人気ホラー作家のリチャード・キンネルは、盛況サイン会の後に医者から「癌かもしれない」と宣告を受ける。不安を抱えつつ帰宅ドライブ。その途中に立ち寄ったガレージセールで、一枚の不気味な絵に目を奪われる。女主人に絵の由来を訊くと、その絵を描いた男は「おれの身に起こっていることにもう耐えられない」というメモを残して自殺したという逸話を聞かされる。彼はその絵に心を奪われたように45ドルで購入。車の後部座席に置いてドライブを続ける。

絵の売り主の女主人はその後何者かに殺され、また、彼自身もまるで「絵に取り憑かれたような」奇怪な経験を重ねる。途中で怖くなり絵を捨てるのだが、絵は彼を追いかけてくるように彼の前に再び現れる。その都度絵の内容が変わっていて、いずれも彼の身辺を暗示する不吉な内容ばかりで、彼はますます追いつめられていく。見えない殺人鬼が絵を通じて死を暗示する。彼は運命に怯えるが逃げ場はない。

※感想

主演のトム・ベレンジャーの「おいつめられていく演技」が怖かった。端から端までダークなトーンの悪夢的映像もよかった。イヌが効果的な小道具に使われているのが暗示的だった。イヌが人間が見えないなにかを見ることができるってことは現実にあると思う。うちのイヌもときどき何もない空間を睨んで吠えているときがある。

このシリーズは1がダントツに面白くて、2、3、4はつまらなくて、この5にきてまたおもしろくなった。私の主観的な感想ですから違う人もいると思うけど。

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1-05 :: The Road Virus Heads North
aired date: 07/26/2006
Writer: Peter Filardi
Director: Sergio Mimica-Gezzan