SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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マイケルがバカンス中で留守なので、ナンバー2のジムが仕切って会議中。ドワイトがテープレコーダーを置くので「ナニコレ？」って聞いたら「マイケルがいない間の会議を録音してタイプして送らないとね」という忠犬ぶり。んで、ジムがわざとテープに録音されるように「ドワイト、やめろ！急にハダカになってスタンレィにナイフをつきつけるなんてやめろ！」とオチョクったら、みんなもノリノリでワーワーいってドワイトをいぢめて遊ぶという楽しい空気をガチンと凍らせたのはアンディであった。「フィリスの首をチェーンソーでチョン切ってやったー」とカマしたらシーンと静まり返る。アンディは立派にマイケルの留守を守ってるなというナイスなオープニングであった。

さてマイケルがジャマイカのバカンスから帰ってきた。彼はやっぱりジェンといっしょだったということが直に明かされるわけだが、これはみんなにはナイショである。ジェンにそういわれたからだ。ジェンの命令は絶対なんだけど、やっぱりマイケルはマイケルなので、だれかにいいたくてしょうがなくなってきちゃったもんだから、親友のハゲちょびんのガハハオヤジのトッド・パッカーにメールでジェンのトップレス姿の写真を送った。そしたら彼はメールの宛先を間違えて下の倉庫の配送係に送っちゃって（packerとpackagingのミス？）、それをもらったダレルはモノスゴい早業でそこらじゅうの人々、社員とその家族に至るまで、ご丁寧にもトビィの前妻も含めて、その写真を一斉転送した。すばらしい。

マイケルは送って僅か数秒後に間違えたことに気づいたんだけど、もう転送は完了していた。スゴい早さ。倉庫のアンちゃんたちはマイケルをロックスターと賞賛し、その写真をデッカいポスターにして壁に貼っている。がびーん演技のマイケルがすばらしい。オタオタと泡を食ってドワイトを使ってポスターを剥がさせたりしてたらばジェンがやってきた。彼女が入ってくるときの迫力が凄まじい。「オフィスで話があるからきなさい」と女王様がマイケルを呼ぶ。マイケルはうなだれて家来のように後をついていくしかないわけで、彼はつい先頃、オバカなことをやってキャロルと破局したばかりであり、ここでまた悲しい運命にあったら、もはや彼は生きる気力を完全に失うであろう。

死刑台に上がる心地でジェンと対面。「わたしがなんでここにいるかわかる？」という声にマイケルは震え上がる。ところがジェンは写真のことを知らないみたいで、べつに怒りにきたわけじゃなく、セラピストの勧めに従ってマイケルの愛を確認しにきたのであった。このシーンのジェンの演技もまたすばらしい。ジェンってへん！ジェンっておもしろい！

というさなかに、ジム／パム／カレンのトライアングルも動きを見せている。ジムとカレンがちょっとしたことでケンカした。カレンは転勤以来まだ住む場所を決めていなくてホテル暮らしをしてたんだけど、恋人のジムの近所にしようかなといったらジムがいやだという。つきあって1ヶ月でそういうのは早すぎると彼は思っていて、そのせいで2人はケンカになっちゃったのだ。パムがジムの空気を察して、「どしたの？なにかあったの？」と聞いた。パムは話を聞いて、普通の友達みたく「あなたが折れてあげなさいよ」なんていってあげたら、ジムも「そうか」つって2人は仲直りした。

その後、パムひとりで号泣。ドワイトがハンカチをあげた。見ているこっちも胸が張り裂けそうであった。パムはやっぱりジムのことがものすごく好きだったんだなぁとはっきりわかってしまった。パムはかわいそうだなぁ。パムの演技はすばらしく、また、ドワイトのあの間の悪さもすばらしい。

※感想

このドラマはmockmentary、つまりドキュメンタリタッチにつくられたドラマで、まるで友達の会社のビデオを見てるようなかんじなので、ふだん見慣れていると彼らが演技してるってことをしばしば忘れてしまう。それだけ上手につくってあるってことだと思うが。

マイケルのがびーん演技やジェンの女王様演技やパムの号泣演技を見てたら、やっぱみんな演技がすごい上手なんだなーといまさらながら感心した。歌手の人に「歌がうまいね」といってるのと同じで失礼な話なんですけどネ。

パムはほんとにどこにでもいるようなかんじの庶民派カワイコチャンなので、まるで「素」でやってるように見えるんだけど、やっぱり女優なんだなーと思った。あの号泣シーンはほんとうにかわいそうだったよ。

ところで、ジェンのアレもなかなか味がありますが、彼女は写真のことはぜんぜん気づいてないけど、いつか気づいたらかなりヤバそうだ。こっちもおもしろくなりそうですネ。