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デクスター :: 2-02 :: Waiting to Exhale :: ネタバレ

date: 10/10 09:09

スターに少年の名前を教えてそのことを教えてやった。妹に注意しておれという意味か。デブラは前回バーで男にヒジテツをくらわせたし、今回は子供に銃を向けたということで、いまはまだ『乱暴なおまわりさん』程度で済んでいるが、エスカレートするとヤバいかも。

エンジェルは「妹に注意しろ」という意味でデクスターに耳打ちしたのだったが、デクスターは別の意味でヤルキになった。いまリトル・チノを殺さないとJoey Nunezがヤラレちゃう。てわけで3度目のトライ。こんどは成功。ふぅ。やっとこさ目的を果たした後は、さて死体をどうするんだという話になるわけだが、こんどはいつもよりずっと沖に出て沈めてやった。ここまで離れてしまえば、海流にどんどん流されて発見されることはないと考えたのだ。死体袋をドボンと落としてたらリタから着信コール。「話があります。いますぐです」という。なんかこわい調子。リタの家に行かなくちゃ。あー忙しい。

リタの家。テーブルの上にはポールの靴。リタはすべての疑問をぶつけるつもりでデクスターを呼んだのである。彼女は「ポールは死ぬまで靴にこだわっていた」と述べ、彼が死んでいった経緯を説明した。さらに「あなたと出会ってわたしは救われた」と述べ、ポールに対する複雑な心情を述べた。「彼が暴力男だったのは事実だが、その彼を死刑台に送ったのはわたしだというのもまた真実である。わたしのいまの幸せは彼の犠牲の上に立っている」という。彼女の顔はものすごく真剣であり、ここでデクスターがひとこと余計なことをいおうものなら、すべてがパーになるぞという張りつめた緊張感がある。

「あなたはポールを殴ったのか?」と聞かれたデクスターは隠しておけなくなった。「君と子供たちを守るためにポールをハメた。彼をブンなぐって、家に連れていって、ヤクを射ってやった。突発衝動的な犯行である」と告白した。リタは感極まったようすであり、ものすごく複雑な思いが胸に去来するようである。彼女は押し殺した声でさらに質問をした。「ドラッグをどこで手に入れたの?」と聞かれたデクスターは「警察の証拠部屋から盗んだ」と答えた。

この返答を聞いたリタはまたまたこわい顔になったので、デクスターは恐怖にふるえあがった。「突発的に殴っておいて、ドラッグを用意しておいたというのはへんである。あなたは『突発的に』予定行動をしたのか?」なんていう台詞は検事みたいだ。子供のいたずらを叱る母親のようでもある。このシーンのリタはものすごく恐ろしい。シリアルキラーより恐ろしい。腕組みポーズで「そもそもどうしてヘロインの扱い方を知ってたのだ?」と尋問する口調はビッグママである。デクスターは沈黙。こわくてなにもしゃべれなかったみたい。

リタは沈黙するデクスターを見てひらめいた。「わかったわ!わたしはいままで気づかなかったなんて、なんてニブかったのかしらね」なんていいだすので、デクスターはむむぅと黙って、そのようすはいたずらがバレた子供のように見えるが、神の審判を待つ罪人のようでもある。リタは続けてこういった。「あなたは麻薬中毒者だったのね!あのドラッグは警察から盗んだのではなくあなたのものだった。だとすればぜんぶ説明がつく。あなたはクラーク・ケントみたいに姿を消しちゃうときがある。あれはぜんぶヤクのせいだ。そうにちがいない!」

デクスターはうぐぅと黙ったまま。眼球がまたたくように動いて、不安いっぱいである。ビッグママの最後の質問が飛んできた。「正直に答えなさい。あなたはヤク中なのか?」と聞かれたデクスターはいまこそ告白するしかないわと思って「はい、ぼくは中毒者です」と答えてみた。リタは泣き出したいのをこらえつつ「えら

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