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プリズンブレイク :: 2-16 :: Chicago [2] :: ネタバレ

date: 2/10 12:16

に人が登ってるっていうんで、ヤジウマがワンサカいる。ベリックが「捕まえたよ」とうれしそうに出迎えた。マホーンはあきれてしまう。秘密裏に事を運びたいのに、この男はほんとに気が利かんなとイライラ。

警察もきた。「FBIだ」と言ってマホーンが鉄塔を登る。ハシゴの途中でピルを呑む。てっぺんに着いた。「よう、チャールズ」と声をかけたら、彼はすごく怯えていて「刑務所はもういやだ。オランダに行くんだ」という。「そりゃむりだ」と答えたら「ここに行くんだって!」とオランダの絵を見せられた。「おまえのきもちはわかる。ドンヅマリだよな。行き場ナシだもんな」と語りかけるマホーンの口調は穏やかなセラピストのよう。「おまえはいぢめられたから親を殺したんだよな。昨夜殺したヤツだって、おまえは女の子を助けようとしただけなんだよな。知ってるよ」「うーうー」「やっぱりそれはやっちゃいけないことなんだよ。ワカルだろ?」「うぅう」「でもさ、おまえの逃げ道はあるんだよ」「えええ?」

「おまえの逃げ道はある」とマホーンは繰り返しいう。だがヘイワイヤはその意味がわからない。そんなものあるわけがないと彼は思う。だがマホーンの言葉は変わらない。ヘイワイヤはだだをこねるように柵を乗り越えた。彼はとにかく捕まりたくないのだ。刑務所はぜったいいやなのだ。オランダに行きたくてたまらないのに。ヘイワイヤは死のうとするが、マホーンは彼を止めない。「いいよ。いっちゃいなよ」と穏やかな口調で後押しする。つまり『逃げ道』って死ぬってことか。

シカゴ。マイケルたちは目的のシガークラブの前にきた。ケラーマンが「おれに行かせろ」というが、これは2人の大事な仕事であるからして、マイケルは「散歩に行こうよ」とサラを誘った。道を渡り、シガークラブの扉を開けて中に入ろうとしたそのとき、マイケルがサラを呼び、短い言葉をつぶやいた。"About before, me too." この言葉はサラの胸にスーと入っていって、じわーんと溶けた。彼女はわかったとうなずいた。サラは勇気が出た。泣けるぜ。

ヘイワイヤは宙に飛んだ。その体はオランダじゃなくて、垂直真下の地面に激突。ヘイワイヤ、死亡。BGMは "Home" by Alexi Murdoch。

※感想

マイケルのラストの台詞は最高に美しい。

"About before, me too."

この語感に惚れちゃったので、エピガイの方は原文にしました。「さっきの話はぼくも同じだ」て意味になりますが、少しわかりにくいかもしれません。これはサラが列車のトイレでマイケルに語った言葉「『囚人に恋しちゃいけない』っていうルールを教わったのに」にカブってるんだと思います。つまりマイケルの方も状況は似ていて、元はといえばサラを利用した脱獄計画を練ったのにも関わらず、彼女に恋をしてしまったというマイケルの想定外。てわけで「ぼくも同じだ」に導かれる。

意を汲んで訳すなら「ルールを破ったのはぼくも同じだ」てかんじになるかなと思いますが、"About before, me too." というサラリとした語感がすばらしく、日本語にするとドンくさくなってしまう。むずかしいなぁ。

こんな短い台詞で男女の運命を表現するなんてスゴい。シビレます。このシーンのBGMがまたイイ!これとまったく同時にヘイワイヤは地面に激突死ちゅうのも泣けます。感動です。悲しいの!

ヘイワイヤを投身自殺に導いたマホーンもよかった。"You feel trapped. You got no options and caught in a situation where you have no control. I k

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