date: 10/03 13:03
ローズの名前と滞在先のホテル名を知った。
マイケル。リチェロのケータイをなんとしても手に入れたい。こっそり彼の部屋を覗いてみたら充電器だけがあった。電話は本人が持ち歩いているのであろう。くそォと睨んでいたら、サミーに脅された。「カネを持ってるか?」と聞かれたので札を見せたら「それ持って、あっちに行って、ヤクでも買え。ここらへんをウロチョロするな」とこわい顔。てわけで、こっそり盗むというわけにもいかない。こまりました。
マホーン。ヤク切れである。ヒゲボーボーで目は虚ろ。囚人がヤクをキメてるところを目をまるくして見ている。
マイケル。苦悩の表情。必死に手がかりを求めて考える考える。手の中にはサラの人質写真。なにか思いついたんでしょうか。
リチェロ。ケータイで外の部下に指示を与えていたが、電池切れでイライラ。あるいはどこかのだれかが妨害工作をしているのかもしれない。ところでT-bagは相変わらずリチェロにペコペコであり、家来のようであり、哀れな片手男であり、床屋の予約係なんかをやっている。プライドを完全に捨てたようすはパシリそのものである。リチェロを含めてSonaの囚人たちはこの男の凶悪性にまったく気づいていない。
マイケルはT-Bagを捕まえた。「ケータイをゲットしたいからなんとかしろ」という話だが、彼がハイヨと協力するわけないので脅してやった。「パナマ人は信心深い。おまえがペドフィリアの変態レイピストだと知ったらみんなはどう思うだろうか」といってみた。T-Bagはこまった顔になった。
その後、ウィスラーがマイケルのところにきて文句をいった。彼はリンクがソフィアから本を取っていったと聞いたし、どうやって脱獄するのかもわからないから頭にきちゃったようである。マイケルは「本などなんの興味もない。ここから出れば返してやる。悪い人間たちがおまえを生きてここから出そうと考えている。おれは悪い人間に命令されるのはいやである。やりたくない。そもそもおまえの人生やら本やら、そんなのぜんぶどうでもよい。おれが考えているのはただ一点のみ。それもこれもぜんぶこのひとを助けるためである」といってサラのポラ写真を見せてやった。ウィスラーはへぇと思った。
リチェロ。塀の外の従兄弟と電話で話している。どうやらこの話し相手のアウグストっていう男がリチェロに逆らっているのかと思われるが、本人は否定している。話の途中で通話が切れた。また電池切れ。充電器のプラグが抜けていることに気づいたリチェロは子分を怒鳴りつけ、電話を充電し直した。T-Bagがやったと思われる。
マホーン。ヤク切れに必死で耐えているところにパナマ人の公選弁護人がやってきた。「マホーンさん、よい知らせですよ。あなたの裁判の日取りが決まった。6月13日です」といわれて最初はウヒョーと喜んだが、日付を聞いてへんな顔になる。「6月13日って先週だろ?」といったら「来年の6月13日です」といわれてがっくり。「それがよい知らせ?」「普通は2年以上かかるんです」「待ってくれ!マイケル・スコフィールドがおれをハメたと証言してくれるのだ!」「1年後にゆっくりうかがいましょう」
マホーンは絶望のひととなり、彼はもはやプライドのカケラもないようで、相手にヤクをねだった。拒否された。頭にきてフェンス越しに暴れたら、足元にダダダと銃弾が飛んできた。ここじゃいうことを聞かないと人権無視でニワトリみたいに殺されちゃうのだ。引き下がるしかなかった。
リチェロの部屋では男たちがけだるく過ごしているが、そろそろリチェロが床屋に行く時刻である。床屋っていうのはオカマっぽい囚人がリチェロの散髪(ていうかスキンヘッドなので頭剃り)
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