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カイルXY/Kyle XY :: 2-12 :: Lockdown :: ネタバレ

transKyle XY。シーズン2の12話。ネタバレ。
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!

MADACORP。トムはイスに縛られたままだが生きてるようだ。バレンタインとテイラーの会話からして実験は成功したようである。バレンタインは満足げであり、彼はこんどはカイルをここに座らせてやれと思っているようだが、テイラーは「そりゃむりだ」と答える。バレンタインはエミリーを呼び「ジェスにあと1日与える。それで目的達成できなかったら(つまり彼女がカイルの脳から情報を得られなかったら)カイルをここにむりやり座らせちゃうことにする」と伝えた。

エミリーは隠しているが、じつはジェスは行方知れずである。前回彼女はエミリーから自分の出生の秘密を聞きだし、MADACORPの陰謀を知り、勝手に出ていったそうだ。追いつめられたきもちの野獣状態でそこらへんをさまよっているのでほっとくと危険である。困ったエミリーはカイルに直電コールし「ジェスを助けてやってくれ」と一方的に述べた。カイルにしてみればエミリーに命令されるのは腹が立つが、この状況下でジェスを助けられるのはカイルしかいないというのも事実だったりする。

同じ頃、警察もジェスの行方を探していた。ニコルは彼女をわるもんだと思ってるわけではなくてむしろ同情的であり、セラピストしての無力感をヒシヒシと感じている。彼女を救ってあげられなかったわけだから。彼女は一連の事件といまのこの状況からして危険を本能的に察知しているようであり、子供たちに「今日は外に出ちゃいけない」とお達しを出した。題名のLockdownはコレだったのか。MADACORPで銃撃戦でもやるのかと思ってましたネ。

みんなが外に出られないので、友達たちがきてくれた。ヒラリーとデクランとアマンダもきた。あとアンディちゃんもきた。今日は物語の主要人物たちがトラガー家に集まって、家じゅうのあっちこっちで人間模様が繰り広げられます。ジェスとカイルの事件を中心に、みなさんの恋物語が進展していく。いやー、とうとうフィナーレのひとつ手前まで見ちゃいました。最初の頃は「こりゃお子様SFだ」とか文句いってたんですケドね。ハマっちゃいました。このドラマおもしろいよ!

ロリはジェスをわるもんと信じており、どうやって仕返しをしてやるかなんてことをワーワーいう。彼女は冬の日本海のように荒れまくりで、鼻からマグロが飛びだしてくるんじゃないかっちゅうっくらいに腹を立てている。彼女の親友のギャルギャルのヒルちゃんは「そんなことよりさ」と食いついて「はようデクランと仲直りしなさいよ」とキューピッドの役をやろうとするんだけど、これがうまくいかなくて「セラピストってむずかしいもんですね」とニコルに相談したりする。ヒルちゃんの台詞はいちいちおもしろいデス。

Declan: Trager!
Lori: McDonough!
Hillary: For the love of Peter Petrelli, will you two cut it out? I have been a guest at your pity party of two for months. Wah wah, bicker bicker, boring boring. Now for the sake of my sanity and your future children, we're putting an end to this right now. You two need a mediation. I'm gonna go fetch our own resident Dr. Phil.

ははははははは。Peter Petrelli(ピーター・ペトレリ)はHeroesのキャラのひとりで、ものすごく愛にあふれたひとで、Dr.Philっていうのは元心理学者(だけ?)のトークショーのオッサンです。ヒルちゃんの調停活動はおもしろくてワケワカメだったりするが、ロリとデクランは最後にはしっくり仲直りする。パチパチパチ。

一方ニコルは夫のスティーブンが浮気してると思ってるワケじゃないが、なにかあるゾと思いつつ、彼女はカイルとジェスのことを彼に隠してたりするので夫婦間の空気はいつになくギスギスする。夫は彼女のようすがへんだから「きみはセラピストだろ!」なんていうが、自分のことになると医者も冷静にはなれないようです。その後、スティーブンは家を出てMADACORPに行く。ここで彼は昨日の実験台になったのがトム・フォスであることを知り、彼とブライアン・テイラーの会話を立ち聞きし、ここでカイルの名前が出てくるので仰天した。彼は陰謀のすべてを知ったわけではないが、MADACORPという巨大企業の暗部を目撃してショックを受ける。大急ぎで家に戻ってニコルに知らせようとしたら、彼女の方も同時に「カイルが!」と叫んで、やっぱりすべての謎はカイルに戻ってくるんだと夫婦は知るのであった。

こちらはジョシュとアンディのお子様カップル。これまたじわーんとするんですわ!泣けますわ!「わたしのオッパイ触ってみたい?イヒヒ」なんていわれたジョシュはドキドキだが、彼は集中できない。なんでかっていうと、アンディが「今日がわたしらが会う最後の日にしよう。だから思い出のsexをしよう」なんていいだしたからなのだ。なんで急にそんなことをいいだしたかというと、彼女は明日から化学治療(ていうの?)をすることになってて、それはすごくmessyで、もう見てられないくらいにゲロゲロオエーな試練が待ってるから、そんなところにジョシュが現れて涙とゲロの時間を過ごすのはゴメンだから今日を最後にしといたほうがいいんだというようなことをいう。ジョシュは悲しみの少年となり「ぼくは今日も明日も明後日もきみのオッパイ触りたいんだよ!」といったら彼女はlast day発言を取り消してくれた。2人はスィートにmake out(いちゃつくちゅう意味ですね)。心が洗われるなぁ。かわいいなぁ。悲しいなぁ。エーン。

カイルはひとりで部屋にこもってどうすべきか考え中。家のあちこちからみんなが議論してる声が聞こえて辛い!自分のせいでトラガー家のみんなが苦しんでいるのだ!なんとかしなくちゃと悩んでいたらアダム・ベイリンのビジョンが出てきて話し相手になってくれた。正確にいうと、これはカイルの脳の中にある隠された部分が再現されているということらしい。カイルはアダムと会話して自分がどうすべきかを考える。彼はジェスがMADACORPのスパイだと知っているが、彼女が自分の意思でそれをやってるんじゃないことに気づいている。彼はジェスの身になってその悲しい運命を考えてみた。カイルの場合はさいしょひとりぼっちだったけれど、ニコルと知り合えて家族ができた。でもジェスはみんなからモノ扱いされて、スパイをやらされて、彼女を気づかうひとはだれもいないのだ。かわいそうだよ!ジェスを助けてMADACORPと闘うしか道はないのである。

彼は自分で結論を出し、ひとりでジェスを助けにいくんだが、そのためにデクランに車のキーを借りて、ニコルに逆らって出ていこうと決めたんだが、この行動はいたずらじゃ済みそうもない雰囲気である。トラガー家のひとたちをものすごく裏切ってしまうというか、ニコルの信用を台無しにしかねない行動である。でもやっぱり出ていくことにした。彼らを守るためだから。ニコルに置き手紙を残して出ていこうとしたらバレちゃった。ニコルは彼を見送るしかなかった。

ひとりで家を出たカイルはラボがあった場所、すべてが始まったあの森に行く。そこで自殺しようとしていたジェスを見つけて彼女を助けた。彼女は人々の前では感情が欠如しているようなキャラで、いつも無表情でなにを考えてるかわからないサイコパス的風貌だが、このときだけは違った。カイルの前でピーピー泣いて悲しみを訴えた。でもカイルがきたからもうだいじょうぶ。つってもこれからどうするんでしょう?!トラガー家にまたまた扶養家族が増えるの?

次回はフィナーレ!

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もえ (2007.09.04 21:42)

はじめまして.
いつもこのブログをみています.
いつも時間がなくてとばしとばしでドラマをみているので,よくわからない所をこのブログで内容を確認をしています.とても助かっています.ありがとうございます.
ロリとデクランの二人がうまくいくといいですね.

tinker (2007.09.05 08:19)

こんちわ。このドラマおもしろいですよね。私もすっかりハマっちゃいました。ロリとはデクランは仲直りするといいなと思いますが、あのふたりがジタバタしてるのはけっこうおもしろいので、つかず離れずでゴニョゴニョ進んでいくのがいいなぁと思ったりします。

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