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ターミネーター: サラ・コナー・クロニクルズ/Terminator: The Sarah Connor Chronicles :: 映画 :: ターミネーター 3

transターミネーター: サラ・コナー・クロニクルズ/Terminator: Sarah Connor Chroniclesの前に映画『ターミネーター 3』のおさらい。かんたんあらすじネタバレ。
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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前作からさらに10年後。2004年7月24日。ジョン・コナーは大人になった。この時点で母サラは死んでいる。1997年に起こるはずだった核爆発は回避された。が、ジョンは漠然と不安を感じて生きている。ほんとに未来は変わったのだろうか。その予感は大当たりで、ますますパワーアップした女型のターミネーターT-Xが未来から送り込まれてきた。パート3では、ジョンの未来の妻であり、レジスタンスの戦士として共に闘うことになる運命の女性、キャサリン・ブリュースターが登場する。

一方、別のターミネーターもきた。こちらはT-850。T-Xの攻撃からジョンとキャサリンを守る。T-850は、ジョンとキャサリンをサラの遺体が埋葬された場所へと案内する。が、棺の中から出てきたのは大量の武器。サラは友人に遺言を託したのだとT-850の口から明かされた。「自分が死んだ後、もし最悪の事態が起こったらこれを使え」と闘う武器を用意してたのである。このことはジョンも知らなかった。

このシーンでは、ジョンの口からサラが死んだときのようすが明かされた。前回の闘いの後、まもなくしてサラは白血病になった。余命半年と宣告されたが、彼女は3年間病気と闘った。そして1997年に死んだ。この年は核爆発が起こるとされていた年である。サラは核爆発が回避されたことをその目で確認し、これでもう仕事は済んだと死んでいったのだ。闘志のひとである。墓碑銘はもちろんコレ↓

Sarah J. Connor
1959-1997
NO FATE BUT WHAT WE MAKE

さて、クリスタナ・ローケン演じる今回の敵T-Xは最強キャラである。パート2のT-1000のように形状変化の能力があることはもちろん、片手が武器になったり、機械をリモートコントロールできたりする。サイバーな機能が大幅に強化されており、運動能力もT-1000を上回る。対するT-850は旧式ロボである。ガンダムとマジンガーZくらいの違いだろうか。ゆえに闘いは常に苦戦を強いられる。

また別のシーンでは、現在ジョンを助けているT-850が未来のジョンを暗殺するという事実も明かされた。2032年7月4日にジョンはT-850に殺されるのだ。スカイネットはジョンの少年時代の記憶にT-800との出会いがあることを知り、これを暗殺に利用した(未来での話)。T-850は暗殺に成功したが、ジョンの意思はその妻キャサリンに受け継がれた。キャサリンはT-850を再プログラムし、過去の自分(つまり現在のキャサリン)を助けるという任務を与え、彼を過去に送ったということなのであった。だからパート3においては、善良ターミネーターの主人はジョンではなく、キャサリンである。彼女のいうことはなんでも聞く。

さて、キャサリンのパパは軍の高官であり、なんとスカイネットを軍に導入する責任統括者なのだった。その頃、世界中で原因不明のコンピュータウィルスが席巻しており、スカイネットの導入はこれを根絶するはずである。だが、それはハメ手であり、根絶するどころかインストールされたプログラムはマイクロ秒の速さで軍事システムを完全テイクオーバー。そしてドッカーンと核攻撃がされちゃう。だれにも止められない。それが今日起こるというのである。

T-850の任務は「核攻撃を阻止すること」ではない。「避けられない『審判の日』に戻り、ジョンとキャサリンの安全を確保すること」なのだったが、ジョンたちは強固に反対する。残り3時間でソレを阻止しなくちゃっていうんで、大急ぎでキャサリンのパパに会いにいく。が、間に合わず。既にスカイネットはネットワークに放たれた。軍の建物内をロボコップみたいなロボが歩き回り、そこらじゅうで無差別殺戮が始まった。

それでもジョンとキャサリンは諦めず、死にかけていたキャサリンパパから情報をもらった。「クリスタルパークにスカイネットのコアシステムがある。あれを破壊しろ」というのである。

執拗に追ってくるT-Xと殺戮ロボの攻撃を避けつつ、ジョンとサラはセスナ機を操縦してクリスタルパークに到着。そこは政府の秘密基地みたいなところである。そこにC4を突っ込んでドッカーンとしてやれば危機は去るのだ。

ところが、このクライマックスにおいて最大の秘密が明かされた。クリスタルパークにいってみたら、そこにはスカイネットのコアなんてどこにもなく、政府の要人がもしものときのためにつくった核シェルターだったと明かされた。つまりキャサリンの父は娘とジョンを守るために嘘をついたのである。核攻撃が始まった。

『審判の日』を避けられなかったジョンは無念である。くそォ。そこに無線が入電。たくさんのひとたちが「ヘルプ!」と叫んでいるのが聞こえた。世界のそこらじゅうで無差別攻撃がとつぜん始まったので、ポリスや軍関係者がアワを食って必死でヘルプを求めてきてるのである。ジョンとキャサリンは重いきもちでそれを聞いた。ふたりはこうしてレジスタンスを率いることになったのだな。おしまい〜。

※感想

2003年制作ということでグッと現代に近づいています。ケータイもあるし、SFXがずいぶん豪華になった。女ターミネーターを演じたクリスタナ・ローケンはいまいちブレイクしませんね!もっと人気が出てもいいような気がする。マニア受けするタイプなんでしょうか。て思うのはわたしだけ?

彼女はT-X役の後、映画『ブラッドライン』(2005)で、これまたアサシンスタイルの演技でヴァンパイアになったけど、この映画はマニアを喜ばせただけ。テレビシリーズのペインキラー・ジェーンはシーズン1で打ち切り。ツイてないな。ジェシカ・アルバとカブっちゃってるのがいけないんでしょうか。きれいでかっこよくていいと思うんですけど。

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