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王顔である。
「ナヌー!マリクルーズに手を出しやがったら、コ、コノヤロ!」「手を出したらなんだったちゅうううの!このジャッッカーース。あなたがわたしのためにならないことをしたら、きっと彼女の首と胴体はまっぷたつになるでしょう。わたしのクルマから降りなさい。またねバイバイ」
SONA。サミーはリチェロを捕まえ、坑道の入り口に連れてきて「暗証コードを教えろ」と迫るが、彼はいわない。ドアの向こうのマイケルたちには会話が聞こえるが、彼にはどうすることもできないんだが、ここでマイケルはマホーンの制止を無視してハイヨとドアを開けた。サミーと子分がなだれこんできて、一気に拘束された。奥まで連行され、サミーは彼らがやろうとしていることをひとめで理解した。「おー、なかなかやるな」と満足げであり、リチェロは「あとでおまえも誘おうと思ってたのだよ」とウソをついたが信じてもらえなかった。わるもんサミーは当たり前のごとく、マイケルたちを置いてこの脱獄計画を横取りしちゃおうとにんまりである。
「地面まであと10フィートもないだろ」と昂奮顔のサミーは木箱の上に乗っかって、穴の中に顔を入れた。マイケルは「おれはどうなってもよいからウィスラーくんだけは連れていってあげてくださいよ」「そのやり方は彼が知ってるからまずは彼にやらせなさいよ」とお願いしたのは相手を油断させる作戦だったようであり、サミーはコレに見事にひっかかって、穴の上から落ちてきたガレキの下敷きになって死亡。ベリイド・アライブである。このトリックは後から明かされます。
ボスが急死してアワを食った子分数名はリチェロに射殺された。よって邪魔者は排除されたのであり、リチェロは再びSONAのキングになった。坑道の穴から地面に抜けたとして、どこらへんに出るのかを表の窓から確認した。ちょうどよい位置具合である。
リチェロはサミーの死体をズタ袋のように表に投げ捨てた。すべての囚人たちは状況を理解した。T-Bagはこの展開にウハウハであり「ヨッシャ!」と走り出したらベリックが後を追いかける。「オイオイ。このおれも入れろよ。い、いれてくんないと屋根の上から大声でしゃべっちゃうからな」「んじゃチャンプも入れてやるわ」。はははははは。
リンクがソフィアにcome-onをした。(少なくとも私には)唐突である。家に送る途中で小さななにかを買ってその包みを彼女に渡した。「もし彼が連れていけなかったら、おれが連れていってやるわ」と言い残して消えた。中なら出てきたのはエッフェル塔のミニチュア。ソフィアはにんまりした。このアニキなにやってんだ!またグレチェンに突っ込まれたりして。
サミーが消えてほっと安心アリコの3人組はセルに戻ってひとやすみ。パンチされて傷ついたウィスラーにマホーンがタオルを渡して「傷をふけ」と気遣った。仲がいいのか悪いのかわからない連中である。ウィスラーがマイケルに述べた。「君はぼくがただの漁師じゃないとずっと疑ってるが、君だってただのエンジニアじゃないよな。代わりにぼくが生き埋めになるトコだったよ。危ない危ない」「うむ。こんどはうまくやるわ」
ここで、マイケルのトリックが明かされた。彼はサミーが突入してくる直前、彼の行動を見越して、穴の上部が崩れやすいように補強してあった鉄筋をワザと抜いておいたのだった。「ウィスラーにやらせてみろ」といったのは、そういえばサミーが熱くなって自分でやるだろうと判断したゆえのソーシャルエンジニアリング手法である(かなと思ったんだけど、違ってたらツッコミよろしく)。
5センチほどの鉄筋、自分たちの命を救ったソレを手にじわーんと考え込んでいるマイケルにマホーンが近づき、なんと
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