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ドクターフー/Doctor Who :: 2-02 :: Tooth and Claw :: ネタバレ

transドクターフー/Doctor Who。19世紀のスコットランド。クィーン・エリザベスとウルフ伝説。英国王室の秘宝は108カラットのダイヤモンド。
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1879年のスコットランド。正体不明の修道士たちが衣を脱ぎ捨てたら、アチョーな武闘家たちに早変わり。彼らは善良な人たちを襲って館を占領する。そこにやってきたのが、ときの英国女王、クィーン・エリザベス一行。そしてドクターとローズだった。女王が到着すると、館の主人であるロバートが出迎える。彼は修道士たちに妻を人質に取られているので、女王に危険を伝えることができないでいる。女王一行は館の中をガイドツアー。ロバートの父は天才科学者で、民俗学にも造詣が深いという有名人で、彼が独自につくった天体望遠鏡を見せてもらう。プリズムが幾重にも折り重なった "state-of-the-art" な工作物にドクターは驚嘆する。ディナーの席で、ロバートは父譲りのウルフ伝説を一行に披露する。300年に渡って語り継がれた口承伝説はオオカミ男の物語。そして今夜は満月。

女王とドクターがお話に耳を傾けていた頃、修道士たちが地下のモンスターを満月にさらけだす。伝説そのままのウルフが邪気を放って立ち上がり女王を追う。コイツはじつは遠い星から来たエイリアンで、このチャンスを待ち望んでいたのだ。女王の身体を乗っ取り、英国を征服したいらしい。迫り来るウルフは壁を突き破って襲いかかってくる。このドタンバにきて、女王はもはや自分の命を断念するしかなく、でもこれだけは安全などこかに隠して欲しいのよといって、「コイヌールのダイヤモンド」を懐から取り出した。英国王室所蔵の秘宝中の秘宝であるそれは108カラットのダイヤモンドで、ドクターもローズもウルフのことを一瞬忘れちゃうくらいに美しい逸品。

※感想

意味深なラストだった。300年に渡るウルフ伝説と英国王室の秘宝、そしてエイリアン。ドクターフー独自の宇宙観だ。シーズン1から幾度となく出てきた "BAD WOLF" とつながっていて、また "Toochwood" という名称は "Christmas Invasion" で出てきたアレだし、数百年、いや数十億年もの世界をトラベルしつつ、すべての事象が意図を持ってつながっているこの物語はトリビアだらけで、細かいところを吟味しだすとますますおなかいっぱいになりそうです。geekなウォッチャーはそういうのを楽しめばいいし、そういうディティルを追うのはシンドイという方もきっと観たら楽しいと思う。

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