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スリーパー・セル/Sleeper Cell :: 1-10 :: Youmud Din :: ネタバレ

transSleeper Cell/スリーパーセル。シーズン1の10話はシーズンフィナーレ。ネタバレ!
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当日朝。ファリクたちはマスコミ向けの犯行声明を録画する。そしてパソコン類をすべて焼却。メンバのケータイも含まれる。ゆえにダーウィンのケータイのGPSは役に立たなくなった。外ではFBIが監視しており、ワシントンから指示を待ちつつ、道路工事に扮した捜査官たちが倉庫前の道路で索敵活動。

倉庫から数ブロック離れたペンキ工場で爆発炎上の火事が発生する。あたりは煙に包まれ、すぐに数台の消防車が現れて消火活動を行う。現場の周辺は白い煙に阻まれて監視の目が離れたすきに、ファリクたちが乗った偽消防車は倉庫からマンマと脱出。彼らはスタジアムへ向った。セルクスナーがこのトリックに気づいたときには倉庫はカラッポ。FBIはファリクたちが乗った偽消防車を逃がした。

メンバは途中で別れてそれぞれの持ち場へ向う。イリアは犯行声明のビデオテープを投函した後、攻撃目標のスタジアムへいく。彼はボールゲームの最中に爆発を起こしてボヤ騒ぎを起こす係。トミーは1人でバンに乗って町中のとある地点で停車した。彼はここで銃を乱射して無差別殺人を行う係。警察を撹乱させ、渋滞を引き起こして本物の消防車を足止めさせるのが狙いと思われる。ダーウィンとクリスチャンはスタジアムの近くに陣取った。2人はトミーと同じことをする模様。そして、ファリクは1人で消防車を運転し、時がくるのを待つ。スタジアムで爆発騒ぎが起これば彼が真っ先に現場に到着。正面から堂々と入っていったらそのままドカン。という筋書き。

スタジアムに着いたイリアが入場しようとしたらば、ポケットにあったはずのチケットがない。これはダーウィンが抜いておいたせいだが、彼は一瞬焦るものの、ダフ屋からチケットを買って予定通りに入場。観客は満杯で、ゲイルとマーカスもいる。国歌を歌うのはAlexa Melo。イリアは売店でドリンクを買い、中になにかを仕込む。それをゴミ箱に入れて立ち去ったところで爆発する。観客たちはパニックになり、あたりは騒然となる。ゲイルはマーカスを見失う。

トミーは道路の真ん中でとつぜん駐車。ライフル銃を片手に車を降り、付近の車に無差別銃撃を開始。悲鳴。銃声。こちらも騒然となる。すぐにLAPDがくるだろう。彼はせいぜい時間を引き延ばして彼らを足止めさせられればそれでよい。自分は死ぬつもりだ。同じ頃、ダーウィンは銃を取り出したクリスチャンと格闘になり、彼を殺した。

一方、FBIは偽消防車を逃がしちゃったわけだが、アジトの倉庫でダーウィンが残した手がかりを間もなく発見した。コーランに挟まれたボールゲームのチケット。セルクスナーは標的がドジャーススタジアムであると知り、そっちに急行すると、クリスチャンを殺し終えたばかりのダーウィンがいてファリクの居場所を教えた。カーチェイス。偽消防車は目立つのですぐに発見され、FBIに包囲された。

ファリクは目標の一歩手前で足止めされたわけで、彼はものすごく悔しいんだが、この男には最期の切り札がある。自爆装置。スタジアムには入れなかったが、ここで爆発させても被害は相当なもんであり、彼は迷わずスイッチON。爆発せず。ダーウィンがバッテリーを抜いておいたのだった。

テロ計画は未遂に終わり、彼は逮捕された。ダーウィンの指示でファリクの衛星電話が押収された。それはすぐにFBIのハイテクに回され、数分後にはNYのセルリーダーの居場所が特定され、FBIが急襲。リーダーは射殺された。DCの方はテロは防げたものの、犯人たちは姿を消した。その頃、トミーはカーラジオでテロ未遂を知り、母にサヨナラコール&自爆死。という模様をイリアが見守り、彼は姿を消した。ゲイルとマーカスは無傷だった。

ファリクは軍の収容施設。トミーとクリスチャンは死亡。イリアだけが生き残り、彼は姿を消した。ファリクその他のメンバに関する事項は一切が機密となり、潜入捜査はなかったのであり、FBIの対テロ対策ユニットの責任者がプレス向けのカバーストーリィを発表した。捜査終了。

ベッドに拘束されたファリクは妻もまた拘束されたことを知り「なにもしゃべるな!」と彼は怒鳴り、死んだテロリストたちの犯行ビデオがトップニュースで流れ、トミーの母が短い記者会見を行い、イリアは以前デートしそこねたタワーレコードのおねぃちゃんに接触する。そしてラストにはダーウィンがムスリム寺院で祈りを捧げて終わるというシーズンフィナーレであった。

※感想

あんなに目立つ偽消防車を倉庫から逃がすのはチト間抜けすぎないだろうかとか、24みたいな衛星監視システムはないんだろうかとか、あそこまでバックグラウンドを把握してたら事件を起こす前にパクッてしまえばよいだろうにとか、細かいことをいいだすとキリがないわけですが、ま、ドラマですからネ。そこらへんはテケトーに流して見るのがオトナのウォッチャーです。

シーズンを通じて、とにかくファリク役のOded Fehrが良かった。他のメンバたちが「ママに愛されてない」だの「家族が殺された」だの「奥さんとうまくいかない」だのといった、個人的な理由でテロに走ってるのに対し、この男の一貫性/非道さ/冷血さは群を抜いており、真のテロリストを演じております。さすがです。また、セルメンバーの中で最も味わいのあるイリアだけがサバイブしたというのも私的にツボです。

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