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Fear Itself :: 1-08 :: Skin & Bones :: ネタバレ

trans魔の精霊に憑依された奇跡の生還男が人肉シチューをむさぼり食う。ダグ・ジョーンズの気狂いモンスター演技が秀逸。監督ラリー・フェセンデン。
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!

雪山で遭難&奇跡の自力生還をした男。大喜びの家族に迎えられたが、彼は悪霊に憑依されていた。別人のように痩せ細り、手足は凍傷で枯れ枝のようである。変わったのは外見だけでなかったという点を家族はまもなく知らされる。男は一日じゅうベッドに寝ていて、人がくるとガイコツみたいな顔でギロリと睨むのだ。よほどつらい目に遭ったのだろうと同情して寝かせておいた。男は「腹が減った」というんだけど、食べ物を一切口にしない。息子がこわごわ食事を運んだら、トレイをブン投げて怒った。なにが気に入らないんだろうか。

ある晩、馬が惨殺された。この種の映画にはよくこんなキャラが出てくる →「昔起ったミステリー事件を知る長老インディアン私なんでも知ってます」ていうのがよくあるけど、このドラマにもモロそんな男が出てくる。彼が推測を述べた。ウェンディゴは深い森林に棲む邪悪な精霊。人間の心の弱さにつけこんで憑依する。それにとり憑かれてしまうと決して満たされることのない欲望と怒りの虜になる。人々を殺して食いたくてたまらなくなる。どれだけ食ってもおなかいっぱいにならない。殺戮モンスターと化すのだ。

と説明した長老インディアンは自信ありげにオノを持って退治に向かったが、アッサリ殺された。頼みの綱の伯父さんもヤラレた。残されたのはモンスターと化した男の妻と子供ふたりである。この場合、憑依されたといっても100%気狂いキラーになるわけじゃなくて、昔の記憶があるからかえってやっかいだ。男の内側で葛藤してるのかもしれないが、彼は狂ってウギャーと襲いかかってきたかと思うと、次の瞬間には自分の妻が妻だとわかってるようなことをしゃべりだすのである。

妻は銃を手に元夫のモンスターを追いつめたけれど、ホロリとしたことをいわれるとダマされちゃう。「とにかく銃をおろして」と説得されてこわごわ従ったら、相手は「わっはっはー」と高笑い。さっき殺した自分の弟の死骸を持ちあげて見せ「めしにしようじゃん!」といわれてひぃいいいとおののくのであった。妻は人肉シチューづくりを強制されてしまった。

ドアの陰から事態を見守る少年は「ママが殺されちゃうヨ!」と必死で銃をゲット。ドカドカドッカーンとアクションの果てに、最後は、母親パワー全開のファイトイッパツでモンスターは退治されました。

物語自体に新味はまったくないけれど、モンスター憑依気狂いキラーを演じたダグ・ジョーンズがとてもよかった。彼は上半身ガリガリで、ほんとに遭難者みたいだった。ハリウッドのメイクアップ技術ってすごいですね。てか役づくりのために痩せたのかな。それはわからないけど、どっちにしても彼のモンスター演技はとてもよかった。いいもん見た。

監督のラリー・フェセンデンは、降板になったジョン・カーペンターのピンチヒッターで急きょ大抜擢されたとプレスリリースで読みましたけど、彼は大健闘だったんじゃないか。こういうのがあるからホラーがすきなのさ。といいたくなるくらいよかったです。ホラーって驚くほど好みがひとによって変わるから、他のみなさんはどうだったか知りませんけれど、私はこれすき。

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