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マスターズ・オブ・ホラー/Masters of Horror :: 2-01 :: The Damned Thing :: ネタバレ

transシーズン2のはじまりはじまり。プレミアはTobe Hooper(トビー・フーパー)で幕開け〜。
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郊外の一軒家。若い夫婦には幼い息子がいて幸せそうに暮らしている。今日は父の誕生日らしい。妻と息子が内緒でケーキを用意しているというスィートなディナーが急転直下、死の惨劇の現場と化す。なにかが父に舞い降りて、邪悪な魂が憑依。父の瞳には狂気が灯り、手にはショットガン。怯える息子の目前で至近距離から母を問答無用に銃撃。妻、即死。息子、逃げる。屋外に出た。草原をやみくもに走る。かつて父だった「なにか」がショットガンを手に彼を追いつめる。もうダメか〜と思ったところで、狂った父は不可視な物体に襲われてトラックに叩きつけられ、内臓破裂。死んだ。

あれから24年後。

惨劇を生き延びた少年は大人になり、町のシェリフになった。結婚して彼もまたひとり息子がいるが、あの恐怖体験が忘れられず、トラウマと共に生きている。夫婦は別居状態。彼はあの惨劇のあった一軒家を離れることができない。かたくなにそこに棲み続け、家の回りに複数の監視カメラを配置するという異常ぶり。妻と息子はトレーラーハウスで暮している。やがて彼の誕生日がやってくる。そして惨劇は繰り返されるのであった。

※感想

シーズン1ではトビー・フーパーは退廃と絶望の様式美を見せてくれて(3話 "Dance of the Dead")、あれは私にとってシリーズを通してのいちばんのオキニなのですが、今回のはそれを超えるというものではありませんでした。普通のホラーってかんじ。ベタというかなんというか。内臓がグニョーと出てくるところとか、あのへんなCGとかがエグかったです。

"The Damned Thing" は『悪魔の辞典』で知られるアンブローズ・ビアスの古典恐怖小説をベースに大幅な加筆&脚色された。監督トビー・フーパーは『悪魔のいけにえ』 原題 "The Texas Chain Saw Massacre"(1974年)や『テキサス・チェーンソー』原題 "The Texas Chain Saw Massacre"(2003年)等で知られる。また、本テレビシリーズのマスターズ・オブ・ホラーのシーズン1では "Dance of the Dead" をディレクションした。

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title: 2-01 The Damned Thing
aired date: 2006/10/27
Writer: Richard Christian Matheson
Director: Tobe Hooper
Story: Ambrose Bierce

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