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Fear Itself :: 1-04 :: In Sickness and in Health :: ネタバレ

trans幸せイッパイの美人花嫁に不吉なメモが届く。マギー・ローソン、ジェイムズ・ロデイ主演。ソニャ・ベネットも出てるよ。監督ジョン・ランディス。
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!

幸せイッパイの美人花嫁、サミーに不吉なメモが届いた↓

「あなたの結婚相手はシリアルキラー」

人生の晴れ舞台にこんな嫌がらせをされるなんて最悪だ。そのメモを持ってきたのはサミーの親友で、彼女は教会の神父様に渡されたんである。どっかの謎の女性が神父に渡したそうで。その女は赤いスカーフをつけてたそうだ。メモは封筒に入っていてノリづけしてあったから、神父様も親友も中身を見ていない。

結婚式はつつがなく終わったけれど、サミーは落ちつかない。メモのせいで空気が悪くなった。夫のカルロスは異変を察知して質問するが、彼女はメモのことを隠している。ほんとに彼はシリアルキラーなんだろうか。サミーの親友ふたりも大心配する。「いったいなにが書いてあったんだ?」と聞いても彼女はいわない。サミーがメモのことをずっと隠してるので、関係者のみなさんはアレコレと邪推をはじめて事態は紛糾する。親友ふたりは「夫が彼女を悲しませるようなことをしたんじゃないか」と疑い、結婚式のあいだじゅうへんな目つきでジロジロ睨んだ。夫のほうはヨメにくっついてくる友達ふたりが気に入らない。なんだあの目つきは!おれは夫だぞ!おれらの結婚式だぞ!となる。

友達がカルロスを疑うのには伏線がある。サミーはこれまで男運が悪かった。ドタバタの末にたどり着いた結婚だったが、出会って間もない電撃結婚だったゆえに、関係者のみなさんは心配になっちゃうのだ。このようなホームドラマ的シーンが続くなか、サミーの家族は兄だけなんだけどそのアニキは結婚に反対していて式にはこないとか、カルロスの方も父母は死んでてなにやらワケアリらしいとか、いくつかの背景が明かされる。ひとけのない深夜の教会で、サミーはだれかにこわい目に遭わされる。サミーは結婚は間違いだったと気づいて兄スティーヴに電話した。留守電だった。「バカだと思われるでしょうけど、まちがいだったってやっとわかったわ」とピーピー泣いてメッセージを吹き込んだ。

ラスト。サミーのよそよそしい態度にいらいらするカルロスがついに怒った。優しかったのは最初のうちだけで、だんだんキチガイぢみてくる。サミーはひぃいいと逃げ回る。カルロスは冷や汗ダラダラで追いかけていたが、やがてアキラメ口調になり、結婚前にいちどだけ他の女のデートをしたことがあると告白して許しを請うた。その女とはめしを食っただけなんだけど、そのあとそいつはストーカー女となり、粘着行為をされたというのだ。「メモになにが書かれてあるのか知らないが、それはぜんぶうそである。その女がいやがらせをしたのだ。ぼくはすごく後悔しているから許してください」と告白したのは、教会の懺悔ルームである。

このクライマックスにおいて真相が明かされる。サミーにメモを渡した謎の赤スカーフ女。彼女はじつはサミーの兄、スティーヴが化けてたのだった。彼が家に戻ったら、そこはシリアルキラーの秘密部屋。死体がゴロゴロあってきもちわりぃ。兄妹のスナップ写真があって、じつはサミーとスティーヴはシリアルキラーだったと明かされる。スティーヴは留守電のメッセージを聞いた。

メモはサミーに宛てたものではなく、カルロスに宛てたものだったのだ。カルロスはメモの中身を知らない。サミーもいわない。「あなたはメモの中身を知りたくないの?」とカルロスに聞いてみた。「そんなの知りたくもないさ」「あらそう?」「君のキズがいつか癒えたら教えてくれ」「いいわ。約束ね」。おしまい〜。

※なんだかこのお話はよくわからなかった。「じつはサミーのほうがキラーだった」というオチはわかったけど、いろんなところに矛盾(てか説明不足?)がある気がする。じつはカルロスのほうもシリアルキラーなんじゃというような演出もあったりした。最後にゴロゴロ出てきた死体の中には、神父様らしきナマ首があったがなんでそうなるのかな。よくわかんない。この神父はカルロスの父母の死の真相を知ってるような口ぶりで、なにか意味深だったがそこらへんはうやむやで終わった。

また、サミーがずっとメモの内容を隠していたのは、夫がこわかったからでなく、自分がシリアルキラーであることがだれかにバレてるのかとこわくなったせいと考えれば説明がつくけれど、でもなんかしっくりこない気がする。imdbのbbsを覗いたら(ココ)、たくさんのひとたちがわーわーとしゃべりあっていた。脚本の説明不足をみんなで想像して遊んでいるのだ。こんなかんじで↓

「最後のステーヴの部屋にネコの死骸があっただろう?あれを見ておれはわかった。スティーヴとサミーは両親を殺したサイコパスシリアルキラー兄妹なのだ。過去のサミーのカレシはぜんぶサミーが殺した。ふたりはイカレた精神異常者だったが、アニキの方は罪悪感に苦しんでいた。彼は殺人衝動を抑え、動物を殺すだけで我慢してたが、サミーは好きなだけ殺しちゃう。彼女はきっと夫も殺しちゃうだろう。と考えたスティーヴがカルロスに警告をすべきだと考えて、あのメモを神父に託したのだよ。わかったか」

そこまでわかるんかい!他にもいっぱいいろんな説があって、読んでるとなかなか楽しかった。ジョン・ランディス先生のファンのみなさんは優しいちゅうか、おひとよしっちゅうか、えらいですねー。これがウーヴェ・ボルならクソミソ文句の嵐になっただろうなとおもった。

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