カイルはトラガー家に戻り、ブライアン・テイラーが弁護士のフリをしてニコルたちにカバーストーリィをデッチあげた。カイルの実の親たちは不幸な交通事故で死んだことにした。さらにニコルたちの不審を取り除くために、カイルの空白の人生は「アダム・ベイリンに拉致されてた」ってことにした。ニコルたちはコロリとその話を信じ、カイルを養子にすることにした。みんな大喜び。カイルはノア（カイルのほんとの名前はノアということになっている）でなく、カイルとしてトラガー家の一員になれてうれしいと喜びを伝えた。てわけで彼はまたバスタブベッドのある自分の部屋に戻った。パチパチパチ。

デクランだけが納得できないようすで「ほんとのことをいえ」とカイルに迫る。デクランはカイルの秘密の一部を知っているのだ。彼はトム・ファスがトラガー家を監視していたことを知っているし、シーズン1のフィナーレでは、カイルが語った子供の頃の思い出はぜんぶウソだというのを彼にだけ教えたから。カイルはデクランにほんとのことを告白したいと思うが、トムに固く口止めされている。「水臭いぜ」と怒るデクランに「すまぬ」としかいえない。カイルは超能力があっても言い訳の能力はゼロなのであった。デクランはカイルの秘密を知ったことでものすごく悩んでいたそうである。sexも勉強も手につかないという状態であり、カイルのツレない態度にイライラが募る。

カイルは憧れのアマンダとも再会した。彼女はカイルが帰ってきてものすごくよろこんでくれたのでうれしく思う。でも彼女はチャーリィとまた付き合いだしたそうでちょっぴりハートブレイクだったりする。

ところで、前回トム・ファスが爆破したZzyzxから逃げだした女性、カイルの後継モデルはXXという。これは研究者がつけた製品番号みたいなものだが、他に呼びようがないので当ブログでもXXと呼ぶ。

ZzyzxはMADACORPという巨大企業が所有する秘密ラボだったと明かされた。MADACORPの重役、バレンタイン氏は、ラボが爆破され、XXが逃亡したという報告を聞いてエミリー・ホランダー（Emily Hollander）という女性を呼んで「さがせ」と命じた。彼女は企業の陰謀事に関わる汚れ仕事を引き受けるフリーランサーのようだ。

ラボから逃亡したXXはキャンパーを襲ってバーベキューを盗んだりしていたが、その後、町に降りてきてホームレスのような格好でそこらへんを歩き回り、港のコンテナに隠れた。町の中でカイルとスレ違うシーンがある。爆破された研究所はそんなに近所だったのか。それともハイパー能力で走ってきたんでしょうか。カイルのほうは気づかなかったが、XXのほうは自分の『兄弟（ていうか姉妹品？）』だということに気づいたようだ。

エミリー・ホランダーはコンテナに隠れていた彼女をあっさり見つけて麻酔銃をズドン。XXを捕獲した。任務完了。バレンタインは現場にきて、コンテナの壁に描かれた絵を見て驚く。それはカイルの顔だった。彼らはカイルのことをXYと呼ぶ。バレンタインは「XYは死んだ」という報告を受けていたのだ。ホランダーはふたつめの仕事をもらった。「XYを捕まえろ」

追記。弁護士に扮したブライアン・テイラーはすべて巧くいった後に「アダム・ベイリンから」といって、カイルに包みを渡した。中からリングが出てきた。なにか意味があるみたい。