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サンクチュアリ/Sanctuary :: 1-05 :: Webisode 5 :: ネタバレ

transサンクチュアリ/Sanctuary。シーズン1の第5話。ネタバレ!
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!

19世紀のロンドン。

ヘレンの父親は医者だが、どっかのえらいさんに怒られている。「我々の寛容さも限界である。その風変わりな研究をすぐにやめたまえ」といわれたグレゴリー・マグナスは反論する。「なぜあなたたちはこのすばらしい発見の意義が理解できないの?!」という調子で、両者は真っ向から反発。

彼がなんの研究をしているのかは明かされないが、相当にエキセントリックなことをやろうとしててそれが周囲にわかってもらえないようだ。やがて相手は諦め「あなたは聡明な医師なのに残念だ。ライセンス剥奪されてもしらんよ」といって帰っていった。

ドアの外では、まだあどけない(見たかんじ17歳くらいの)ヘレンがこの会話を聞いていた。彼女はパパのことが大心配。「どうしてみんなはパパに怒っているの?パパはいったいなにをしたの?」と娘に質問されたグレゴリーはじつに困った顔つきになり「そればっかりはいえない」と黙り込んだ。なにをしてたんでしょうね。

現在。

ここはスコットランド沿岸から100マイルに位置する絶海の孤島。Oilean of Arracht, North Seaと字幕が出るが、架空の地名みたい。Oilean = Oil Alien?

ヘレン、アシュリー、ウィルの3人は、ここの地下聖堂に隠されているという秘密の霊薬を求めてやってきた。それは寿命を何世紀も延ばす効果があるという。地下聖堂の入り口は凶悪顔のクリーチャーが徘徊し、彼らは警護をしている。ヘレンとアシュリーはクリーチャーを相手に銃とキックでばんばん。バケモノと闘う女ふたりのかっこいいアクションが見れます。ウィルはうひゃー。

3人は目的の地下聖堂に到達。3つの棺桶があった。部屋のまんなかにウィルが立ったら、棺桶のフタがガーと開いた。中には3人の美女が眠っていた。という状況からしてヴァンパイアみたいだなと私は(たぶんあなたも)思うんだけど、そういうことはいまんとこない。ヘレンたちは眠る女性たちをラボに連れ帰った。クリーチャーの死体も持ち帰った。

女性たちは意識がないが、肉体的な損傷はゼロだった。やがてひとりが目を覚ました。ウィルが話を聞く。彼女の名前はダヌ(Danu)という。他のふたりは姉妹で、Tatha, Cairdという名前だそうである。彼女は「怪物が村を襲った。んで、目が覚めたらここにいた」というだけで、あとはさっぱり覚えていないという。「村ってどこの村?あなたの家族はどこ?」と聞いてもわからない。「なんでもいいから覚えていることある?」という質問には「miasmasという病のせいでたくさんのひとが死んだ」とだけ答えた。彼女は不思議そうに部屋を見回し「ろうそくがないのに明るいし、火がないのにあたたかい」と感想を述べた。

ウィルがあとから調べたら、miasmasていうのは腺ペストを意味するギリシャ語であり、この伝染病がいちばん最後に発症したのは880年のスコットランドだとわかった。てことは大昔のひとなんだろうかと思われるが、彼女が現代の英語を普通にしゃべってるのがへんである。また、ヘレンによれば、彼女たちの体から検出された液体には、ヴードゥーカルトで使われるヤクと同じ成分のケミカルが含まれていたそうである。人間の生体機能を一時停止して保存する技術?どんな秘密が隠されているんでしょうか。

こちらはアシュリー。彼女はラボに戻ったのち、ママとウィルが研究しているあいだ、ひとりで行動を開始した。ヘンリーという馴染みの武器屋に会い、アレコレと武器を注文した。その中にはLRADってものも含まれていた。ヘンリーはそれを聞くと仰天した。「お、おまえ、まさか、アイツを追うのか!やめろやめろ!」と制したが、彼女は聞かない。

※ LRAD = Long Range Acoustic Device。バカデカの音を発して、遠くの敵を殲滅/戦闘不能にする兵器らしいです(参考url)。

ヘンリーから「あんたの娘はヤバいぞ!」と聞かされたヘレンは驚いて理由を聞いた。アシュリーがナニを相手に闘うつもりなのかはドラマを見てる私たちにはわからないんだが、ヘンリーとヘレンの驚きようからして相当にヤバいもんらしい。ヘレンは「いったいどうしたの?話し合いましょうよ」といったんだけど「盛大にghoulsたちをブッ殺してくるわ!それが終わったらママと仲良くしてあげる」なんてこわいことをいう。

※ghoulsていうワードはクリーチャー全般を指す意味で、アシュリーが好んで使う。monsterよりもこっちのほうがしっくりくるらしい。

ヘレンが問いつめたら、彼女は頭にきちゃった動機を説明した。死んだと聞かされていた父親が急に目の前に現れ、それは最低最悪のサイコパスシリアルキラーだったのであり、そいつは自分と母を殺そうとしたという、いわばトリプルショックのトラウマ体験に根ざしているらしい。

地下聖堂でバケモノ護衛と闘ったとき、ジョンに監禁されたときの恐怖が脳裏に蘇り、うまく闘えなかったそうである。これでは戦闘員失格であると深く自己嫌悪に陥った彼女は自己の恐怖に打ち克つためにハンティングに行くのだという、じつに男らしい(女ですけど)理屈なのだった。てわけで、アシュリーは「いっちょういってくるわ!」と女ランボーみたいなノリで飛びだしていった。かっこいいオートバイに乗って、つむじ風のようにびゅーん。

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