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Fear Itself :: 1-02 :: Spooked :: ネタバレ

trans暴力拷問警官だった男が悪夢に追われてウギャー。エリック・ロバーツ、シンシア・ワトロス主演。監督ブラッド・アンダーソン。
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!

犯人を捕まえるためならなんでもアリの暴力警官がいた。彼は多くの人命を救ったが、容疑者を縛り上げて拷問し、火を押しつけるわナイフで首をチョン切ったりした。結果、死んじゃうこともあった。やりすぎちゃったのでクビ。年金はパー。くそったれええ。彼は多くの暴力を振るったが、なぜか銃を使わなかった。本人はその理由について「自分をコントロールするため」と説明したが、結局殺しちゃうんだから効果はなかったみたいである。

15年後。

ハリーは浮気調査がメインの私立探偵。やりすぎちゃうのが玉にキズの正義感は失われていないが、頼まれもしないのに依頼者の浮気の証拠まで見つけてきて調査費を上乗せするというアコギな一面があったりするという人間臭いオヤジである。

ノンキに商売に精を出してたらば、悲しみに暮れる美人妻といった風情の女性が現れ「夫の浮気の証拠を見つけてくれ」と頼まれた。彼女はソーシャルワーカーで、夜も仕事にでかけることをいいことに、勝手な夫は家にオンナを連れ込んでいるそうである。彼女の家の向かいにはちょうどいい空き家があるからそこから見張ってくれといわれた。

いつものように軽く引き受けた。助手を連れて女性の家にいってみたら、向かいの空き家っていうのがこりゃまた汚い家で、汚いばかりじゃなくてオバケ屋敷なのだった。この家にいると過去に自分が犯した過ちと対決させられるというおっかない場所なのである。助手は外のヴァンにいてハリーは家の中から集音装置で音を聞いたり、ビデオ撮影したりしてるんだけど、家の中にはだれもいないはずなのに彼にだけへんなものが見えるのだ。

やがてそれはハリー警官時代に殺したひとたちのオバケなのだとだんだんわかってきた。ハリーは一晩でいやになった。こりゃたまらんと調査費を返上して仕事を断ろうとしたんだけど、依頼者の女性は受けとってくれない。

「おねがいだからわたしをたすけてください。あとひとばんだけ」と涙目でいわれちゃうと断れない。しょうがないからもう一晩やることにした。徹夜で彼女の家を見張っていたら無人だったはずの家に子供ふたりの姿が見えた。そして二階にシリアルキラーを発見。こりゃいかんぞ!とドドドと走って助けようとしたらば、家の中はカラッポだった。『売り家』のチラシがあった。ダマされたと知った。

悪夢のような幻はこれで終わらない。ハリィはひとばんじゅう自分が殺した相手にヒィヒィいわされた。彼が過去に殺したひとたちがウジャーと出てきて呪詛を吐く。そして彼の幼少時代の秘密が明かされた。彼は子供の頃に銃で遊んでいて誤って友達を殺しちゃったことがあるというトラウマ。ハリーの父は息子の未来を案じて死体を隠した。これゆえにハリーは銃がきらいだったんだな。銃を使わなくても人をバタバタ殺してたから同じことではあるけれど。

ハリーはいちばんの急所を責められて、狂死しそうになったけれど、ギリギリこらえた。そしてこの家で見張ってくれと頼んできた依頼者女性はオバケじゃなかったという点を思いだした。ハリーは彼女にハメられたのだ。くそォ。あのアマ〜。

悲しみの妻を演じていた女性はハリーが殺した犯人男の姉だったというオチで、彼女自身、ハリーに拷問されたという過去があるのだった。最後はハリーが彼女を追いつめて「おれは生きてるぞ。残念だったなーわっはっはーーー」と勝利宣言したが、自分の助手に撃たれて死亡。復讐を果たした女性はひゃひゃひゃと狂った笑い声をあげた。哀愁の余韻を残して終了。

ハリィを演じたのはエリック・ロバーツ。復讐の悲嘆女性はロストのリビィ役でおなじみのシンシア・ワトロス。

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