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カイルXY/Kyle XY :: 2-16 :: Great Expectations :: ネタバレ

transKyle XY。シーズン2の16話。ネタバレ。
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!

スプリングクリーニング。春の大掃除は人生をリフレッシュして前進するための儀式である。そこにアマンダが急にNYから帰ってきた。ママの誕生日にびっくりさせてやろうというんで、一時カムバックだそうである。それはいいが、カイルも喜んだが、彼女の心臓の心拍数と会話速度の変化にすぐ気づいた。「ほんとうにだいじょうぶ?」と尋ねた。アマンダは複雑顔となり「やっぱりカイルに隠しごとはできないね。後で話さなくちゃ」といわれた。"We need to talk." が出ちゃったよ!OMG X 100000!!!!!

女の子の口から出る "We need to talk." は殺人予告である。愛する女性の口からコレが出たら男の人生は終わりなのだ。ティーンネイジャーの女子が新世界で刺激を受ける → 都会のイロ男と出会う → 故郷で待つイモカレシはポイ!というパターンは日本もアメリカも共通。

カイルは他人の心拍数からウソを見破る能力はあるが、"We need to talk." のヤバさにまったく気づいてない。「ふぅん。話ってなんだろ?」と思うだけ。愛は不条理。というのは私の感想だが、トラガー家のみなさんもまったく同じ感想であり、死人を見る目つきである。カイルだけがポカーン。

カイルはみんなの反応がえらく大げさなのでだんだん心配になってきた。シャツを2枚出してきて「どっち着たらいい?」と意見を求めたりする。ロリは「ビーチにいけ。サンセットがきれいだから」と効果ナサゲなTIPSを与えた。カイルは「う、うん、わかった」といってノコノコ歩いていった。それを見たロリは "dead man's walk" と評した。はははははは。

カイルの部屋にジェスが遊びにきた。「空中浮遊のワザを教えろ」という用件だが、カイルはいまそれどころじゃないので断った。そしてジェスにも意見を聞いてみた。「"We need to talk." っていわれた」と聞いたジェスは「だからどうした」とポカンとした。「あなたとしゃべりたいって意味じゃないの?いいことじゃん!」といって帰っていった。はははははははは。いいなこのキャラ。

カイルは勇気を出してアマンダ家をノック。カイルはどきどきだが、見てる私たちもどきどきである。そしたら意外なことをいわれた。出てきたアマンダはものすごく悲しげであり「もうあなたとは会わない話さないサヨナラ」とわけわからん。次に母親が出てきて「あなたのせいだ」といわれた。アマンダは「NYの音楽学校を辞める」といいだしたそうで、それがカイルのせいだというのだ。なんで?母親は「娘に近づくな」とドアをバタン。わけがわからないヨ!カイルは深く傷ついた。

アマンダの母のMrs.ブルームは変人ババァなのでニコルもスティーブンも逃げ腰である。話してわかる相手じゃないから。カイルもトラガー家のみなさんも困っちゃったが、ひとつわかったのは「新恋人登場&カイルはフラレた」ってことじゃないみたいである。なーんだ。ちがうのか!それじゃいったいなんでしょう?

カイルはアマンダ母に「寄るな触るな話しかけるな」といわれちゃったのであり、この陰湿ババァはメールやチャットなんかも通じなくしてしまった。アマンダの意思ではなく、母親が勝手にやってるみたいである。ロミオとジュリエット状態。

カイルはどうしてもアマンダに会って直に話を聞きたいと思う。ゆえに彼は計画を立て、自分の特殊能力を使い、ロリやジョシュたちに手伝ってもらって、アマンダを家の外に出すミッションを実行した。子供たちのスパイ大作戦である。みんなはこのカップルがだいすきだから必死で応援してくれるのだ。カイルは家族と友人たちの助けを得て勇気百倍!詳しくはエピを見てちょうだい。おもしろいよ!わたしゃこういう話を書くのが苦手なので詳しくは書かないけど。

お子様たちのスパイごっこはほほえましく、カイルとアマンダはかわいいな。アマンダがなぜNYの音楽学校を辞めたいのか、その理由は明かされなかった。よほどいやなことがあったのかな。カイルに会えなくて寂しいからっていう理由ではないと思う。彼女はすごい覚悟をして決意したんだから。NYでなにがあったんだろう。

「"We need to talk." をみんなと同じ意味に受け取らないあなたがすき」みたいなこといってましたね。勝手にやってくれ。私は自分が高校生の頃を思いだし、カイルはすごいなーと思った。自分の過去を振り返って思うのだけれど、だいたいからして男というのはいきなり「あなたと会わない」なんていわれちゃうとそりゃもうキーッとしちゃって、セキセイインコのように落ち着きをなくし、暴力に走るひとは少ないだろうが、ギャーギャーわめいたりして自滅するパターンが多いのだ。わたしなんか若い頃はモロそんなかんじだったのでいまじゃものすごく反省している。思うに、女のひとを相手にギャーギャーいってもいいことなんにもない。そもそも女のひとを相手に議論をしちゃいけない。なんか文句をいわれたらとりあえずコレである↓

You're right.

「わたしがわるかったわ」といわれたらコレを使おう↓

No, no, I was wrong.

これでぜんぶまるく収まる。マジックだ。ほんとだよ。あとはなんにもしゃべんないほうがいいですよ。あ、脱線をしてしまってすみません。ドラマの話に戻ります。

ジェスが初めてロリにきちんと頭を下げてごめんなさいするという場面もあった。彼女は「あなたときちんと友達になりたい」みたいなことをいって真摯に謝ってえらいなと思わせといて、ところがその後、彼女はカイルとアマンダの秘密デートを邪魔しちゃうのだ。アマンダ母にこっそり場所を教えるという裏切り行為。ヤキモチを焼いてそうしたみたいだが、大人になってもこういう子供っぽい衝動に走るひとはいかにもいそうだなとおもった。

ジェスのせいで陰湿ババァがふたりの秘密デートに乱入し、messed upな展開になっちゃったがふたりの愛は固いのだ。てか、こういうわるもんがいるとわかいふたりはますます燃え上がっちゃうのだ。

最後には、ひとりで外を徘徊していたジェスが父のブライアンに見つかる。彼女は肉体的なトレーニングをこっそり深夜にやってて、それは禁止されてたことなので怒られるのかと思ったらば「じつはおまえのトレーニングプログラムを始めようと思ってたトコだ」といわれた。彼は恐らくエミリーと通じており、なにかよからぬ陰謀事を企んでいるのかなと思われる。

また来週〜。

※追記。これを書き終えて思い出したんだけど、昔住んでたアパートの下の階にいたイタリア人カップルはしょっちゅう大ケンカすることで有名だった。私が家に帰ってくると、窓からギャーギャーふたりの声がして、ケータイやらティッシュの箱からテレビのリモコンがピョーンピョーンと飛んでくる。気がつくと拾って届けてあげるんだけど、ドアを開けるとランニング姿の男がハァハァいっている。私がホレと渡してやると、泣きそうな顔でなんかいいたげだがグラッチェしかいわなかった。あのふたりはしょっちゅうケンカしてたが、それでも仲がよかったから上に書いた私のTIPSはあまり参考にならないなと思った。ひとによって対処法がちがうんだなたぶん。むずかしいな。

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