インド系アメリカ人のケリーがヒンドゥー最大の祝事であるDiwaliにみんなを招待した。これはヒンドゥーの人たちにとってお正月と同じくらいにビッグな祝日で、マイケル的には「ヒンドゥーのハロウィーン」だという。

ケリーはウキウキでみんなを誘うんだけど、みんなはヒンドゥーのことをよく知らないので「ナニソレ？」ってかんじで、アンジェラなんかは「サルの脳ミソ食べるんでしょ」なんていうので、マイケルは愛する部下たちに偏見と無知が蔓延するのを見て快く思わず、よって会議室に集合。マイケルの「インドを学ぼうセミナー」のはじまりはじまり。

「よいかね。これはヒンドゥーの人たちにとってすごくだいじなお祭りなんだよ。君たちにはもっと他の文化に目を向けて欲しい。それではケリーに説明してもらおう」。みんな拍手。ケリーが出てきてあのアニメ声でみんなに説明する。「エートね、Diwaliはすっごく楽しくて、ごちそうもいっぱいでるからみんな来てよネ〜♪」という彼女をマイケルが制して「あのさ、もう少し歴史とか起源について説明してくれないか」といったら「えぇと ... 古すぎてよくわかりません」。はははははははははは。お腹が痛いよ〜。サイコー。

マイケルはDiwaliにキャロルを連れてきた。なぜか彼女はチアリーダーの格好をしていて、後からマイケルがいった「仮装パーティだと思った」という台詞からわかるように、いちばんインドの文化をわかっていないのはマイケルだったというオチ。その後、ケリーの父親に「あんたは何年間チアリーダーと結婚しているのかね」と質問されるというさらなるツキ押しも入り、ライアンがケリーの両親と初対面するとか、アンジェラの氷のような台詞とか、モロモロの小ネタをはさみつつ、マイケルがとつぜん爆発宣言。これでもかっちゅうっくらいにパーティの空気を凍らせる。人々、アゼン。ドンビキ。詳しくはエピソードをご覧下さい。

自爆後のマイケルをパムが慰めるというシーンもまたこのドラマの定番となりつつある。このパムとマイケルの顔。あぁ、サイコー。

※感想

私的に最近の中で文句ナシにダントツトップ。随所に散りばめられた小ネタはインドの細密画に匹敵する芸術性。ギャグの切れ味ばつぐんでマイケルのアレもドンピシャリ。あぁ、おもしろい。That's EXACTLY why I watch this show. It's so Michael!!! hahahahahaha.

ケリー役のミンディ・カリングはこの番組のプロデューサーの1人であり、ライターでもある。もちろんこのエピの脚本は彼女だ。ケリーはいつも脇にいて出番が少ないが、要所要所でツボにハマることをいう。今回は彼女がフォーカスされるお話だからセンター位置にくるのかなと思ったら、思ったよりも出番は少なかった。でも「ライアンに恋するインド系アメリカ人女性（アニメ声）」という彼女のフィルターを通じて、マイケルや他のみんなが鮮やかに描かれていて、とても彼女らしさが出てるエピソードだと思った。ミンディ・カリングの名前を覚えておこう。彼女はBIGになるかも。

ラストのマイケルが歌うところもすごくよかった！後ろにいるドワイトも良い演技してる。ラストのみんなの拍手はマイケルに対すると同時に、このドラマへのcomplimentであるようにさえ思える。このエピソードのオンエアに合わせてミンディ・カリングのインタビュー記事が出ていました↓

ミンディ・カリングが新エピソード "Diwali" を語るインタビュー