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カイルXY/Kyle XY :: 2-08 :: What's the Frequency, Kyle? :: ネタバレ

transKyle XY。シーズン2の8話。ネタバレ。
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!

前回ラストで誰かに襲われたロリは顔に大きな打撲の傷をつくった。みんなは大心配で彼女に気を遣う。このロリっていう女の子は「ワタシ、こわかったー!」とお父さんや男の子に抱きつくタイプじゃないので、必死で怯えを殺しつつ内面にストレスを溜めていくようであり、トラウマティックに痛々しい。ところで暴漢は彼女からデクランにもらったという思い出のネックレスを盗んでいったという。その日に彼女はそのネックレスのことをジェスに話していたからなにか関係があるのかもと私たちは思うが、ジェスやホランダーが関与しているようすはないので、結局、だれがやったかわらない。

ところで今週はトラガー家のお父さんであるスティーブンの父親が登場。ジョシュたちのおじいちゃんにあたるそのひとはウィリアム・トラガーという。急に病院から電話があって彼の危篤が知らされた。カイルはいっしょに病院についていって、意識不明の老人を見た。

シアトルにおじいちゃんがいたなんていう話をカイルは知らなかったのでびっくりしたが、スティーブンは自分の父とは数年間も断絶していたと明かした。スティーブンのようすからして、よほどのアホバカのんだくれオヤジだったのかなと想像したが、そうでもナイみたい。少しづつ明かされていくが、この父親は聖書を読むのが好きな信心深いひとで、それが度を超してて息子と大ケンカになったのだなんていう説明が入る。

「とにかく父とは終わったんだ」と顔がこわばるスティーブンであったが、カイルが触媒の役割を果たす。カイルは意識不明の老人のメッセージを受けとり、やがてそれがスティーブンに伝わった。スティーブンは父と最後に出会ったとき、彼は手紙を渡したのだが、それは子供が産まれたという内容の手紙だったが、そこで親子はまた大ケンカになってバチーンと離れ離れになっちゃっていたのだが、じつは、孤独な父親は息子の手紙をだいじにとっておいたのだというのが明かされて、スティーブンはお父さんにサヨナラをいえるようになったという心温まる話であった。老人はやっとこさ想いを伝えて死んでいった。最期は孤独ではなかった。

カイルは2人を再び結びつけた触媒的な役割を果たしたのだが、彼はスムーズにそれを行えたわけではなくて、アマンダが助けてくれた。彼女は死んだお父さんの話をしたりしてこちらもまたじわーんと感動するのであった。泣いてください。泣きついでにジョシュもまた泣かせることをいった。彼はいつも冗談ばかりいってるキャラだが、姉ロリが暴漢に襲われたことにものすごく腹を立てており「ぼくは弟なのにおねえちゃんを守れなかった!」とかいうので、こりゃまたじわーんじわーんじわーんの三段攻撃でわたしゃもうメロメロです。いやんバカ。

ところで、ジェスのほうもイロイロあって、彼女はニコルとのセラピーセッションで「自分の姉エミリーは私を愛しているけれど、あれしちゃダメというのが多すぎる!」と不満を述べた。ニコルは姉妹の関係に問題アリと知り、エミリーからも話を聞く。前回のエピで、エミリーはみんなの前でジェスに「ダンスにきちゃだめっていったでしょ!」と大声を出したのをニコルも見ていたからだ。

というお話の合間に、ロリを襲ったのはジェスだったのだと明かされた。彼女がロリを襲ってネックレスを奪ったのは、感情的発作的な犯行のようである。襲った理由は明確にされないが「デクランをすきだから」というよりも、なんだか子供がオモチャをとりあげられて腹を立てたみたいな動機であるように見える。ジェスは自分がジェスだと思っていて、自分のしたことに悩んでいる。彼女はこっそりロリにネックレスを返した。ロリはますます気味が悪くなった。

ちょっとおさらい。ジェスは元々がXXと呼ばれるMADACORPが秘密裏につくったバイオジェネティックの産物であり、彼女の記憶は移植されたものである。ということを本人は知らない。彼女の使命はカイルをスパイすることであり、そのお守り役がエミリー・ホランダーである。エミリーはジェスをコントロールして仕事をさせたいわけだがうまくいかない。ニコルに呼び出されたり、ジェスが思うように動いてくれなくなってきたので「もうイヤ」となり、クライアントであるMADACORPのバレンタインに「わたしは辞めたい」といいだす。バレンタインは「任せとけ」といって、ジェスの記憶をクリーニングすることにした。コンピュータをリブートするみたいに、新しい記憶を入れてやればオッケーということらしい。そううまくいくんでしょうか。

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