ベティはそのダサダサの見ためからは想像もつかないが、じつはオシャレなファッション業界に憧れている。だが、その見ためが問題なのだ。彼女は面接にいったが門前払い。が、その後、再コールがあってなんとそこの社長の息子のアシスタントに抜擢された。ウハ。でもこれにはウラがあって、どういうことかっつーと、このバカ息子があまりにオンナ癖が悪いので、それに腹を立てた父親が、わざとベティみたいなブス女をバカ息子にくっつけてやったというわけなのだ。

コジャレたオフィスで浮きまくってるベティを見て出入りのカメラマンも「なにアイツ？」なんていうんだけど、社長の直々の命令なのでボンボン息子はベティをクビにできない。そこで彼は彼女をイビリ倒して、自分からやめるようにしむけた。徹底的に彼女の自尊心を傷つける戦略に出たらば、やっぱり彼女も女でそこまでは耐えられないっていうので自分からやめていった。んだけど、まだ続きがあって、アッと驚く大逆転があって、彼女のつくった企画がプレゼンで通って、アシスタントに帰り咲いたベティおめでとうがんぱってねというパイロット。

※感想

うぅむ。これはダメだ。

私はSFやアクションに関してはものすごく寛容だとじぶんで思う。どんなに「ハァ？」と思っても「つぎはおもしろいかも」と思って何度も見るし、たいていの場合、キャンセルされるまで見続ける方だ。私はSurfaceを最終回まで見た男である。私はそんなじぶんを自ら別れを切り出せないタイプだと自己分析していた。ところがどうだろう！コメディに関してはまったくの別人になれるという点を発見した。サクッとお別れします。ベティ、サヨナラ。私ってこんなふうにバッサリ別れを言える男だったんだ！知らなかったよ！教えてくれてありがとうベティ。

I JUST DUMPED YOU, BETTY!!!!!!!!!!!

いくつかのサイトのレビューを見るとHilariousなんていう言葉が並んでいるので世間ではウケてるらしい。不思議だ。ぜんぜん面白くない。彼女が一発逆転のプレゼンをする場面が最後にある。私はアレに期待したのだ。ベティにしか思いつけないような「この手があったか〜」みたいなヤツを出してくるかと思ってたら、ふつうによくできた企画で、彼女の説明口調はいわゆるデキルタイプのプレゼンのソレであった。それじゃつまんないよ。オチになってない。ブスしか思いつけない企画ってのを出せ〜。そうじゃないとUgly Bettyにならんでしょーーーーーーが！！！！

Sigh ............ てわけでこれは見ないことにした。

ファンの方、ゴメンナサイネ。