核爆発から8週間前のサンディエゴ。ジェイクは民間チャーター機のパイロットに志願する。彼の飛行技術は申し分ないが、彼は政府のリストに載っていて、中東での職歴が不明瞭なので雇ってもらえず。仕事がなく腐ってたら、フレディてっいう名前の友達が『デカい仕事』を持ってくる。8週間で10万ドル。アフガニスタンの危険地帯をドライブするという仕事だが、ジェイクは「もうそういうのはいや」と拒否した。詳しくは明かされないが、よほど悲惨な風景を見たらしい。そしてフレディというのはその頃に助けてもらった親友らしい。フレディには恋人がいて、2人はもうすぐ結婚する。だからカネが要るのか。

ジェイクはきっぱり断ったが、結局フレディを助けるために巻き込まれた。この仕事の雇い主がRavenwoodと聞いてジェイクはうんざりする。Ravenwoodっていうのは傭兵派遣の会社で「カネのためならなんでもオッケー」ていうヤツラで、8話と9話でジェリコを襲ったアレである。次にFBIがジェイクに接触してきて「Ravenwoodを潰したいからスパイになれ」といわれた。Ravenwoodはアメリカの敵にも武器を売ってるんだそうデス。

FBIとツルんでることがバレたのか、フレディがRavenwoodとトラブルになり、彼は撃たれて死んだ。ジェイクは残されたフレディの恋人にカネを与えて彼女を逃がしてあげるくらいしかできなかった。彼女のおなかの中にはフレディのベイビーがいる。仕事を失い、親友も失ったジェイクは傷心。生まれ故郷のジェリコに戻ることにした。ここからパイロットのお話に続きます。

その頃、ロバート・ホーキンズはワシントンDCの豪華なアパートにきれいなおねぃちゃんと暮らしている。ふたりはなにやら秘密の任務を遂行中。ホーキンズにどっかから指令がきた。サラという女が「いよいよだわね」なんていう。ホーキンズがいわれた場所に行ったら倉庫の中にトラックがズラリと並び、荷台にはドラム缶状の武器がうやうやしく搭載されている。これがこの物語の発端となった核爆弾と思われる。男たちはそれぞれトラックを運転して決められた地点にいけと命じられる。ホーキンズが受け取った書類には、コロンバスと書かれてあった。リーダーらしき男が「いよいよこの日がきたぞよ！」なんてスピーチするので、全米同時多発テロの実行犯と思われる。ホーキンズはこの組織の一員だが、潜入スパイなのかもしれない。いっしょに住んでるサラっていう女性は仲間かも。

ホーキンズは命令された通りにトラックを運転して出ていくが、爆発が明日だと知ってアワを食ったようすであり、家族を拾って逃亡する。妻と2人の子供たちにはものすごく嫌われているが、拉致するように3人を連れだし、DCを脱出。脱出する直前にサラも連れていこうとしたが、彼女の姿は消えていた。さらわれたのか、あるいは裏切り者だったのか。どういう関係なのかがわからないワケですが。ホーキンズが出ていった後、サラがひとりでラップトップを操作するシーンがあって、標的リストがあって、全米の主要都市がズラリと並んでいた。ホーキンズ一家はジェリコに着いた。妻は怒り心頭であり、2人の子供たちは疲れ果てている。「こんなことしていいとおもってんのか！」と怒る妻に「明日になればそうもいってられなくなる」と答えた。この翌日にドカンなワケですね。

ジェリコの町では、エミリーが結婚したらジェリコに住むか住まないかでフィアンセのロジャーと大ケンカをした。シカゴに住みたいロジャーは彼女にナイショでシカゴの会社の入社面接を受けていた。いずれ彼女の気が変わるだろと思って彼はそうしたのだが、エミリーのジェリコに対する想いは大本気であり、彼女は生まれ故郷で人生を送りたいと思っていたのでケンカになった。ロジャーは「シカゴに行く」といっていったんは出ていくが、彼の方があとから折れた。「明日、ジェリコに帰るからねハニー」とボイスメッセージに入っていた。そこで帰ってくる途中であの爆発があって、ロジャーは行方不明になっちゃったのですね。

爆発前日のジェリコでは、農場を経営するスタンレィが税金トラブルで農場を差し押さえ（？）にきたミミ・クラークに出会うとか、市長のグリーンがそろそろトシだから引退して息子のエリックに後を継がせるかとか、そのエリックはクソマジメな顔をしてバーのメアリーと浮気中してるとか、その妻エイプリルはこっそり離婚をしようと考えていたとか、様々な人間模様が進行中。ていうかんじでボム前日のみなさんのようすが描かれるエピソードでした。