、アメリカ製のFIM-92Bを手に入れるのはものすごく難しいってことは誰もが知っている。これをわざわざ指定してきたということは「もしFIM-92Bを手に入れてきたらば、そいつは政府のまわしもん」という彼らの意図があるのであり、自分は試されているのだという。ウーン。スゴい〜!

そこでダーウィンはもう少し手に入れやすい近似の兵器、SA-7またはSA-18を手に入れることにした。「すまんがこれしか手に入らなかった」という方が信憑性があるというわけで、そのための武器商人の手配を、新人のラッセルくんに頼んだ。ラッセルは局内のコネを使ってパキスタン人の武器商人、ハサニ(Surab Hassani)という男を捜してきた。こいつは表向きは肉屋を経営しているが、じつはアフガンゲリラに武器を売りまくって大儲けし、その後アメリカに移住してきたという経歴の男で、いまも現役バリバリの武器商人なんだという。また、このときダーウィンは渡された磁気カード(のようなもの)をラッセルに渡し、ハイテク班に分析させてクローンを作らせろと指示した。

ハサニはダーウィンに「48時間以内にミサイルを調達する。ぜんぜんチョロいよ。ハサニ、嘘つかない。ワッハッハ」と大見得を切る。でもこいつはじつはダメダメの大嘘つきで、アフガン時代の話は本当なんだけど、いまはコネもなく、肉屋が赤字なのでこっそりタクシー運転手をしているというヤツなのであった。彼がどうしてダーウィンに大見得を切ったかというと、US軍に勤務している息子にムリをいって軍のミサイルを横流ししてもらおうと彼は思っていて、それだけが頼みの綱なんだが、結局、息子には「アホか」と相手にしてもらえず、困る。蒸発するしかない?

つまりラッセルがガセを掴まされてきたわけでこうなっちゃったんだが、その後、FBIがモタモタとカバーしてなんとかハサーニにミサイルを持たせてやって取引成功するかと思ったら、またまたラッセルのポカミスのせいで取引はおじゃんとなり、肉屋のハサニはサリムに手首をチョン切られ、出血多量で死亡。

というわけでミサイルゲットは失敗。一方、病院の方はベニートとミナが「ホラー映画のロケハン隊」を装って病院をゲットした。こちらがこの先のアジトになる模様。

一方、こちらはファリク。尋問者が変わった。アメリカ兵の中にもムスリム信者はいるわけで、その1人がファリクを尋問する。彼はファリクを「ブラザー」と呼び、人として扱い、「このままだとサウジアラビアに強制送還になって、あっちで死刑になってしまうよ」と囁き、さらに妻とテレビ電話で会話をさせてくれた。という懐柔策に出たわけだが、ファリクがこういうのに乗るわけはないので、また犠牲者が出た。彼がダマされたフリをしてどっかのロッカーの番号を教え、そこから出てきた資料から判明した隠れ家をFBIが急襲したらば、トラップが仕掛けてあってドカン。何人かが死亡した。「アラーの慈悲を授かるチャンスを与えてやったのに!」と怒る尋問者に、「アラーの慈悲が必要なのはおまえだ」とファリク。いいネ〜。

イリアとカーリはUS/カナダ国境に達した。ここから2人は別行動となる。カーリは普通の手順でカナダに入国し、イリアは徒歩で山に入り国境越えを目指す。「あっちで会おう」と別れを告げた。ほんとにまた会えるんでしょうか。

また、ラッセルが昼間ゲイル宅を訪問し「ダーウィンのアンダーカバーをぜったいしゃべらないこと」という宣誓書(ていうの?)にサインさせるというシーンもあった。もし違反すれば刑罰に問われるという。彼はダーウィンにナイショでそれをやったのでじつにかんじが悪いヤツだなと私たちは思うんだが、ラッセルくんは単に書類上の手続きをきまじめにやっただけなのか、それともなにかウラがあるのか、私たちにはわからない。ラストでは、昼間ベビーシッターをしているミナが動物園でダーウィンとゲイルの姿を目撃するというシーンで幕を閉じた。

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