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カイルXY/Kyle XY :: 2-14 :: To C.I.R., With Love :: ネタバレ
ネタバレです!!!
Kyle XYはロングなブランクを経てのシーズン2中盤リターンです。私、13話のエピガイを書いたとき、アレがシーズンフィナーレと勘違いしてました。これはシーズン2の14話のエピガイで、これからシーズン後半に向けて盛り上がります〜
前回ラストで崖っぷちから投身したジェス。カイルは大慌てでいっしょに飛び降りそうになったがナニモノかに制止された。トム・フォスであった。「ジェスは死んだ。いくらおまえでもココから飛び降りたら死ぬわ。ムダに命を落とすな!」「彼女はぼくの脳ミソをぜんぶ吸いとっていったよ」「それならなおさら死んで正解だったな」
カイルは少し冷静になったが、彼は(私たちも)疑問でいっぱい。「今日、ぼくは、銃弾に倒れて死んだと思ってたひとが生きてるのを目撃したよ」という台詞はアダム・ベイランのことである。ちょっとおさらい。アダムは大昔にわるもんに狙撃されて火葬されたのだ。その後、森の一軒家の秘密の一室で昏睡状態に陥ってるのをカイルはジェスといっしょに発見した。トムは「いろいろ説明しなくちゃな」と前置きし、それはアダムが自分にもしものことがあったときのための予防策として練られた計画の一部なんだと明かした。以前、トムがフラリと姿を消したときがあった。そのとき彼はどこにいってたのか答えなかったが、じつはここにきてアダムの面倒をみてたという。「トムがいないときには彼はひとりでいるのか」と聞いたら「Latnokのひとたちがめんどうをみている」ということであった。
Latnokっていうのは、アダムが研究を始めたときに資金援助をしてたという秘密結社(ていうの?)みたいなもんらしくて、それは大昔に消滅したとカイルは思っていたのだが、いまもアンダーグラウンドに活動してるのだと明かされた。
という説明をトム・フォスは語ったが、まだまだ疑問だらけである。さらに問いつめるカイルに彼はこういった。「いまは家族のとこに帰れ。彼らに本当のことを話すときがきただろ」と述べ、彼はこれからひとりで安全な場所を探しにいくという。カイルはニコルたちが待つ家に帰ることにした。
カイルは家に帰って、心配する家族にぜんぶしゃべった。自分の生い立ちやジェスのこと、Zzyzxのこと、Madacorpのこと、最後にジェスが死んじゃったことも話した。みんなは大仰天で話を聞き、ジョシュは「最高シビレるぜ」と昂奮した。
真実をすべて打ち明けたいま、カイルは家族に危険を持ち込んだ自分が許せないので罪悪感に駆られるが、この家族がカイルを見捨てるわけはないので、ファミリー一丸となってMadacorpと戦うのだ。あ、その前に、カイルはアマンダの家にお別れをいいにいったが、彼女は朝早くNYにいっちゃったと母親に聞かされた。この母親は以前はカイルを毛嫌いしていたが、あの一件、ドロボー騒ぎの一件以来、カイルを好きになったみたいである。「サヨナラをいいたかった」といったら「あの子も同じだよ」と優しいことをいうのだ。じわーん。や、やばい。る、涙腺がーーーーー。
さて、どうやってMadacorpと戦うかというと、カイルがいうには「ぼくの脳はすでにカラッポだが、バレンタインはそのことを知らない。彼がぼくの脳の中を調べたいと思うなら、ぼくをCIRに座らせたがるだろう。そしたら昔ZZYZXにしたのと同じやり方で反撃できる。CIRにつながることさえできれば、Madacorpのメインフレームをぜんぶパーにしてやれる」というのだが、スティーブンによれば「CIRとメインフレームは完全に分離されてる」のだそうだ。でもスティーブンはこれの設計に携わった人間であるからして、彼もいっしょに潜入できれば、物理的にCIRとメインフレームを結線できる。そしたらカイルの能力でやっつけられる。というわけなのだ。
まことに都合よく今日はMadacorpのopen houseデーである。open houseっていうのは企業が近隣住民に社屋を解放してホームパーティみたいなもんをやる日である。ファミリーはMadacorpへGO。潜入開始だ。
カイルとスティーブンがミッションを終えるまで、ニコルとロリとジョシュはパーティ会場で待つことにした。そしたらそこにジョシュの彼女のアンディちゃんもきた。「なんかあるのか?」としつこく聞かれたが、これは極秘ミッションであるからして、ジョシュはしゃべらない。「ガンの女の子に隠しごとをしていいとおもってんのか」といわれたときは辛かった!ははは。ついでにデクランもきたので、こっちはロリとなんちゅうかアレです。このドラマの脚本はなかなか鋭いものがあって、合間のサブストーリィの台詞のやりとりも飽きさせません。私、こういうラブコメ系は書くの苦手なんで詳しくはエピをみてちょうだい。
さて、カイルはまっすぐバレンタインのところにいって「取引をしよう」と申しでた。「ぼくの頭の中を自由に見せてあげるから家族に手をだすな」という話で、その頃、スティーブンがこっそりサーバルームに侵入してケーブルをいぢくるという共同作戦なのだが、これはアッサリ失敗した。
バレンタインはカイルをラボの奥深くに案内したが、そこで待ってたのはジェスであった。彼女はやっぱり生き残っていたのである。カイルの脳内メモリをすべて吸収し尽くしたジェスはとても苦しんでおり、ギャーギャーと苦しみながらズラズラと意味不明な数式(記号?)を書きなぐっていた。バレンタインは勝ち誇ったようすである。彼はジェスを確保したので、カイルと取引する必要なんかないという点がわかってしまった。その頃、スティーブンはエミリーに捕まった。よってふたりは仲良く拘束されてしまった。
これではバレンタインが圧倒的に有利ではないかと思われたが、カイルによればそうでもないという。ジェスの脳はカイルから吸収したメモリを受けつけられるようにできてないそうで、たとえていえば、ファイルを受けとったが、それは圧縮されてて適当な解凍ソフトがない状況なのだという。そういうもんすか。カイルによれば、バレンタインがジェスをCIRに座らせて記憶を抜こうとしても、それをぜんぶやるのに57年かかるという。ウヘー。
バレンタインはジェスに「きみが望む記憶を植えつけてあげる」という交換条件でCIRに座らせた。エンジニアが記憶を吸いだし始めたが、これを57年間やるんでしょうか。一方、カイルはスティーブンといっしょに閉じ込められたが、そこの部屋にあるジェスの書きなぐった記号類に大注目。なにかが隠されているのだ!彼はそれに注視するうち、自分とジェスがかつてなく強力にWifi接続できることに気づいた。なんでもアリです!
ジェスはバレンタインに与えられたニセの記憶、偽りの幸福世界にトリップしていたが、そこにカイルが出現。「わたしのジャマをしないで!」「これはニセもんの世界である。記憶を移植されても、君がよいひとになれるわけではない。君は君自身でよいひとになろうとしなくちゃいけない」なんて泣ける台詞をいうのだ。勉強になるなぁ。よってジェスは自らの脳にバタンとフタをしちゃったので、バレンタインの記憶吸い取り計画は頓挫した。
こんどはカイルがCIRに座らされた。そこに裏切り者のブライアン・テイラーがきた。彼はカイルがサイバーな戦いをしてMadacorpに打撃を加えようとしているのを見抜いており「それはむりだ」と告げた。「MadacorpとZzyzxは違う。彼らはおまえがやりたいようにはさせてくれない。ムダ死にするだけである」と制止したが、カイルは迷わず自らCIRに座った。
その頃、ジェスはホランダーの助けを得て逃がしてもらえた。ホランダーの善人ぶりは謎だが、ドタンバにきて自分を姉だと信じたジェスを哀れだと思ったのだろうか。ジェスがエレベーターに逃げ込んだら、ニコルと鉢合わせ。ザッツテレビドラマってかんじでトントン進みます。きもちがいいわ。
カイルは単独でサイバー戦に突入したが、これは命を賭けた戦いである。失敗したら脳がフライになっちゃうのだ。そこにジェスが出現した。「わたしはあなたに教わった通りに正しいことをするためにきた」と述べ、ふたりは力を合わせてズッズズズズガーーンとPOW UPしたのであり、最初の計画通りにMadacorpのメインフレームをドッカーンと破壊。完璧に敵の中枢システムをフライにした。スティーブンが大急ぎでケーブルをつないでくれたから。てわけで勝利である。やったー。
サイバーパンクとラブコメを結合させたというこのドラマは偉大だ!おもしろい!
ジェスは病院に担ぎ込まれたが、犠牲者ナシで、みんなは安全圏に逃げた。後からカイルがジェスに語ったところによれば、今回の事件でシアトル全域が停電したそうである。ジェスを苦しめていた巨大なメモリは彼女の脳から消滅し、いまはカイルの頭の中にあるという。バレンタインはこの事件の責任を取って立場が悪くなり、エミリー・ホランダーが彼の後を引き継ぐことになったみたいである。
彼女は悔しそうなバレンタインに「私がなにをゲットしたか、あなたには想像もつかないでしょうよ。オホホ」と悪女スマイルをしてたので、ジェスを逃がしたのはなにかウラがあったんだな。やっぱり!
ところでニコルはジェスのために養父母探しを始めたそうである。これで彼女にも家族ができればみんなハッピー。ジェスはカイルとトラガー家のみなさんに感謝感激。
トム・フォスは荷造りを始めた。カイルにはもう家族がいるから自分は必要ないみたいなことをいって、ひとりでどこかにいくという。たぶんアダムをどっかに連れてくんだな。ふたりはお別れした。じわーん。
ロリはデクランと仲直り(ていうのか?)をした。このシーンの会話はとてもよい!うまく書けないからエピ見てください。このドラマの脚本はひっぱるのがうまいなー。
カイルが自分の部屋に戻ったらうれしいサプライズ。アマンダが待っていた。シアトル大停電のせいで飛行機がモタついて戻ってきちゃったんだという。うまくできてんなー。ふたりはちゃんとお別れをいうことができた。彼女がNYにいくのは半年でしたけ?このふたりのウルウルシーンはいちいちおおげさである。泣いちゃうけど。アマンダってかわいい顔してるけど監督の「カーット!」の声がした後は、横向いてタバコ吸ってるのかもしれません。
病院で安静入院中のジェスのところにブライアン・テイラーがやってきて「ぼくは君の父親だ」と告げた。彼は驚くジェスに真実を話すという。なにやら陰謀の匂い。ジェスの幸せはまだまだ先になりそうです。
最後はトラガー家のハッピーディナーでお別れです。また来週〜。てかもう次のエピがオンエアされたので近々続けてアプします。
※感想
カイルはやっぱりいいなー。おもしろいなー。うまくできてんなー。この次どうなるんだろう??アレですかね、ホランダーとテイラーが結託して次なる計画をしてるのかな。
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- Title: 2-14 :: To C.I.R., With Love
- First Aired: 2008-01-14
Writer:
- ジェイムズ・パトリック・ストーテロ | James Stoteraux [imdb] (Writer)
- チャド・フィバーシュ | Chad Fiveash [imdb] (Writer)
Director:
- ガイ・ノーマン・ビー | Guy Norman Bee [imdb] (Director)
Star:
- マット・ダラス | Matt Dallas [imdb] (Kyle)
- マルグリット・マッキンタイア | Marguerite MacIntyre [imdb] (Nicole Trager)
- ブルース・トーマス | Bruce Thomas [imdb] (Stephen Trager)
- エイプリル・マトソン | April Matson [imdb] (Lori Trager)
- ジャン=リュック・ビロドー | Jean-Luc Bilodeau [imdb] (Josh Trager)
- クリス・オリヴェロ | Chris Olivero [imdb] (Declan McDonough)
- カーステン・プラウト | Kirsten Prout [imdb] (Amanda Bloom)
- ジェイミー・アレクサンダー | Jaimie Alexander [imdb] (Jessi)
Recurring Role:
- ニコラス・リー | Nicholas Lea [imdb] (Thomas Foss)
- マグダ・アパノィッツ | Magda Apanowicz [imdb] (Andy Jensen)
- リー・ケアンズ | Leah Cairns [imdb] (Emily Hollander)
- コンラッド・コーツ | Conrad Coates [imdb] (Julian Ballantine)
- テリル・ロセリー | Teryl Rothery [imdb] (Carol Bloom)
- マーティン・カミンズ | Martin Cummins [imdb] (Brian Taylor)
Guest Star:
- ヴィーナ・スード | Veena Sood [imdb] (C.I.R. Tech)
- ディーン・ポール・ギブソン | Dean Paul Gibson [imdb] (Crepe Man)
- リサ・バンティング | Lisa Bunting [imdb] (Patron)
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