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ターミネーター: サラ・コナー・クロニクルズ :: 1-08 :: Vick's Chip (1) :: ネタバレ

date: 3/07 05:42

ターミネーター: サラ・コナー・クロニクルズ/Terminator: Sarah Connor Chronicles。シーズン1の8話。ネタバレ。

SPOILER!!!

ネタバレです!!!

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キャメロンは「処分しろ」といわれたT-888のチップをこっそり隠し持ったが(1-06 :: Dungeons & Dragons)、それをデレクが発見した。彼はそれをサラとジョンに見せ、キャメロンを問いつめた。「おまえはうそつきだ。レジスタンスの隠れ家をT-888に教えたのもおまえだろ」と疑った。キャメロンはいいわけした。「隠れ家の場所を教えたことはない。チップを処分しなかったのは、その中にある情報が有益だからだ。この中にはT-888の記憶がある」というのだが、ほんとうにそれだけなのかあるいは裏切りの意図があったのかは不明である。

サラとジョンはキャメロンがうそをついてたと知りムカムカしつつもこの言葉を信じたみたい。『信じた』というより『保留』というかんじか。ジョンは「君はよくうそをつくの?」と聞いてみた。「任務のためなら嘘をつくこともある」とキャメロンは答えた。「だいじなことでも?」「だいじなことでも嘘をつく」という不思議ちゃん。

ジョンはT-888のチップの中身を解析してみることにした。高性能のCPUがいるっていうんで、ゲームマニアの韓国人からクロックアップしたCPUをふたつも買った。だがうまくいかない。キャメロンによれば電圧不足だそうである。でもそれに見合う電圧を流したら解析用のCPUが焼き切れちゃうのでどうしたもんだかと思ったら「チップのすべての機能を起動しなくてよい。状況を分析するとか任務を行うといった部分はいらない」とキャメロンが助言した。つまり記憶に関する情報を抜くだけならそれだけの電圧は必要ないから、結果を見ながらちょびっとずつ上げていけばよいということか。

余談ですが、このシーンでいう "crank the juice" というのは『徐々にパワーを上げていく』という意味の慣用表現です。専門家が使ういい回しでなく、かなりカジュアルな雰囲気の表現です。町工場のオッサンの台詞とか、コンピュータマニアの台詞などによく出てきます。クルマのエンジンやコンピュータといった、ガソリンで動くもの、電気で動くものなど機械全般に対して使えますが『計測可能かつ制御可能なパワーであること』に限ります。キャメロンはこうやって人間的な会話表現を学習しているのですね。ケナゲです。かわいいー。

サラもジョンもそんなキャメロンに冷たいです。「ナニをボケーと突っ立ってるんだ?」とかよくいいますよね。もうちょっと優しくしてヤレ!とツッコミを入れつつ視聴するのがこのドラマの楽しみでもあります。

このエピの冒頭では、オーブンに入れたローストビーフがコゲちゃったのにサラが気づいてあわててとりだすというシーンがありましたが、キャメロンはその横にボケーと突っ立ってました。「そのローストビーフは18分27秒前に取り出すべきでした」とサラに教えていました。本人はサラを助けているつもりなんだと思われます。また別のシーンでは、せっせとハッキングにいそしむジョンの後ろに背後霊のように佇み、ぢーと画面を見つつ、どうでもよいような感想を述べたりしました。ジョンが「なにしてんだ?」といったら「会話をしようと思いました」というTin-manぶり。人間になりたがってる妖怪人間ベムみたいです。このときも

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