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ターミネーター: サラ・コナー・クロニクルズ/Terminator: The Sarah Connor Chronicles :: 映画 :: ターミネーター 2

transターミネーター: サラ・コナー・クロニクルズ/Terminator: Sarah Connor Chroniclesの前に映画『ターミネーター 2』のおさらい。かんたんあらすじネタバレ。
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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前作から10年後。1994年のロサンゼルス。ジョン・コナーは少年になった。再び未来からやってきた第2のターミネーター、T-1000に襲われる。前作の敵よりもさらに強力な後継プロトタイプである。液体金属でできていて、ロケット弾を受けてもグニョーと粘土みたいに変形してすぐに戻っちゃう。身体の形状を自由に変えられる。殺した相手に化ける。指先が鋭利なナイフと化して武器になる。ちなみにT-1000は、複雑な機械などに化けることはできない。だから自ら爆弾になって特攻攻撃をするなんていうことはできないという限定つき能力である。

前作ではシュワルツネッガー演じるターミネーターは冷血キラーであり、サラを殺すのが任務だったが、パート2では立場が逆転。彼はジョンとサラを守る。といっても見ためが同じだけである。前回のヤツはサラが完全破壊したのだから。こちらはT-800という。T-1000よりも機能的に劣る。T-800をこの時代に送り込んだのは、前回と同じく未来のジョン。今回はT-1000という強敵なので、もはや人間ではたちうちできないと思ってT-800を送り込んできたのだ。サラ側の時間軸にしてみれば10年間を経て第2の敵と遭遇したのだが、未来のジョン側にしてみれば「次はコレ!」みたいに連続しているできごとなのだろう。

サラ・コナーは危険な精神病患者として病院に閉じ込められていた。前作の事件があった後「未来からきたターミネーターが」と主張したが、信じてもらえずキチガイ扱いされたのだ。サラとカイルが命を賭けて守ったジョンさえこの話を信じず、彼は自分の母は頭がオカシイと思っていたが、目の前にターミネーターが現れたんで母を信じることにした。ジョンは養父母と一緒に住んでいたが、家出してサラを助けにいく。サラ、ジョンの母息子はT-800と共に地球を守る闘いに突入。

ジョンが送り込んだT-800は、敵から奪ったT-800にある改造がなされていた。それはメモリチップをプログラムし直して「ジョンを守る」という任務を遂行するようになっており、さらに「自分で考え進化する能力」が除去されていた。ジョンはそれを危険と思って除去したのだろう。パパを知らないジョンはT-800を慕い、父親のように感じ始め、そしてサラといっしょにT-800の頭蓋骨を開け、その「自分で考える能力」を再びインプットし直すというセンチメンタルな演出があったりする。この手術(?)シーンは劇場版ではカットされたが、その後発売されたDVDで見ることができる。

前作では、未来から来たターミネーターからひたすら逃げる物語だったが、10年の時を経たいま、サラは闘う女である。今回はサイバーダイン・システムズ社に対して反撃を試み、歴史を変えてしまえという作戦に出る。同社が将来世に送り出すスカイネットは、本来、人間の暮らしを豊かにするために開発されたんだが、それが結局のところ手に負えなくなり、暴走して核爆発に至るのだ。だからその開発をいまのうちにやめさせてしまえばよいとサラは考えた。

まずは戦友であるエンリケを訪ねて武器とクルマをゲット。サラはT-800から開発プログラマがマイルス・ダイソンであることを聞きだし、彼の住所を知った。単身で暗殺に乗り込んだが、相手は善良なプログラマであることを知って殺せなかった。そこにジョンとT-800も追いついた。マイルス・ダイソンを殺すのはやめにして、彼を説得してみた。マイルス・ダイソンは自分の発明品が未来において殺戮の道具になることを好まず開発中止を約束した。だが、彼がやめると宣言してもまだ不十分である。サイバーダイン・システムズ社に残る極秘資料をすべて破壊しなければ根絶したとはいえない。

余談だが、マイルス・ダイソンはジョー・モートンが演じている。彼は途中で死んじゃうが、ジョー・モートンはこの映画の約10年後にテレビドラマの『ユリイカ』で天才科学者の役で出てくるようになった。あっちでは「元NASAの天才」というプロフィールですが。なんかおもしろい。

サラ、ジョン、T-800はダイソンといっしょにラボにいく。ここでT-1000が出てきて、警察も出てきて、ドカドカドッカーンのアクションがある。サラはこのラボにおいて、前作にて自分が破壊したターミネーターの証拠品を見つけて驚いた。警察上層部はすべて知っていたのだ。サラの話が事実であると知りつつ、事実を隠蔽し、サラを精神病院に入れたのだったと明かされた。そもそもダイソンが開発プロジェクトを始めたのは、この証拠品から未来のテクノロジーを教わったからだという。くそォ。そうだったか。ダイソンの極秘資料をすべて破壊。そこに保管されていたターミネーターの証拠品を奪った。

ラストは執拗に追ってくるT-1000との闘いである。サラとジョンとT-800はズタボロになりつつ敵をやっつける。溶鉱炉にT-1000を落っことしてサヨナラ。さらにラボから奪ってきた未来の証拠物も破壊。そしていまこそ自分の役目を終えたT-800は自らをterminateした。ジョンと涙のお別れ。

カイルが残したレッスンは生きている↓

No fate but what we make.

これで歴史は変わったと思ったんだが、じつは変わってなかったという設定でパート3に続くんだが、このブログの主題であるテレビドラマの『Terminator: The Sarah Connor Chronicles / ターミネーター: サラ・コナー・クロニクル』はこのパート2に続く物語という設定となります。パート2と3をつなぐクロニクル。

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