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カイルXY/Kyle XY :: 2-17 :: Grounded :: ネタバレ
ネタバレです!!!
前回。アマンダは急にNYから帰ってきて「音楽学校を辞める」といいだしたので、ママと大ケンカ。彼女は幽閉されたが、脱走した。カイルとデートしてたら、そこに怒れるママが突入してきて(ジェスが密告した)、狂気ママに変身した。アマンダはNYに強制返還。カイルとロリとジョシュはキツいお叱りを受けて謹慎処分。というのが前回のお話だったが、じつはアマンダはまだシアトルにいたんですよ。
アマンダは空港までいったものの、やっぱりヤダと飛行機に乗れなかった。家にも帰れないのでしょうがなくカイルの部屋の窓をコンコン叩いた。「ひとばんだけ泊めてちょうだい」といわれたカイルは困っちゃう。でも追い返すわけにもいかないから、ふたりでバスタブでいっしょに寝た。家族のみなさんにはナイショ。
アマンダママのキャロルは変人でかんしゃく持ちである。すぐにギャーギャー怒りだすタイプだから、アマンダはどうしようもなかったのだな。彼女によれば "Understand. She's not capable of." だそうである。ははははははは。最悪じゃん。翌朝になり、アマンダはこっそり家に帰るつもりだったが、彼女は出れなくなった。スティーブンが外から窓掃除を始めたからである。ひぃいいと思ったら、ハプニング発生。
トラガー家にソーシャルワーカーが訪ねてきたのである。近所のだれかが役所に通報したらしい。「トラガー家のカイルちゅうのはロクでもない不良で、家庭に問題があるからどうにかしろ」という申し立てを受けて、眼鏡女のソーシャルワーカーがやってきた。これは法律で決まってるので、こういうのがきたら家に入れてやって、細かい質問に答えなければならない。ニコルたちはきちんと親の義務を果たしているという点を他人に立証しなくてはいけないのだ。通報者はだれだかわからない仕組みになっているが、アマンダママのキャロルに決まっている。
アマンダはますますヤバくなった。はやく脱出しなくちゃ。オタオタしてるうちにジョシュとロリにバレちゃった。カイルはアマンダを部屋において家の中をウロウロ。脱出方法を必死で考えるが、ニコルたちに見つからずに脱出ルートを確保するのは困難である。アマンダは閉じ込められてイライラしていたが、こんどはそこにジェスがやってきた。ジェスも窓から入ってきた。みんなカイルの部屋に来るときは窓からきちゃうのだ。そっちのほうが早いから。
このふたりは仲が悪いのでcat fightが始まった。「あんたナニしてんの?」「あんたこそナニしてんのよ!」「NYに居るはずだろ?」「おまえには関係ない!」「カイルのことをいちばん知ってるのはこのわたし」「ナヌー!」ってかんじでドンパチ始まったところにカイルが戻ってきてびっくりした。「ちょ、ちょっときみたち。ソーシャルワーカーがきてるのだよ。やばいやばい。とにかく帰ってくださいよ」てかんじでドタバタが続き、カイルはふたりの女子の存在を隠蔽すべく知恵を絞ったが、結局ぜんぶバレちゃった。あーあー。
ジェスは「わたし、わるくないもん」とスタスタ出ていき、ソーシャルワーカーと出会った。「あら、こちらはどなた?」といわれて「わたしはジェス。元はニコルの患者だったけど、いまでは家族みたいに仲良くさせてもらってまーす」と挨拶した。「それはラブリーね」といわれて「ではさようなら」と帰っていった。カイルとニコルはムニューとした顔になった。
ソーシャルワーカーは家族ひとりひとりを呼んでインタビューしていたが、カイルの番になった。「トラガー家の一員としてちゃんとやってますヨ」「ぼくは幸せです」みたいな話をしつつ、相手のグラスを念力で落として気をそらせ、ハイパー能力でアマンダに「いまがチャンスだ。逃げろ」とサインを送った。
アマンダはササーと玄関から逃走しようとしたが、ドアを開けたらなんと狂気ママのキャロルが立っていた。「アマンダ!」「ママ!」という騒ぎになって、みんなはナニゴトかと玄関に集まった。
キャロルは怒れる大魔神であり「あんたは飛行機に乗らなかったらしいが、こんなところにいたのか!」と怒る怒る。アマンダは半べそをかきながら応戦した。「ママなんかきらいだ!通報なんかしやがって!トラガー家のひとたちはとても良いひとたちだ。問題のある家庭を通報したいんなら、じぶんちにカウンセラーを呼べばいいじゃん!」「ママは通報なんかしてない!」と母娘は盛大に怒鳴りあった。
というようすをみんなはポカンと見守った。ソーシャルワーカーもそれを見た。アマンダは涙目でふりかえり「こんなことになってごめんなさいでした」とニコルに謝罪をし、母親といっしょに帰っていった。ソーシャルワーカーはこの光景を見て「ま、役所が口出しする問題じゃありませんわね」と感想をいった。ソーシャルワーカーはこういう近所のモメ事を見馴れているのであろう。
てわけで、アマンダを無断で部屋に泊めたことはバレちゃったが、ソーシャルワーカーのチェックポイントはクリアしたみたいである。眼鏡女は「カイルの家庭環境は問題ナシ」といってくれたのでニコルは安心した。でもその後に気になることをいわれた。「カイルよりもむしろあなた(ニコル)のほうが問題があるように見えます。自分の仕事とプライベートの境界があいまいになっていませんか。プロのカウンセラーとしての話」なんていわれてしまった。
これはカイルが元々ニコルの患者だったという事実に加えて、ジェスの発言が起因してるのだろう。心理カウンセラーが患者を家に呼んでセッションをすること自体はノーマルだが、患者とカウンセラーが家族になったり友達付き合いをするというのは異例だから「あんたそれでもプロ?」といわれちゃったのである。ニコルはやばいなと思った。
ラスト。
このカウンセラー、コンスタンス・バーリンジャーという名前の眼鏡女は、じつはLatnokのまわしもんだったと明かされた。彼女は組織の指令を受け、カイルの家庭のようすを調べにきたのである。てことはアマンダママは通報してないんだろうか。どっちでもいいけれど。Latnokていうのはとても古くて謎めいた秘密のグループである。アダム・ベイランの研究に資金援助をしていたという点以外の詳細は不明。ブライアン・テイラーもLatnokの一員であるといってたが、いいもんだかわるもんだかもわからない。
ところで、ジェスがカイルの家にきたのは "She could be you." のレコードを見つけたからである。これはとてもきれいなメロディの曲で、カイルとジェスの過去の謎を解く重要アイテムのひとつである。2-13 :: Leap of Faithで出てきたヤツ。カイルはそのレコードを持っていたが、2-13 :: Leap of Faithではなぜかジュークボックスの中にそのレコードだけなかった。
そしてさいきんになってジェスの部屋にだれかがそれを置いていった。だれが?なんのために?わからない。ジェスとカイルはその曲になにか秘密が隠されていると信じている。
最初のほうのシーンでは、その曲を聴いていたジェスは父のブライアン・テイラーに怒られた。「勝手にパパのものをいぢるな」と叱られたのだが、彼女は「ちがうよ。いつのまにかベッドにあったのだよ」と答えた。その後、ブライアン・テイラーが自分のキャビネットを開けたら、レコードはあった。てわけで彼はジェスが盗んだのではないことを知った。この曲の意味は不明だが、現在、カイル、ジェス、ブライアンの3人が同じレコードを所有している。どんな意味があるんでしょう。
"She Could Be You"
performed by Sapphire
ところで、ロリはソーシャルワーカーが急にやってきたんで大慌てで部屋の奥に隠してあった大量のビールケースを隠蔽した。デクランに手伝わせて大急ぎで窓から運び出し、証拠隠滅に成功。さらには、そのビールケースを使ってカイルのためにベッドをつくってやった。ソーシャルワーカーが部屋チェックをしたとき、ベッドの代わりにバスタブがあるのはへんだからである。この作戦はうまくいったが、その後、スティーブンにビールを見つかって謹慎期間が延びた。カイルは「ぼくのためにありがとう」といった。
ところで、アマンダはカイルの能力の秘密を薄々は感づいているものの、詳細は知らされていない。彼女はカイルの家の中で隠れているとき、ニコルたちの会話を立ち聞きした。「ぜったいカイルの秘密を守らなくちゃね」という言葉を聞いたし、その後、ジェスに「わたしとカイルは切っても切れない縁で結ばれてるんだわよ」なんていわれてキーッとしたので、ますます疑問が大きくなったことだろう。でも彼女はカイルが自分から話してくれるのを待っているようだ。「話したいことがあったらなんでも話してね」「うんわかった」という会話がラストにありました。
アマンダは今回のドタバタをものすごく反省しており「わたしは将来仕事をして、もっと大人になって、責任を果たすことを学ばなくちゃいけない」なんていうじつに優等生の発言をした。カイルは「ぼくももっと大人になって、君を守れるようになりたい」と答えた。えらいなーこのふたり。なんていいこたちなんでしょう。
ところで、アマンダが音楽学校を辞めたい理由がまだ明らかにされていないと思うのですが ... 。私なにか聞き逃したかな。単にカイルと会えないから寂しいからっていうだけではなくて、なにかもっと切実な理由があるに違いないと思っていたのですが。知ってるひとは教えてください。こちらから。 あ、次のエピで明かされるんならいわなくていいです。いまから見るから。
※感想
あーおもしろかった。早く次見なくちゃ。
- 2-12 :: Lockdown :: ネタバレ
- 2-13 :: Leap of Faith :: ネタバレ
- 2-14 :: To C.I.R., With Love :: ネタバレ
- 2-15 :: The Future's So Bright, I Gotta Wear Shades :: ネタバレ
- 2-16 :: Great Expectations :: ネタバレ
- 2-17 :: Grounded :: ネタバレ
- 2-18 :: Between the Rack and a Hard Place :: ネタバレ
- 2-19 :: First Cut Is the Deepest :: ネタバレ
- 2-20 :: Primary Colors :: ネタバレ
- 2-21 :: Grey Matters :: ネタバレ
- 2-22 :: Hello :: ネタバレ
- Title: 2-17 :: Grounded
- First Aired: 2008-02-04
Writer:
- R・P・ガボーノ | R.P. Gaborno [imdb] (Writer)
- クリストファー・ホリア | Christopher Hollier [imdb] (Writer)
Director:
- マイケル・デカーロ | Michael DeCarlo [imdb] (Director)
Star:
- マット・ダラス | Matt Dallas [imdb] (Kyle)
- マルグリット・マッキンタイア | Marguerite MacIntyre [imdb] (Nicole Trager)
- ブルース・トーマス | Bruce Thomas [imdb] (Stephen Trager)
- エイプリル・マトソン | April Matson [imdb] (Lori Trager)
- ジャン=リュック・ビロドー | Jean-Luc Bilodeau [imdb] (Josh Trager)
- クリス・オリヴェロ | Chris Olivero [imdb] (Declan McDonough)
- キルステン・プラウト | Kirsten Prout [imdb] (Amanda Bloom)
- ジェイミー・アレクサンダー | Jaimie Alexander [imdb] (Jessi)
Recurring Role:
- テリル・ロセリー | Teryl Rothery [imdb] (Carol Bloom)
- マーティン・カミンズ | Martin Cummins [imdb] (Brian Taylor)
Guest Star:
- アンナ・ガルヴィン | Anna Galvin [imdb] (Constance Berlinger)
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