深夜。アマンダの家に強盗が入った。カイルはハイパー能力で彼女の危険を察知し、彼女を助けて強盗を追い払った。だれもケガはしなかったけれど、彼女の大事な死んだ父の形見のブレスレッドが盗まれたという。アマンダはがっくり落ち込んだ。

カイルはロリといっしょに泥棒探しをする。警察にいったり、質屋を回ったり、泥棒が現れそうな場所で張り込んだり、自分の能力をフルに使ってアマンダのためにブレスレッドを探しまわる。質屋でやっと見つけることができたが、ここで意外な事実が判明する。なんとそのブレスレッドを売ったのは泥棒じゃなくて、アマンダの母親だった。

母はお金に困って困ってしょうがなくなって娘が大切にしているブレスレッドを売った。その後、強盗騒ぎがあったのでそっちになすりつけちゃったのだ。この母親はカイルのことを毛嫌いしていて、娘に寄ってくる悪い男のひとりだと思っている。いつもカイルを冷たく追っ払う嫌なババァだ。カイルはそんな母親を責めることもなく、ブレスレッドを渡して「アマンダと話し合ってください」なんていうオトナの対応をするので、結果、アマンダと仲直りできるというご褒美がついた。カッカしてもいいことないですよという人生のレッスンを教わった。ありがとうカイル。

そこまではよかったのだが、カイルはブレスレッドを手に入れるために大事なリング、アダム・ベイリンから形見として受け取ったあのリングを質草にした。すぐに買い戻すつもりでいたら、それはだれかに買われてしまった。あれはすごく重要なアイテムだと思うんだが、永遠に失われてしまった。

わるもん企業のMADACORPが送り込んだスパイ役のXXがホランダーに付き添われてトラガー家にきた。ジェス・ホランダーという。ニコルは新しい患者を家に招き入れた。ジェスはカイルをスパイするために今後定期的にトラガー家に出入りする模様。カイルとジェスは近くにいるだけでビビッとかんじるなにかがあるらしい。ドラゴンボール風にいうと「なんだ！この気は！」みたいなかんじでお互いに感応し合った。またジェスはこのとき荷物を取りにきたデクランと偶然出会った。ジェスは彼にvibeしたみたい。

失業していたスティーブンの次の就職先が決まった。ソフトウェア開発企業の部署リーダーとして、MADACORPで働くことになった。彼を迎えるのはわるもんのバレンタイン。彼の失業話はハメ手だったのでした。そして最後のシーンでは、「ようこそMADACORPへ」と笑顔で迎えるバレンタインの手には、カイルが質に流してしまったあのリングがキラリ。

感想

失業中のスティーブンが家でジョシュのテレビゲームで遊んでいて、彼はネットゲームに参戦したらば、遊び相手はそれをジョシュだと思ってベラベラしゃべる場面がおもしろかったです。

Somebody: Hair-trigger Trager! Thought you were at work.
Stephen: Hello? Is somebody talking to me?
Somebody: Well, duh! Sounds like Josh has been smokin' more of that skunk weed. You're hearing' voices, man!You know that stuff makes you paranoid. Put your hands up and step away from the bowl, Trager!
Stephen: Skunk weed?

はははははは。ジョシュはこの会話のせいでマリファナ所持がバレちゃったのですが、それは父の持ち物から盗んだっていうんで素直にゴメンナサイとはいえませんねこりゃ。このシーンでアンディちゃんが出てくるのかと思ったけれど、相手は男性だったので違いましたね。

ところで、ジェスことXXは当初のもくろみ通りにトラガー家に入り込むことに成功しました。ホランダーはバレンタインに「順調だ」と報告していたけれど、ほんとうに順調なんだろうか。XXは自分がホランダーの妹のジェスだと思っていて、彼女はこれが潜入任務だと理解していないハズ。いつか真実を知ったらカイルの側につくと思うんだけどな。