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フリンジ :: 1-02 :: The Same Old Story :: ネタバレ

date: 9/23 00:43

えていた。そして大昔に政府が行った極秘プロジェクトの話をした。

『急成長ホルモン投与型ソルジャー』の育成。英語では "cultivate soldiers" といっていた。ラボで卵子に受精させる。それは特製の成長ホルモンに浸されて大きくなる。3年間で21歳相当に成長しちゃう。短期間でピンピンの兵士を量産してしまえという極秘計画なのだった。が、この研究は不発に終わった。成長させることはできたけれど、それを止めるワザが見つからなかったからである。3年間でげんきな兵士ができても、スグにおじいちゃんになっちゃうから使えないってわけです。

ここまでは博士が語った昔の話で、次は推測。恐らくキラーはラボで産まれた急成長ベイビーのひとりである。彼は自分の老化を防ぐために、定期的にひとを殺して下垂体を奪っていたんじゃないか。病院の事件に関してはこうである。キラーは殺すつもりで娼婦を連れ込んだが、殺す前にエッチをした。受精した。ハイパーホルモンを持つ精子が受精したらば、赤ちゃんはグワーンと急成長した。またたくまに妊娠期間を通りすぎて、おなかが大きくなったんじゃないか(『スピーシーズ』のエイリアンベイビーみたい)。つまりあれは、キラー自身も想定してなかったアクシデントだったんじゃないか。彼はこわくなって逃げちゃったんだな。博士がしみじみとした口調で「コンドームも完璧じゃないからね。きみらも気をつけるんだよ」と述べた。

てかんじでいろんなことがわかってきたんだけど、結局のところ、推測だけで犯人の手がかりはゼロなのだ。オリヴィアは悔しくて、キーッとした。ピーターが「いやいや、大進展だよ。ぜんぜんむだじゃないって」と慰めたつもりだったのが、逆効果。「死んじゃった女の子にそういいなさいヨ!」とキレちゃった。横で見ていた博士は「おまえは女の子の扱いがうまいと思ってたのになぁ」と感想を述べた。

こちらはキラー。彼が隠れ家の倉庫に帰ってきたらば「クリストファー!」と呼ぶ声がする。暗闇から登場したのは、ペンローズ博士であった。「今日FBIがきたぞ。おまえは女を妊娠させちゃったんだな。もっと気をつけないといけないぞ。あとひとりだけヤレ。そうすれば助かる。慎重にな!」というわけで、クリストファーくんはペンローズ博士がラボでつくった実験物だったのである。

さて、このエピでは、オリヴィアたちはキラーを見つけるんだが、そのやり方が独創アイデアである。このドラマは毎回この種のギミックを使って事件解決するんだな。博士が犠牲者の死体をいぢくりつつ、ジュール・ヴェルヌの『The Kip Brothers』ていう小説の話をした。その中に、死ぬ瞬間に見た映像が網膜にプリントされるっていうくだりが出てくるそうである。ピーターが「それは小説でしょ」とバカにしたら「息子よ。おまえはいつから想像力を失ったのだ」と嘆くので、ピーターは話につきあってやることにした。

網膜に残された電気信号を受像できればよい。殺された女性は薬物を投与されて筋肉が弛緩した状態で死んだ。てことは、神経は死んだ直後の状態に保たれている。ゆえにこれを映像化することができる。ディスプレイモニタに映しだせるかも!ほんとにそんなことができるんかい!と思うわけだが、それをやるのに必要な光学機器のパテントを、ある企業が保有しているとピーターが明かした。それはもちろん『マッシヴ・ダイナミクス』。

オリヴィアがシャープ女史を訪ねてソレをレンタルさせてくれと頼みにいった。シャープはえらくにこやかに出てきて、気前よく願いを聞いてくれた。前回の飛行機事件のときに『マッシヴ・ダイナミクス』の名前をプレスに一切出さなかったことに対するお

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